1月10日に行われたラ・リーガ第18節CAオサスナ戦では枠内シュートたったの1本と全く震わなかった我らがエル・ブランコ。
そんな雪の中で行われた試合から中4日でスーペルコパ・デ・エスパーニャの会場マラガにあるラ・ロサレダに乗り込んだ。
ラ・リーガ第19節として2020年12月16日に振替で行われた前回の対戦では、ベンゼマが2ゴールを挙げ3-1で我らがレアル・マドリードが勝利している。
ということで、早速2021年1月15日に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャ準決勝アスレティック・ビルバオ戦のマッチレポートを報告していこう。
スターティングメンバーとフォーメーション
前日の試合に行われた同じく準決勝のバルセロナ対レアル・ソシエダはPK戦までもつれる接戦となったがバルセロナが辛勝。
決勝で伝統のクラシコ対決となる可能性が高まったことで、マドリディスタに限らずスペインのサッカーファン、いや、世界のサッカーファンはこう思ったことだろう。
クラシコが見たい!!
ってことで、レアル・マドリードには絶対に勝利して頂かなくてはならない。
という訳で世界のサッカーファンの期待を背負い、絶対に負けられない一戦に挑むレアルのスタメンとフォーメーションはこんな感じだ。
前回のオサスナ戦からのメンバー変更はなし。
いつもの4-3-3のフォーメーションで戦うということだろうが、前回の試合で全く仕掛けなかったアザールに不安が残る。
今回は雪じゃないのでどんどん仕掛けてくれるのかな、なんて期待しちゃってたりして。
それにしても、控えメンバーにも有能なメンバーがいるだけに少しスタメンのレパートリーの少なさを感じてしまう。
しかし、勝てばいいのです。
我々はタイトルを手にしたいのですから!!
スターティングメンバーは以下の通り。
# | レアル・マドリード | アスレティック・ビルバオ | # |
1 | ティボ・クルトワ | ウナイ・シモン | 1 |
4 | セルヒオ・ラモス | アンデル・カパ | 21 |
5 | ラファエル・ヴァラン | ウナイ・ヌニェス | 3 |
23 | フェルランド・メンディ | イニゴ・マルティネス | 5 |
17 | ルーカス・バスケス | ミケル・バレンシアガ | 24 |
14 | カゼミロ | オスカル・デ・マルコス | 18 |
8 | トニ・クロース | ウナイ・ベンセドール | 27 |
10 | ルカ・モドリッチ | ダニ・ガルシア | 14 |
11 | マルコ・アセンシオ | イケル・ムニアイン | 10 |
9 | カリム・ベンゼマ | ラウール・ガルシア | 22 |
7 | エデン・アザール | イニャキ・ウィリアムズ | 9 |
監督 | ジネディーヌ・ジダン | マルセリーノ・ガルシア | 監督 |
試合データ
項目/チーム名 | レアル・マドリード | A・ビルバオ |
得点 | 1 | 2 |
ボール支配率 | 71% | 29% |
シュート数(枠内) | 21(6) | 8(4) |
パス本数 | 667 | 280 |
パス成功率 | 89% | 70% |
ファール数 | 9 | 16 |
イエローカード数 | 2 | 3 |
レッドカード数 | 0 | 0 |
コーナーキック数 | 6 | 4 |
オフサイド数 | 3 | 1 |
得点者 | カリム・ベンゼマ(73分) | ラウール・ガルシア(18分・38分PK) |
ダレブラMarca紙の評価とA・ビルバオ戦の感想
評価(10点中) | レアル・マドリード | コメント |
5.5 | ティボ・クルトワ | 何回かファインセーブで救ってくれるトワ!!でも2失点。 |
5.5 | セルヒオ・ラモス | 守備よりも攻撃の方が印象残ってる。 |
4.5 | ラファエル・ヴァラン OUT’45 | いた?後半は家の鍵閉めたか不安で帰ったらしい。 |
5.0 | フェルランド・メンディ | 右足がおもちゃってことが分かった。 |
1.0 | ルーカス・バスケス | お前なんやねん。 |
5.0 | カゼミロ | 攻撃はうんちだけど守備ではピンチをブロック。ほれ見ろ!って顔してた。 |
6.0 | トニ・クロース | パス・サイドチェンジ素晴らしい。シュートうんち。 |
6.0 | ルカ・モドリッチ OUT’67 | 俺の方が強いアウトサイドシュート打てるわ!ってツッコませてもらった |
7.0 | マルコ・アセンシオ | 個人的MOM。シュート意識素晴らしい。けど決めて。髭剃れ。 |
6.0 | カリム・ベンゼマ OUT’87 | ゴールを決めておにぎりからゴマ団子にグレードアップ。 |
5.0 | エデン・アザール OUT’67 | 仕掛けろや。カットインしろや。なにわろてんねん。 |
5.5 | ナチョ・フェルナンデス IN’45 | もうすぐ誕生日だね。プレゼント、ナチョスでいい? |
5.5 | フェデリコ・バルベルデ IN’67 | 投入直後にキーパスで貢献。合格。 |
5.5 | ヴィニシウス・ジュニオール IN’67 | 足速すぎて自分でこけるのやめて? |
0 | マリアーノ・ディアス IN’87 | VARの間ピッチにいただけ。なんもしてない。 |
5.5 | ジネディーヌ・ジダン | 次の試合スタメン変えなかったらお前坊主な。 |
えー…
スーペルコパ敗退決定である。
決勝クラシコ対決ならず。
一発勝負に強いと言われているビルバオだけにやっぱり侮れなかった。
A・ビルバオ戦の感想を一言でまず述べさせてもらうなら…
ビルバオに圧倒された90分
だろう。
後ろからしっかりパスを繋いでいこうという意識が強いレアル・マドリードに対して、ビルバオは終始ハイプレス。
序盤はキーパーのクルトワまでプレスをかけにくるくらいだった。
思ったのが、ビルバオの9番ウィリアムズが速いこと速いこと。
ゴール裏の観客席までプレスかけてた。
クルトワも余裕ぶっこいてたけど、内心絶対焦ってた。
っていうかあと10cmくらいで触られてゴール入ってたと思う。
「そんなに速いトワ!!」
って言ってたもん。
とにかくセルヒオ・ラモスも追いつけないほどのスピードだった。
そのハイプレスに押されてかなり低い位置でのパス回しが目立ってたレアルだが、なんだかんだでアザールがファーストシュートを打ったり、モドリッチが打ったり、エリア外ではあったがシュートは打てていた。
しかし!!
今回も説教部屋に連れて行きたいのはルーカス・バスケス。
他にも何人か連れて行きたいが今回は特にバスケス。
なんか相変わらずバタバタしてるなって思ってたらついにやってくれた。
お前それ何で出してんねん?
ってくらいのしょうもないパスミスをカットされると、そのまま失点。
なんかこんなことは言いたくないのだが…
嫌いになりそうである。
見てる自分も思わず「えっ!?」って言ってた。
確かにハイプレスで押されてたけど、そんなにハマった!って状況ではなかった。
何回ハイライトを見ても、ボールを逃すなら近くにカゼミロがいたので無理するような状況でもなかった。
カゼミロも「えっ!?」って言ってた。
カットした後の相手のスルーパス、ラウール・ガルシアも流石の落ち着きって感じだったけど、完全にバスケスのせい。
カゼミロはビルドアップに参加させないってことを忠実に守ったってこと?
だとしても臨機応変さが足りないよバスケス。
あんなミスするなんて俺の方が上手いんじゃないかな?
あ、まぁ、それはないか。
しかーーーし!!!
今回のバスケスはまだまだ止まらない。
今度バスケスに教えてあげようと思う。
相手をエリア内で引っ張って倒したらPKになっちゃうんだよって。
ルール知らなかったんだと思う。
まずクロスボールを後ろに逸らすってのもやっちゃいけないし、その後の対処も流石にまずい。
近くにいた選手も含めてほぼ手をあげて呆れてたよ。
ビルバオの選手も呆れてたんじゃないかな。
結果、ラウール・ガルシアに素晴らしいPKを決められて前半は2-0で終了。
ハーフタイムでジダンがバスケスを交代しなかったら髪の毛刈り取ってやろうって決めてた。
そしたら、ナチョが後半に向けて用意してるのが見えたので安心した。
なんだジダン分かってるじゃん。と。
後半は右サイドバックに堅実なプレーができるナチョがいれば守備も安心だ!と。
第4審判が掲げるボードをよーく見ると、
IN→6 OUT→5
あ、そうそうそうそう…
最近ね、バスケス背番号を変えt…
ヴァランと交代なのぉー!!??
バスケスは90分フル出場し敗退に大貢献した。
ジダンの馬鹿野郎って。
とは言っても、ここまで失点に直結したバスケスをボケなしでいじってきたが、なにもバスケスだけが悪かったわけではない。
やっぱり全体的に体が重かったように見てて感じた。
本当に勝ちたい?って感じてしまうほど。
マドリードに帰れないままの移動で疲れてるのか、なんなのか知らないが、ミスが多いし、1歩目の出足が遅れてるように見てとれた。
アザールはエリア内での絶好のチャンスでパスを選択するし、ボールを持っても相変わらず仕掛けない。
アザールのポテンシャルにかけるのは良いが、ここ最近のプレーではなんの脅威にもなれていない。
これではスタメンで出る選手を変更した方がいいと思う。
これまで色々と言われているが、アザールと交代したヴィニシウスは交代直後のファーストプレーでどんどん仕掛けていた。
プレー自体は失敗に終わったが、この仕掛ける姿勢がかなり重要だし効果的だったはず。
もう少し早い時間帯に出て来ていたら面白かったのではないかと感じさせるプレーだった。
そして、何よりも唯一レアルファンを安心させてくれたのがアセンシオの好調さだ。
アセンシオは唯一この試合で相手の脅威になれていた。
ドリブルで積極的に相手に仕掛けていたし、サイドからクロスを上げたり、ポジションをどんどん変えながら相手に的を絞らせなかったと思う。
シュートも何本打ったんだろう?ってくらい狙っていたし、ポストも2、3本直撃する惜しいシュートもあった。
ただ決めてくれ。
こんな日もあるかって感じだけどね。
ベンゼマもオフサイドの時に限って決めるよね。
とにかく、ボール支配率はそんなに悪くないが、どっちかと言ったら回させられてる感じで、相手は攻める守備で本当に統率されていた。
ハーフラインを超えたらしっかりブロックを作ってるし、少しトラップが乱れようもんなら激しくチャージング。
確かにビルバオが良かったってのもあるかもしれないが、今回の試合は我らがエル・ブランコが悪かった。
レアルも状態が良い!ってなったら可能性を感じるけど、今回に関してはレアルが悪いもんだから誤審起きろ!とかとしか思わなかったのが正直な感想。
とにかく次回の試合はスタメンなのか戦術なのか色々変えないと今季無冠で終わってしまいそうで怖い。
次回の試合はコパ・デル・レイでCDアルコヤーノと対戦。
2部のチームなので終盤はなかなか起用できてない選手を出場させるくらいの余裕と勢いで勝って欲しい。
負けたら笑えないぞ。