2021-2022シーズンのレアル・マドリードのプレシーズンマッチ情報

無冠に終わってしまった2020-2021シーズンが終了し新しく2021-2022シーズンが始まろうとしている。

オフシーズンの間には、EURO2020やコパ・アメリカが開催されたり、絶対的なキャプテンセルヒオ・ラモスが退団したり、様々な選手が移籍したり加入したりと我々も情報を追うのが忙しいほど色々な出来事があった。

しかし、カルロ・アンチェロッティが就任した新チームは7月頭から既に始動している。

先日、2021-2022シーズンのラ・リーガの日程が発表され、マドリーのシーズン開幕戦は2021年8月15日のアラベス戦という事が決定した。

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目指せリーガ優勝!レアル・マドリードの2021-2022シーズンラ・リーガ年間スケジュールが発表!

つまり、開幕まで1ヶ月を切っているということ。

これからEUROやコパ出場組が合流し、アンチェロッティ率いるチームにどんどんフィットさせていく必要がある。

そして我々マドリーファンとして気になるのはプレシーズンに行われる練習試合でどのようなメンバーでどのような結果を得たのか、という事ではないだろうか。

という事でこの記事では、新生レアル・マドリードのプレシーズンマッチ情報を分かる限りで書いていこうと思う。

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2021-2022シーズンのプレシーズンマッチ(練習試合)情報

現地時間の7月5日より我らがレアル・マドリードはプレシーズン最初の練習を開始した。

フィジカル練習やボールを使ったトレーニングなどインテンシティの高いトレーニングを行っている。

チームとして練習試合を行いながら良いセッションをこなしていってるようにも見える。

そして、シーズン開幕に向けて徐々にプレシーズンマッチとして練習試合が組まれ始めた。

日程 キックオフ時間 対戦相手 試合会場 試合結果
2021年7月11日(現地時間) 午後練習にて CFフエンラブラダ シウダー・レアル・マドリード ○3-1
2021年7月18日(現地時間) 午後練習にて ラージョ・バジェカーノ シウダー・レアル・マドリード △1-1
2021年7月26日 2:00~ レンジャーズFC アイブロックス・スタジアム ●1-2
2021年8月9日 1:30~ ACミラン ヴェルターゼー・シュターディオン △0-0

これらの練習試合は、新生アンチェロッティマドリーがどのようなフォーメーションでどのようなメンバーで戦っているのかを確認するにはもってこい。

アンチェロッティはシステムに拘らない戦術家でもあることから、マドリーファンにとってはラ・リーガ新シーズン開幕に向けて先発メンバーを予想してみるのもいいだろう。

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レアル・マドリードの新監督に就任した名将カルロ・アンチェロッティの戦術と成績

2021年7月11日 vs フエンラブラダ

現地時間の7月11日にレアル・マドリードは2部練習を実施。

午前中に戦術やセットプレーのトレーニングを行い、午後にはセグンダ・ディビジョン(2部)に所属しているフエンラブラダと練習試合を行った。

練習試合ということで公式のマッチポートはないが、マドリーでセッションに参加しているほとんどの選手が試合に参加したようだ。

センターバックにはチュストが加わり、1ボランチにブランコ、ウイングの一角にアリーバスなど昨シーズントップチームでも実績を積んだ3選手が起用された。

試合は3-1で勝利し、得点者はマリアーノウーデゴールチュストとなっている。

マリアーノ、アピールは順調のようだな。笑

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2021年7月18日 vs ラージョ・バジェカーノ

現地時間の7月18日にレアル・マドリードは2部練習を実施。

クロスボールの練習と戦術練習をこなした午前中の後は、ラージョ・バジェカーノと練習試合を行った。

ラージョ・バジェカーノは昨季セグンダ・ディビジョン(2部)を6位で終了するも昇格プレーオフで勝ち上がり3シーズンぶり8度目の1部昇格となったチーム

ラ・リーガの舞台でも激突する相手との練習試合は1-1で引き分けで終了したそうだ。

マリアーノが負傷の影響もあり欠場したということで、起用されたのはカスティージャのラタサ

そのラタサがペナルティエリア内で倒されると、そのPKをイスコが決めた。

チュストのオウンゴールにて失点してしまったというものの、負けない試合運びができているのは及第点。

バスケスも復帰し、そのパフォーマンスはアンチェロッティを唸らせるほどのものだったとか。

今後のパフォーマンスにも期待だ。

2021年7月26日 vs レンジャーズFC

日本時間7月26日の朝2時からキックオフとなった今シーズン最初のプレシーズンマッチ、レンジャーズFC戦

スティーブン・ジェラード率いるレンジャーズFCはマドリーよりも早く始動しているチーム。

対するマドリーは先日EUROに出場した選手たちが戻ってきたばかりということもあり、メンバーはセッションに最初から参加していたメンバーとカスティージャの選手たちを中心に組んだメンバーでレンジャーズのホームであるアイブロックス・スタジアムに乗り込んだ。

試合展開としてはロドリゴが早々にカウンターから先制点をゲット。

相手はホームということ、そしてクラブ創立150周年記念ということでファンの後押しを受けていただけに最初のカウンターを決めきるロドリゴは流石の一言だった。

これまではヴィニシウスやアザールの存在もありロドリゴは右で先発することが多かったが、左でもプレーできることを短時間で証明。

マドリディスタの中でもロドリゴの左ウイングを待望している人も多かっただけにこの結果はファンにとっても嬉しい結果となった。

そんな中で不安点はマルセロ

左サイドバックとして出場したマルセロだったが、ことごとく相手に左サイドを突破されるなど守備力の問題点が浮き彫りになる形となった。

そのマルセロを今までカバーしてきたラモスの凄さを感じる結果にもなり、わかってはいたものの、新キャプテンのマルセロは左サイドバックとしては使えないかもしれない。

後半からはミゲルがサイドバックに入り、ポジションを1つ前にしたマルセロ。

後半の方が明らかにパフォーマンスは良かった。

マルセロはサイドバックではなく、1つ前のポジション、もしくはウイングで攻撃的な選手としてプレーするしか選択肢はないかもしれない。

ミゲルはこの試合で高評価できる選手の1人だっただろう。

安定したプレーで攻守を支える働きを見せてくれたと思う。

彼のトップ昇格を心から願っている。

後半に入り、良い流れを作っていた中で失点してしまったこと、ナチョの退場により数的不利となったことで生まれたスペースをつかれ逆転を許してしまうなどアンラッキーな部分もあったが負けは負け。

カスティージャのヒラモランテドトールなどを起用するなどしたが、好印象なプレーを見せた!とまでは言えないだろう。

個人的には、終始ハイプレスを貫いたマドリーの戦い方は嫌いではない。

そして、イスコが最後までそのハイプレス戦術で走り切ったのはデカいと思った。

イスコはプレー面では確かにまだまだやれるとは思うが、まずは90分間ハイプレスをかけることができるコンディションであることが分かっただけでも大きい。

まだまだプレシーズンも始まったばかり。

ウーデゴールもヨビッチもパッとした印象を持つことはできなかったが、これからどんどんコンディションをあげていってくれることを願う他ない。

そして、次回予定されているACミランとの試合ではおそらくEURO組も合流してると思うので、どんなチームになっていくのか非常に楽しみだ。

まだ悲観する必要は全くない。

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2021年8月9日 vs ACミラン

2021年8月9日に行われたレアル・マドリードのプレシーズンマッチ第2戦、vsACミラン

開幕前の最後の試合ということで、メンバーがそれなりに戻ってきた中でアンチェロッティがどのような戦いをするのか注目の一戦だ。

そんな中でメンバーに招集されたのは上図のメンバー。

コンディション調整中のカルバハル、アザール、ベンゼマ、怪我で療養中のクロースやコロナ陽性と診断されたオドリオソラ、東京五輪に出場していたスペイン代表3名、そして久保などは招集外となった。

この試合の注目はなんと言ってもこの試合がデビュー戦となるアラバ。

様々なポジションをプレーできるということで起用ポジションが注目されていたが、アンチェロッティはアラバをセンターバックで起用した。

中盤にはアンカーにカゼミロ、インサイドハーフにモドリッチとACミランが獲得を狙っているというイスコが起用。

3トップには今季マドリーでの成功を誓うヨビッチとマドリーで久々の対外試合となったベイル、そして今季こそシーズン通して活躍をしたいロドリゴが起用された。

この試合を一言で表すなら

マドリー今季めっちゃいいサッカーしそう!!

である。

試合展開としてはいきなりピンチの連続となってしまったが、その後は徐々に落ち着きを取り戻し試合をコントロールしたマドリー。

そんな中でコンディションの良さが際立っていたのが、イスコ、ベイル、ヨビッチの3人だ。

いや、正直言うと、コンディションが悪い選手なんて誰一人いなかったように見えたのだが、この3人に関しては予想以上に良かった。

まずイスコに関しては体がすごく軽そうに見えて、攻守にしっかりと走ることができていた。

攻撃では持ち味のドリブルやキープ力で相手をいなしながらチャンスメイク、守備では自陣ゴール前まで戻って奪取するなど昨シーズンとは見違えるようなプレーを披露。

これもピントゥス効果なのか、今季にかける意気込みなのか分からないが、おそらく観戦していたマドリディスタはみんな

このイスコなら今季マドリーで見たい!

って思ったことだろう。

放出候補の一人で、ミランとの試合は「就活」だなんて言われていたイスコだが、アンチェロッティの元で再生してしまうかもしれない。

そして、ベイルもインパクトを残した一人だ。

前半のみのプレーとなったが、その前半で見せてくれたベイルのプレーは賞賛に値する

精度の高いクロスボール、仕掛ける姿勢、シュートの意識、そして何よりスルーパスに抜け出して相手を置き去りにしたシーンは圧巻だった。

結果は、たまらず相手DFから倒されてPKを獲得。

ベイルが復活の狼煙をあげるゴールをゲット!!と思われたが

いや外すんかーい!!笑

ええてw

それはヴィニシウスの十八番やて←(笑)

目に見える結果という形ではアピールできなかったが、最もベイルがマドリーで活躍していた時代の監督でもあるアンチェロッティの目の前で素晴らしいパフォーマンスを残したと言えるだろう。

アンチェロッティはベイルを主力で使うことになんの疑問も持つ必要は無くなったと思う。

そしてマドリディスタの中でも実は期待しているファンが多いのがルカ・ヨビッチだろう。

これまではベンゼマの牙城を崩せず中々試合に出ることができなかった。

その為フランクフルトにレンタルで移籍してしっかりと結果を残してきた。

そんなヨビッチも放出候補の一人となっていたわけだが、本人はマドリー残留を希望

ここでやれる!ってのを見せたいと意気込んでいたが、この試合では彼の本当の価値を見せてくれたと思っている。

まず際立ったのはポストプレー

相手を背負った状態での展開力やボールを収めて味方の上がりを待つプレーは思わず

それそれぇ!!

って言いたくなるほど。

何よりもボールを受けるタイミングが完璧で、持ち前の足元の技術もしっかりと見せてくれた。

あとはゴールだけ決めれれば、ベンゼマのバックアッパーとしては十分な働きを見せてくれるはずだ。

このように、イスコ、ベイル、ヨビッチの3人のパフォーマンスは誰が見ても

めっちゃ良い!

って言えるほどの出来で来季に向けての明るいニュースとなったことは間違いない。

そして、デビュー戦となったダビド・アラバに関してはもう拍手だろう。

マルセロが積極的な上がりを見せる中、後ろのできたスペースはしっかりとカバーリング、ボールを散らして相手を交わすこともできれば、相手のボランチ脇までボールを運びビルドアップ、隙を見て駆け上がりミドルシュートを狙うシーンも見せてくれた。

前半だけのプレーとなったが、アラバにはラモスやヴァランとはまた違うタイプの安心感というか、違うセンターバック像というものを見せてもらった気がする。

フリーキックの場面ではキッカーも務めたアラバは、新シーズンで確実に中心選手としてマドリーの勝利に導いてくれるだろうと確信できた。

後半開始からは、クルトワ→ルニン、ヨビッチ→マリアーノ、ベイル→ヴィニシウス、マルセロ→ミゲル、カゼミロ→ブランコ、アラバ→ミリトンを投入。

60分にはモドリッチ→ウーデゴール、69分にはロドリゴ→アリーバス、70分にはバスケス→マルビン、84分にはイスコ→チュストを投入し、GKのロペス以外の全員が出場した。

後半の印象を言うなら、センターフォワードってマジで大事だなってこと。

正直感想としては、マリアーノ何してんねん!って感じだ。

とにかく前線で収まらないこと、無駄なファールが多いことでリズムは完全に崩れた。

モドリッチが下がったあとは特に顕著でウーデゴールも試合から消えていた。

84分にイスコが下がるまではイスコとミゲルとヴィニシウスでしか期待できないほどで見ていて眠くなる試合。

あんだけ前半スピーディな攻撃を見せてくれていて、あっという間の前半だったのに後半は正直単調だった。

それでもそんな中でカスティージャ勢は期待の持てるパフォーマンスを見せてくれたと思う。

ブランコやミゲルは即トップチームに昇格させてもいいと思うくらいのクオリティは見せてくれていたし、ヴィニシウスも積極的に仕掛けて攻撃のリズムを変えようと頑張っていたと思う。

ヴィ二に関してはもう少しシュートに持っていく姿勢が欲しいなって感じたけど、まぁコンディションやキレは相変わらずすごかったので今後に期待。

少し心配なのはウーデゴール

ん〜何からコメントすればいいか分からないほど関われてなかった気がする。

モドリッチに代わって入ったこともあってその差は明らか

もっとできる選手だと思うんだけど…

何がそうさせてるのかは僕は正直分からなかった。

右ウイングでウーデゴールを見てみたいなって気持ちにもなったかな。

とにかく、前半に比べて後半は少し全体のスピードが下がり、チャンスらしいチャンスといえばアリーバスが上にふかしてしまったボレーくらいか。

試合はスコアレスドローということで勝利することはできなかったが、アンチェロッティからしたら色んな選手を試すことができて良いプレシーズンマッチになったのではないだろうか。

これからまた合流する選手もいるし、開幕が楽しみだ。

これは余談だけど、マドリディスタはもうマルセロのことをあまり好きじゃないんだろうなって思った(笑)

マドリーの左サイドバックといえば今やメンディやミゲル、そしてアラバも候補に上がってくるとは思うが、昨日のパフォーマンスだけ見たら別にマルセロは叩かれるようなプレーはしていない

そりゃ攻撃の際に仕掛けるのでボールを取られるシーンもあったし、背後を取られるシーンもあったが、それはミゲルも同じ。

ミゲルはルニンが好セーブを見せてくれたシーンでは中でボールを取られてしまうという、一番やってはいけないことをしている。

それでも、マドリディスタはそれについて誰も言っていない。

それは流石に良くない。

「それは経験の差だ」って言うなら、じゃあミゲルよりマルセロの方が良いプレーをしている。

僕は今後の為にもミゲルが左サイドバックをやることがチームのためになるとは思っている派の人間だが、昨日の試合でミゲルではなくマルセロを叩こうとは全くもって思わない。

もうそれはただマルセロが嫌いなだけ。

ルニンがポテンシャルを見せてくれずにあのシュートが入ってしまっていたら…?

ミゲルは少なからず戦犯になっていた。

今のマドリディスタの雰囲気は、それでもミゲルを擁護する雰囲気になってた気がする。

それって違うんじゃないの?ってだけ言って終わりにしよう。

Hala Madrid!

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