【動画有り】レアル・マドリード vs セルタ(2021.09.13 21-22ラ・リーガ第4節 )マッチレポート

ラ・リーガ第3節のベティス戦はカルバハルの豪華なボレーで1-0と勝利した我らがレアル・マドリード

復帰したカルバハルがゴールを決めたこともあり、チームにとってもかなり大きな勝利となった。

そして約2週間の代表ウィークを終えて迎えたラ・リーガ第4節はセルタと対戦。

しかも今節は、我らがエル・ブランコのホームスタジアムでもあるサンティアゴ・ベルナベウでの凱旋試合だ。

この記念すべきに負けるわけにはいかない。

ということで、早速2021年9月13日に行われたラ・リーガ第4節セルタ戦のマッチレポートを報告していこう。

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スターティングメンバーとフォーメーション

第3節のベティス戦はかなりインテンシティの高い試合だったこともあり、負傷者が増えている中で勝ち点3をゲットしたことはかなりデカい。

リーグ戦が始まってから未だに負けていないということでチームの調子は決して悪くないといっても良いだろう。

そんな今回の相手は今季未だ勝つことができていないセルタ

ラ・リーガを見ている人であればセルタが下位に沈むようなチームではないということを理解しているとは思うが、今季初勝利をマドリー戦で挙げさせるわけにはいかない。

しかもリニューアルされたサンティアゴ・ベルナベウで行われる試合となれば尚更だ。

ということで絶対に勝利で飾りたいセルタ戦のレアル・マドリードのスタメンとフォーメーションはこんな感じ。

今節の試合の前にマドリディスタにとっては色々とザワザワする事件が起きた。

それが、

怪我人が増えてきている

ということだ。

その中でもアラバとベイルの負傷がかなり痛い。

代表ウィーク明けということもあり一番恐れていた事態が起きたというような感じ。

ベイルに関しては

お前またか?おぉこら?

って思った人も多いのではないだろうか(笑)

最悪、ベイルはウイングの選手が沢山いるので補えない事はないけどアラバは痛い!

と思いきやそんなに大事には至っていないようで一安心。

次回の試合には復帰できるそうだ。

ちなみにヨヴィッチは胃腸炎になってしまったんだとか(笑)

辛いよな胃腸炎←

そして今回のメンバーで注目すべきはカマヴィンガが名を連ねているということ。

電撃的に加入した18歳のデビューがあるかどうかも注目だ。

スタメンに関しては、マルセロが復帰したことで左サイドバックはマルセロが起用されるのでは?と言われていたが、アンチェロッティは前節でも好パフォーマンスを披露したミゲルを起用

アンチェロッティにとってのファーストチョイスがミゲルであることがうかがえる。

これまではベンゼマとベイル、そしてもう一人にアザールかヴィニシウスが起用されてきていたが、ベイルが負傷したことによってアザールとヴィニシウスが同時起用された。

前節の試合は負傷で欠場していたモドリッチが戻ってきたことで、イスコはベンチに出戻り(笑)

やはりマドリーで今モドリッチに勝てる選手はいないってことだろう。

それに負傷から徐々に復帰を果たしていると言われているクロースが戻ってきた時にどのような布陣になるのか、それはそれで楽しみである。

ってな感じでマドリーは挑むわけだが、一方で4-4-2で挑んでくるセルタは守備組織がしっかりとしているチーム。

ということでいかに相手のブロックを崩してチャンスを作ることができるか、がポイントになってくるだろう。

しかし、今季まだ複数得点を取ることができていないとはいえ、イアゴ・アスパスを中心とした攻撃陣も舐めるわけにはいかない。

つまらない失点をせずにチャンスをモノにしたい。

ってことでセルタ戦の両チームのスターティングメンバーは以下の通り。

# レアル・マドリード セルタ #
1 ティボ・クルトワ M・ディトゥーロ 1
2 ダニ・カルバハル  H・マジョ 2
3 エデル・ミリトン N・アラウホ 4
6 ナチョ・フェルナンデス J・ムリージョ 24
35 ミゲル・グティエレス J・ガラン 17
14 カゼミロ R・タピア 14
10 ルカ・モドリッチ B・メンデス 23
15 フェデリコ・バルベルデ D・スアレス 6
7 エデン・アザール F・セルビ 11
20 ヴィニシウス・ジュニオール I・アスパス 10
9 カリム・ベンゼマ S・ミナ 22
監督 カルロ・アンチェロッティ E・コウデット 監督

試合データ

項目/チーム名 レアル・マドリード セルタ
得点 5 2
シュート数(枠内) 15(11) 11(4)
ボール支配率 60% 40%
パス本数 613 413
パス成功率 88% 82%
ファール数 8 16
イエローカード数 2 3
レッドカード数 0 0
オフサイド数 3 0
コーナーキック数 7 3
得点者 ベンゼマ(24’/46’/87′)/ヴィニシウス(55′)/カマヴィンガ(72′) ミナ(4′)/セルビ(31′)
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ダレブラMarca紙の評価とセルタ戦の感想

評価(10点中) レアル・マドリード コメント
 8.5 ティボ・クルトワ ベルナベウで100試合のクリーンシート達成できないトワ!って開始4分でいってたな。
8.0 ダニ・カルバハル  首の太さどうなってんねん。後頭部と同じ太さやんけ。
 7.5 エデル・ミリトン 足長すぎてまた抜かれちゃったね!ってばか!ヘディング後ろに逸らすのもばか!
 7.5 ナチョ・フェルナンデス 代表でもやってアスパス仲良いのにあんだけ削って気まずくないの?笑
 8.5 ミゲル・グティエレス OUT89′ ベンゼマへのアシストのボールエロすぎ。ミゲル・グティエロス。
 7.5 カゼミロ ちょ、露骨にパスミスひどくない?あと、露骨にスピードで振り切られてるのやめて?笑
 8.5 ルカ・モドリッチ OUT79′ OUTする時に観客が手を仰いでたけど、そんなに暑かったの?
 8.0 フェデリコ・バルベルデ  ウイングやったりインテリオールやったりお前はマドリーの菅田将暉か!っは!
 8.5 エデン・アザール OUT66′ 俺はお前に期待している。どう考えてもサッカーが俺より上手いから。
 10.02 ヴィニシウス・ジュニオール OUT89′ どうしちゃったの?すごく頼もしいじゃん。1vs1ワクワクしちゃうじゃん!
 10.05 カリム・ベンゼマ ハットトリックおめでとう!どうせストーリー、ミシンにしちゃうんだろ?てかヒゲ、暑くない?
 8.5 エドゥアルド・カマヴィンガ IN66′ デビューして点も決めておめでとう!でも俺みたいなトラップミスしないで?←
7.0 マルコ・アセンシオ IN79′ リバプール行くってまじ?日本代表も沈めて南野も沈めに行く気?嫌いになるよ?好きだけど。
6.0 マルセロ IN89′ あの少ない時間帯では何も見せれないよな。けどいつか君の力は必要になる。頑張れ丸世路。
5.0 ロドリゴ・ゴエス IN89′ 終了の笛なった後テーピングをピッチに捨てたのを俺は見ているよ。減点。
 9.0 カルロ・アンチェロッティ マルセロとロドリゴに気を使える感じ、ほんと名将って感じだな。トラップミスいじられてたけどね、解説陣に。トラミしたから減点な。

これまで数々の栄光と激闘を重ねてきた我らがホームスタジアムのサンティアゴ・ベルナベウでの凱旋試合

やっと!という気持ちを持っている人がほとんどだとは思うが、僕は試合開始前の映像を見て「そうそうこれこれ!」って気持ちになった。

やはりこれまで使用していたアルフレッド・ディ・ステファノスタジアムとは一味違う。

試合開始前にはセレモニーなども行われていたようで(レジェンドが沢山いたということでその模様も見たかった)、会場のムードは最高潮。

コロナの関係や工事の関係で人数を制限しているとはいえこの歓声の中でプレー出来る選手達はもちろんだろうが、テレビの前でもこの歓声の中観戦できる自分がすごく嬉しくなった。

絶対に負けるわけにはいかない!

ってことでそんなエル・ブランコのラ・リーガ第4節となったセルタ戦を一言で表すなら…

どうしちゃったのぉぉ!?

である。

もう今回の試合はどうしちゃったのぉ!?だらけ。

こんだけ凱旋試合だ、スタジアム新しくなりました、っていってるのにだよ?

開始4分、失点。

馬鹿野郎。

この試合はクルトワの100試合目のクリーンシートがかかってたのよ。

クルトワもサンティアゴ・ベルナベウで達成する為に義務失点してきたのよ←それは違う

なのに開始4分に失点て。

しかも、何が悪いとか誰が悪いとかも指摘できない、なんかごちゃごちゃした失点なのよ。

いつの間にか相手の前にボールがあってミリトンの足の間を抜けていったシュートがネットを揺らす。

これぞまさに

どうしちゃったのぉ!?

である。

開始早々失点してしまったマドリーだったが、ゲーム自体は完全に支配。

支配率も70%を超えるくらいの時間帯があったほどだ。

ベンゼマはもちろん、相手のハーフスペースでアザールがボールを積極的に受けて展開。

そこで絶好調のヴィニシウスがガンガン仕掛けてチャンスを演出する。

そんな中でチームを楽にさせてくれたのは、

カリム・ベンゼマである。

やはりこの男だった。

バルベルデの折り返しをダイレクトボレー。

スライディングしてきた相手の手前でワンバウンドしたシュートは相手GKの手の届かない場所へ吸い込まれていった。

ボックス内に入るタイミング、ボールを足に当てる技術、コース、全て完璧のゴール

「さすが」の一言で済ます方が褒め言葉になるのかもしれない。

しかし、この日のマドリーはどうしちゃったのぉ!?現象が続く

1失点目以降常に主導権を握っていたマドリーだったが相手に縦パス一本を入れられる一気に状況が逆転。

左サイドを完全に突破され、簡単に失点を許してしまう。

最初はヒールに当てたシュートでポストに当たり、跳ね返ってきたところをそのまま押し込まれた。

文字にするとたまに見る光景のような気もするが、映像で見ると一瞬すぎて、

「え、入ったの?」

って感じ。

あ、ごめん間違えた。

どうしちゃったのぉ!?

って感じ。

リプレイで見ると、相手もよく跳ね返りに反応したなって感じではあるが、なんのこっちゃ分からないうちに再度突き放されることになった。

その後もマドリーは主導権を握りながら相手ゴールに迫るも中々相手ゴールを割ることが出来ず前半終了。

堅守セルタの本領発揮に、早起きして観戦したみんなの中には最悪な月曜日の朝を想定した人もいたかもしれない。

しかし後半開始早々にまたもやあの選手が救ってくれる。

カリム・モスタファ・ベンゼマだ。

我らがマドリーのエースがドブレーテを達成。

相手のマークを振り切り、正確なヘディングシュートでいきなり同点ゴールを決めてみせた。

このゴールに関してはベンゼマの技術も素晴らしいのだが、ミゲルのクロスボールの質が高い

ミゲル・ハイクオリティ・グティエレス

と呼ばせてもらおうと思う。

回転をかけてGKから逃げていきながら、ベンゼマの頭にストンと落とすボール。

それでいてクロスボールのスピードが丁度良い。

100点のセンタリングだったと思う。

ってことで2-2の同点としたマドリーは勢いそのままに逆転したいところだ。

そしてここでマドリディスタ全員が声を揃えた事件が起きる。

ヴィニシウスの覚醒だ。

昨シーズンのマッチレポートでも散々書いてきたことではあるが、ヴィニシウスといえば、「相手を抜きまくってもゴールを決めない」という十八番ボケを持ちネタとしていた選手だ。

ドリブルでGKと1vs1になるまでは100点なんだけどシュートは絶対に入らない。

何度も朝に

「いや決めへんのかぁい!!」

って叫ばせてもらった選手だ。

そんなヴィニシウスがベンゼマのスルーパスに反応し、自慢のスピードで相手を置き去りにするとGKと1vs1になった。

そこでヴィニシウスは何をしたと思う?

相手GKの重心を見てコロコロと右隅に転がしたのだ。

どぉぉぉうしちゃったのぉぉぉぉ!?!?!?

いや、今季のヴィニシウスは一味違うな、とは思っていましたよもちろん。

これまでの3試合で3ゴールも決めてるからね。

もうその時点で昨シーズン越えなんだから。

でも、これだけは確実に言えることがあるのよ。

たまたまではない。

確実にシュートが上手くなっている。

というか、冷静に相手GKを見ることが出来ちゃってるのよ。

この試合でもコーナーキックからヘディングシュートしたり、ドリブルで持ち込んでシュートを打ちにいったり、とにかく全てがキレキレ。

そんな中であんなに冷静に流し込んじゃうなんて加入してからヴィニシウスを見てきたマドリディスタとして感激だ。

サンティアゴ・ベルナベウまで見にきた観客のもとに走っていって喜びを分かち合いたいだろう!

さぁ感情を爆発させたまえ!

あ、あれ?ヴィ、ヴィns…

はい、イエローカード。

馬鹿野郎。

コロナ感染症対策の関係で色々とルールが厳しくなってるっつーのに、観客席までピョーン!じゃないんだよバカたれ。

うわぁ跳躍力ありますね!

じゃないんだバカ。

無駄なカードをもらってしまったとはいえ、逆転ゴールは逆転ゴール。

崩し、シュート共に完璧なゴールだった。

そしてここで、マドリディスタ待望のイベントが発生。

それが

カマヴィンガのマドリーデビュー

である。

移籍市場の土壇場でマドリーにやってきた18歳の超新星MFのカマヴィンガ

好条件のオファーが実は他にもあったがマドリーを選んだという彼のマドリーに対する愛情はマドリディスタの全員が知っていることだろう。

交代したのはアザールだったが、アザール自体のパフォーマンスは全然悪いことはなかった

むしろコンディションは良い状態にあると思うし、失わないボールコントロールやドリブル、常にボールに絡むことが出来ている運動量を見てもやはり彼には期待したい。

そしてそのアザールと代わって入ったカマヴィンガが期待に応える。

なんと…

マドリーでの初ゴールをゲット。

持ってるなー!(笑)

9割モドリッチのゴールだけどね!ってあえて言わせてもらうけど、それでもあの位置にポジショニングを取ったことがモドリッチのドリブルコースを作ったと言える。

そしておこぼれを押し込むだけ。

スタジアムに観戦した人は素晴らしい瞬間を見ることが出来て羨ましい。

決めた後の勢い的に「また観客席いっちゃう!?」って思ったけどそこはヴィニシウスみたいにアホじゃないのでいかないよね←

カマヴィンガの笑顔もこりゃまた最高だけど、ドリブルでほとんど完結させたモドリッチの表情もまたよかった。

モドリッチ36歳がドリブルで持ち込んでシュートまでしてこぼれ球を18歳のカマヴィンガが押し込む。

36歳と18歳。

決めて喜んでいる18歳を柔らかい表情で遠くで眺める36歳。

素敵だぁぁ!!!

なんか時代が受け継がれる瞬間というか、そういうのを見た気がした。

ゴール以外のカマヴィンガの印象としては、やはりボールを触れて動かせる選手だなということ。

前でも後ろでも常にボールの近くにいる選手で、それこそボックストゥボックスタイプ

モドリッチが下がった後は、カゼミロの横でボールを受けては捌くというシンプルなプレーでリズムを作り、守備も積極的にアタックしていた。

トラップミスとパスミスと2回連続でミスした時は、そう簡単にはいかないか!って思ったけど、徐々に慣れていったような印象。

最終的にはピッチ中央で先輩方のフォローを借りながらではあったけど、堂々とプレーしていた。

これからに期待したいと思わせてくれる選手だ。

そしてこの日のマドリーはまだ終わらない。

きっかけを作った選手は…

ヴィニシウス・ジョゼ・パイション・デ・オリヴェイラ・ジュニオール

だ。

もうマジでどうしちゃったの!?って本当に思うんだけど、プレーが堂々としてる。

本当にネイマール2世だなって思わせてくれた。

ボックス内で1vs2の状況になるとヴィニシウスはなんと勝負を選択。

相手を揺さぶるだけ揺さぶって抜け出したヴィニシウスを相手は倒してしまうしか出来なかった。

結果はもちろんPK

その後のヴィニシウスの表情を見れば、コンディションが絶好調すぎることを物語っている。

キッカーは決めればハットトリックとなるベンゼマ。

ベンゼマといえばマドリディスタの間ではドブレーテした後の3点目は中々…っていう評判の選手。

ハットトリックチャレンジ!なんて言われていじられている(笑)

そんなベンゼマが蹴るPKの行方は…

エグコースに蹴り込んだ(笑)

ありゃとれん(笑)

凱旋試合で見事ハットトリックを達成したベンゼマ。

やはりこういう部分も持ってる選手は違うなって思う。

スターってこういうとこあるよね。

その後もアンチェロッティサッカーの哲学でもある攻撃的サッカーを続けたマドリー。

終盤にはミゲルとヴィニシウスにかえて、マルセロとロドリゴを投入

アンチェロッティらしい采配といえばそうである。

気使えるなぁ。さすがやなぁ。

最後の最後までミリトンがシュートを打っていくなど点を取る姿勢を見せたがそれ以上はスコアは動かず。

5-2でベルナベウ凱旋試合を見事勝利で飾った。

次回は、ついにこの時期が!って感じではあるが、9月16日(木)の4時からUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第1節インテルと対戦。

初戦の会場はインテルのホーム、サンシーロだ。

昨シーズンはベスト4までしか到達できなかったCL。

リーグ戦はもちろんだが、CLも是非ともタイトル獲得を狙っていこう。

ってかこのメンバーなら意外といけるべ。

ってことで、

Hala Madrid!!

試合ハイライト動画

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