フェデリコ・バルベルデのプレースタイル、特徴とは?レアルの中盤を担う新星ハードワーカーを解説!

チームの高齢化がたびたび問題視されてきている我らがレアル・マドリード。

そんなエル・ブランコの中盤を長年支えてきているのがドイツ代表トニ・クロースとクロアチア代表のルカ・モドリッチ、そしてブラジル代表のカゼミロだ。

彼らの攻撃センスと献身性は世界トップクラスと言っても過言ではない。

しかし、そんな「黄金の中盤」に割って入っている若手選手がいる。

それがウルグアイ代表にも選出されている22歳フェデリコ・バルベルデだ。

レアルにはさまざまな若手選手がいるが、これぞまさに絶対に手放してはいけない存在だと言われている。

「パハリート(小鳥)」というあだ名を持つバルベルデの何が凄いのか?

今回は、フェデリコ・バルベルデのプレースタイルと特徴についてとことん解説していく。

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フェデリコ・バルベルデのプロフィール

 

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本名 フェデリコ・サンティアゴ・バルベルデ・ディペッタ(Federico Santiago Valverde Dipetta)
国籍 ウルグアイ
生年月日 1998年7月22日(22歳)
身長 181cm
体重 78kg
利き足
ポジション MF(OMF/CMF/DMF)/DF(CB)
背番号 クラブ:15/代表:15
着用スパイク Nike Mercurial Superfly VII Elite
経歴 CAペニャロール(2015-2016)/レアル・マドリードB(2016-2017)/デポルティーボ(2017-2018)/レアル・マドリード(2018-)
年俸 €2,756,000(3億4725万6000円)/週給€53,000(667万8000円)

同胞のウルグアイ代表のストライカーで現在アトレティコ・マドリードに所属しているルイス・スアレスからも「バルベルデは化け物」と称賛を受けているフェデリコ・バルベルデ

世代交代を図っている我らがレアル・マドリードの未来を背負っていると言っても過言ではない存在だ。

夢中でボールを蹴った幼少期

そんなバルベルデはウルグアイの首都でもあるモンテビデオで生まれた。

家族の誰もがサッカーに関わっていない家庭で生まれた彼が現在のようなサッカースキルを身につけたのは2歳の頃から始まっている。

家の中にあったミニサッカーゴールに向かって黙々とボールを蹴り込んでいたんだとか。

当時はこれがただの2歳の遊びだと思っていたが、まさかこれがビッグクラブでプレーするまでの才能になるとは思いもしなかっただろう。

スポーツ教育をするアカデミーに入ったバルベルデは、6歳までは公式の試合に出る事はできず、非公式の試合でプレーした。

しかしその頃から才能を発揮していて別のアカデミーと非公式試合でゴールを決めるなど活躍。

5歳の頃には彼のその才能をアカデミー側が認め、年上の6歳やそれ以上の年齢の子たちとプレーする機会が与えられた。

まだ5歳だったバルベルデだが、優勝したチームを助ける活躍を見せた。

そして、サッカー選手になりたいという夢を持ったバルベルデ少年の願いを叶えるべく両親はできるだけのことをしようとサッカーシューズを探す所から始めた。

他の子に比べて昔は足が小さかったらしい。

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シャイな少年が国を背負うようになる

そして10歳の頃にモンテビデオにあるサッカークラブ、ペニャロールのトライアルを受けることを決心。

彼は非常にシャイでトライアルを受けにきている子供たちが集まっている所から少し離れて木に持たれていたらしいが、いざプレーが始まるとペニャロールのコーチ陣は即入団を決めたそうだ。

一緒に来ていた母親に「素晴らしい教育をしてくれてありがとう」とまで言ったんだとか。

このエピソードを見ていると小さい頃に何をさせるかって本当に大事だと感じる。

それからのバルベルデの成長は著しく、加入して2年後にはウルグアイ代表U-15に選出

その後は各年代の代表に選ばれるなど評価をどんどん高めた。

ウルグアイの英雄との出会い

2015年には、ウルグアイ代表として戦ったU-17の南米選手権で、U-17FIFAワールドカップ出場は逃したものの選手権の得点ランキングでは2位となる7ゴールを決めるなどチームの中心選手でもあった。

それらの活躍を受けて欧州の多数のクラブが目を付けていたが、2015年5月に我らがレアル・マドリードへの加入が内定した。

しかし、FIFAの規定により18歳になるまで国外移籍ができなかった為、18歳になるまではペニャロールに残る必要があった。

そんな時彼にとって大きな出来事が起きた。

元ウルグアイ代表で日本でもプレーした経験のあるディエゴ・フォルランとの出会いだ。

2015-2016シーズンにペニャロールに加入したフォルランはバルベルデの父親的存在になり、彼と色々なことを話したそうだ。

サッカーをしているウルグアイ人からしたらアイドルのような存在。

彼からプロとしてやサッカー選手としての「一生懸命働くこと」「謙虚になること」を教わった17歳のバルベルデは、チームのアカデミーを卒業。

トップチームに昇格すると1年間フォルランと同じチームでプレーし、見事2015-2016シーズンの優勝トロフィーを掲げることになった。

フォルランは1年でチームを去ったが、当時プロ駆け出しだったバルベルデに与えた影響としては十分だっただろう。

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レアル・マドリードへの加入とレンタル移籍

そして、18歳になった2016年にレアル・マドリードに正式に加入し、移籍1年目はカスティージャ(Bチーム)に登録された。

ペニャロールでは中盤の攻撃的ポジションでもあるトップ下でプレーしていたが、レアル・マドリードに加入してからはより守備的なポジションでもあるボランチやセンターミッドフィルダーにコンバート。

時にはセンターバックさえもプレーするなどユーティリティーさも兼ね備えている

加入1年目の成績としては30試合に出場し3得点1アシストといきなり中心選手として活躍。

そして、2017年に開催されたU-20FIFAワールドカップでは3位決定戦に敗れてしまうも、なんとバルベルデ自身はシルバーボールを獲得。
(シルバーボール:大会最優秀選手に送られるゴールデンボールの次に得票数を得た人に贈られる賞)

改めて世界にその才能を知らしめることになったが、その活躍を見たレアル・マドリードはもっと経験を積ませようと武者修行のために同じくラ・リーガ1部のデポルティーボへのレンタル移籍を発表した。

当時はこの決定にかなりショックを受けたバルベルデだったが、逆に年上で経験豊富な選手たちをどうやってプレーするかを考えるいい機会になったようだ。

2017-2018シーズンの第3節でトップリーグデビューを飾ったバルベルデはシーズンを通して24試合に出場

得点などの数字に残る記録は残していないものの、19歳にして1部トップチームの中盤でこれだけの試合に出れるだけでもすごい。

とは言ってもチームはこの年に2部へ降格。

たった1年だったが2018-2019シーズンからは我らがレアル・マドリードに復帰した。

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黄金の中盤に割って入る存在へ

当時の監督はソラーリ。

ソラーリといえばカンテラ出身の選手を多く起用することで知られており、バルベルデもその例に漏れなかった。

復帰1年目でいきなりリーグ戦16試合に出場すると、2年目となった2019-2020シーズンではリーグ戦33試合に出場して2得点5アシスト

黄金の中盤と言われる経験豊富なモドリッチやクロースなどを押しのけて徐々に出場機会を増やしているだけでなく、グラナダ戦では2ゴールを決めて勝利に貢献するなど、マドリディスタ(ファンの総称)からも日々評価を高めている。

2020-2021の今シーズンではバルセロナとのクラシコでは先発に名を連ねるとそのままクラシコ初ゴールを決めるなどチームの中心になりつつある。

あのジダンも「試合の度に成長している彼のプレーを見るのが楽しくてしょうがない」というほどの逸材で、「欲しかったポール・ポグバがウチにいた」と移籍が噂されているもなかなか実現しないマンチェスターU所属のポール・ポグバを引き合いに出した事もあった。

レアルに復帰してから3年目のシーズンでもあるバルベルデだが、ここ最近では出場機会をかなり増やしていて今のレアルにおける重要なピースの1つになっている。

フォルランも言っていた。

バルベルデは長い間レアルファンを楽しませてくれる存在になるだろうと。

これからもウルグアイから来たパハリート(小鳥)に期待したい。

フェデリコ・バルベルデのプレースタイル

 

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ここ最近で徐々に試合出場回数を増やし、中盤の序列に変化を生み出しているフェデリコ・バルベルデ

元イングランド代表でリバプールで長年活躍したスティーブン・ジェラードが彼のロールモデルだそうだ。

そんな彼のプレースタイルがよく分からないって人の為にバルベルデのプレースタイルや特徴について解説していく。

僕が思うバルベルデを語る上で欠かせないポイントは以下の通りだ。

  • 豊富な運動量
  • 縦への推進力
  • 献身的なプレー
  • 攻撃センスの高さと足元の技術

それでは1つずつ解説していく。

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豊富な運動量

まずバルベルデを語る上で欠かせないポイントは豊富な運動量だ。

バルベルデはとにかく走る。

そしてどこにでも顔を出すことが出来る、ボックス・トゥ・ボックスの選手だ。

ボックス・トゥ・ボックスの選手とは自陣のペナルティエリアから相手のペナルティエリアまで走り回る選手のことを言う。

つまり攻守で活躍できる選手のことだ。

先ほども書いたが、本人がロールモデルとしているスティーブン・ジェラードも豊富な運動量で攻守にわたって活躍してきた選手。

攻撃の時は中盤から相手のペナルティエリアまで入ってきてチャンスを演出、守備の時は自陣のペナルティエリアまで戻って守備に徹することが出来る。

バルベルデのプレースタイルは基本的にこの豊富な運動量がないと実現しないとでも言っておこう。

レアル・マドリードにはなかなかこういうタイプの選手はいない。

だからこそ、チームの為に長い距離を走り、ピッチを縦横無尽に走り回ることが出来るバルベルデは監督の信頼を勝ち取っているのだろう。

縦への推進力

そしてバルベルデは縦への推進力に優れた選手だ。

前にスペースがあればとにかく前へボールを運ぶ。

その躍動感たるや見ている僕らでさえ気持ちが良いほどだ。

また元々は攻撃的な選手だった事もあり、ドリブルの技術も優れているのがバルベルデ。

ドリブルで前へ一気に運び、シュートを打つ事もあれば周りを生かすパスを出したりする。

相手からしたらバルベルデの前のスペースを警戒しなければならず、だからと言ってそればかり警戒していたら周りの選手がフリーになってしまう。

彼がいるだけで攻撃を活性化させることができ、相手の守備陣を撹乱することが可能だ。

ボールを持って前にボールを運べる選手は貴重、しかし、それを1試合ずっとやるのは中々のスタミナが必要。

しかし、彼はやっている。

90分間続けてプレーできるのも全ては豊富な運動量のおかげだろう。

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献身的なプレー

バルベルデはとにかく豊富な運動量を生かして献身的なプレーをする選手

攻撃でも守備でもとにかくチームの為に一生懸命に戦える選手だ。

バルベルデがチームにいるだけで味方は安心するだろう。

例えば、攻撃の場面でもフリースペースを見つければ積極的に走り込む

たとえボールが来なくても何度でもスペースに向かって走り込む。

サッカーをしたことがある人ならわかると思うが、このオフ・ザ・ボールの動きというのは地味だが実はめちゃくちゃ大事な技術。

相手の守備陣からしたら走ってくる選手を気にしない訳にはいかないのでどうしてもそっちに気が散る。

すると攻撃の選手はそれを囮に使う事もできるし、実際にパスを出す事もできるので攻撃の選択肢が広がるので有効な技術だ。

だが、中盤から長い距離を走り、それを何度も繰り返すのはかなり疲れる。

だが、先ほども言った通り、バルベルデは豊富な運動量で90分間そのプレーを続ける。

そして、バルベルデの強みの1つでもある守備

味方がボールを取られた後の攻守の切り替えは目を見張るものがある。

何よりも相手選手への寄せがかなり早い。

中盤を走り回り、ボールホルダーに素早く寄せる。

例え逆サイドだろうと構わず寄せて、粘り強い守備でボールを奪い取る。

豊富な運動量とスピードで守備範囲もかなり広い

それがバルベルデだ。

レアルファンならみんなが覚えているだろう。

バルベルデがチームの為に自分を犠牲にしたスーペルコパ決勝のアトレティコ・マドリード戦のこのプレーを。

中々こういう事はできない。

でもバルベルデは失点するくらいなら自分の1試合出場停止って感じで悪質ではあるがチームを助けた。

「戦術的なファール」「プロフェッショナルファール」としてMVPにも選ばれたプレーだ。

結果、ピンチを脱したレアルはPK戦を制して優勝。

僕はこのプレーで一気に好きな選手の一人になった。

ファンとしてもチームメートとしてもバルベルデの献身的なプレーには助かっている。

攻撃センスの高さと足元の技術

そしてバルベルデは攻撃センスに優れている選手だということも忘れてはならない。

彼は運動量が豊富なプレーに注目されがちだが、というか僕もここまでそう書いてきているが、まず足元の技術が素晴らしい

これは完全なる主観だが、ボックス・トゥ・ボックスの選手は前にボールは運ぶがしなやかさはあまり感じられない。

しかしバルベルデは先ほども少し書いたが、前に運んでいくドリブルも南米選手だからなのかしなやかさがある。

相手からしたら彼を止めるのも簡単ではないはずだ。

そして何よりバルベルデは短中長距離のパス精度にも非常に長けている

その為、モドリッチやクロースが現在務めているようなビルドアップにも参加できる選手だ。

そんなビルドアップ力も彼の魅力の1つだろう。

ボールを奪った後にサイドに展開したりするシーンはバルベルデの代表的なプレーと言っても過言ではない。

また、エリア周辺でボールを持てばコースを狙ったシュートやパワフルなシュートも叩き込む事もできる。

2020-2021シーズンのエル・クラシコでバルベルデが決めたゴールに全てが詰まっているだろう。

素晴らしいフリースペースへのランニング、落ち着いたシュート、彼の攻撃センスの高さは間違いなく彼の特徴の1つだ。

レアルの将来を担うトータルに優れる選手

 

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フェデリコ・バルベルデの事を表す時に頻繁に使われる「トータルに優れる」という表現。

攻撃面においてはドリブル、パス、シュートを高いレベルでこなすことができ、守備面でも泥臭い仕事も厭わず走り回り、肉弾戦でも負けない強靭なフィジカルと粘り強い守備でボールを奪取。

足元の技術だけでなく豊富な運動量を生かした、中盤に求められる全てのプレースタイルを持っているのがフェデリコ・バルベルデだ。

  • 豊富な運動量
  • 縦への推進力
  • 献身的なプレー
  • ビルドアップ力
  • 攻撃センスの高さ
  • 足元の技術の高さ

これが現在中盤で定位置を確保し始めている理由の一つでもある。

これは我らがエル・ブランコにとって良い事でしかない。

新しい戦力が出てきたことはチーム内の競争力が上がり全体のレベルの底上げになる。

そして何より、ベテラン勢を休ませることが出来るということだ。

長年レアルの不動の中盤として牽引してきたモドリッチは35歳、クロースは30歳、カゼミロは28歳だ。

世界でもトップレベルのプレーをすることができる選手なのは重々承知しているが、特にモドリッチはもう35歳。

カゼミロも替えがきかない選手としてフル稼働させていた。

しかし、バルベルデがいればもう安心だろう。

もちろん、彼にも欠点がない訳ではない。

守備の時に激しくいくのはいいが、少々ファールが多い

カードこそたくさん貰うタイプでは無いが、そこはこれからどんどん改善していってほしい。

冷静に相手の出方を見て掻っ攫う守備はカゼミロやモドリッチから学ぶといいだろう。

そしてパスを散らす足元の技術は持っているが、相手の状況を見て左右に散らすのはまだまだ改善の余地がある

相手にコースを限定され、そのまま相手にひっかけてしまうシーンもある。

これは取られる場所によっては致命的だし、何より中盤の選手として致命的だ。

そこら辺は、クロースのようなパサーやモドリッチのような視野の広さを参考にして学んでもらうといいだろう。

バルベルデはまだまだ成長途上の選手。

徐々に出場機会を得ている小鳥が、大鳥になる日を我々ファンは楽しみにしておこう。

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