ここ5試合で5勝と波に乗っている我らがレアル・マドリード。
前回のチャンピオンズリーグベスト16のアタランタ戦でもメンディのスーパーゴールでなんとか勝利を得る事ができた。
イタリアの地からホームのエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノに戻ってきて迎え撃つのはレアル・ソシエダ。
我らがエル・ブランコは直近のリーグ戦5試合で4勝1敗だが、レアル・ソシエダは5試合で3勝2分と負けていない。
生え抜きの選手が活躍するチームで、順位も現在5位につけているということで決して油断ができる相手ではない。
ということで、早速2021年3月1日に行われたラ・リーガ25節レアル・ソシエダ戦のマッチレポートを報告していこう。
スターティングメンバーとフォーメーション
なんだかんだで2月の公式戦全てを勝利で終える事ができたレアル・マドリード。
負傷者が続出し、ジダンの解任危機という絶体絶命のピンチから見事なV字回復を見せてくれている。
そんな中で今回はリーグ5連勝を目指して挑むレアル・ソシエダ戦。
スペイン人で知らない人はいないであろう司令塔ダビド・シルバを中心に攻撃的なサッカーを見せている。
日本ではレアルといえば我らがレアル・マドリードだが、スペインではレアルと言ったらソシエダ。
なんか知らないがダービーのような気分になるそんな試合のレアル・マドリードのスタメンとフォーメーションはこんな感じだ。
試合前にTwitterを見ているとあるニュースが飛び込んできた。
負傷離脱していたロドリゴ、バルベルデ、マルセロ、オドリオソラが怪我から復帰しトレーニングに参加しているのだ。
ロドリゴに関しては絶好調ぶりを見せつけてくれた。
Tamo de volta hein! haha 😂👀
Muy contento por volver con mi equipo!! 🤩⚽️👀 @realmadrid pic.twitter.com/dotSGs7kNW— Rodrygo Goes (@RodrygoGoes) February 27, 2021
上手すぎて引く←
首位のアトレティコ・マドリードが今節勝利しただけに、ここは勝って食らいつきたいところ。
しかも次節はマドリードダービーということでなおさらだ。
前回0トップという形でフィットしていたイスコを今節は左ウイングで起用。
決定機を幾度となくものにできなかったヴィニシウスはベンチスタートだ。
センターフォワードにはマリアーノを起用したがウーゴ・ドゥロの方が個人的には合う気がする。
いずれにしてもベンゼマ不在が痛すぎる!
久々にベンチメンバーもトップチームらしくなったということで、ジダンも試合の中で色々な戦術を試してくるに違いない。
中盤はいつもの3人、守備陣は前回のアタランタ戦と変わらない4人を起用。
もはやバスケスがサイドバックでスタメンなのは当たり前になってきた。
攻撃的でポゼッションもうまいチームなだけに、こちらもボールを保持してチャンスを逃さないようにする必要があるだろう。
今回のキーポイントは、先制点を取って主導権を握れるか、に限る。
マリアーノそろそろ結果残せ。
ってことでレアル・ソシエダ戦の両チームのスターティングメンバーは以下の通り。
# | レアル・マドリード | レアル・ソシエダ | # |
1 | ティボ・クルトワ | A・ロミロ | 1 |
6 | ナチョ・フェルナンデス | A・ゴロサベル | 18 |
5 | ラファエル・ヴァラン | I・スベルディア | 5 |
23 | フェルランド・メンディ | ロビン・ル・ノルマン | 24 |
17 | ルーカス・バスケス | N・モンレアル | 20 |
14 | カゼミロ | A・ゲバラ | 16 |
8 | トニ・クロース | M・スビメンディ | 36 |
10 | ルカ・モドリッチ | ポルトゥ | 7 |
11 | マルコ・アセンシオ | ダビド・シルバ | 21 |
22 | イスコ | M・オヤルサバル | 10 |
24 | マリアーノ・ディアス | A・イサク | 19 |
監督 | ジネディーヌ・ジダン | イマノル・アルグアシル | 監督 |
試合データ
項目/チーム名 | レアル・マドリード | レアル・ソシエダ |
得点 | 1 | 1 |
ボール支配率 | 60% | 40% |
シュート数(枠内) | 20(3) | 6(2) |
パス本数 | 574 | 396 |
パス成功率 | 88% | 82% |
ファール数 | 6 | 10 |
イエローカード数 | 0 | 1 |
レッドカード数 | 0 | 0 |
コーナーキック数 | 13 | 4 |
オフサイド数 | 2 | 2 |
得点者 | ヴィニシウス(’89) | ポルトゥ(’55) |
ダレブラMarca紙の評価とレアル・ソシエダ戦の感想
評価(10点中) | レアル・マドリード | コメント |
8.0 | ティボ・クルトワ | あんなコースに飛んでくるトワ!って顔するなよ。 |
8.5 | ナチョ・フェルナンデス | ジダンばりのマルセイユルーレット見せてくれたな。ノリノリだな最近。 |
8.0 | ラファエル・ヴァラン | 日本の高層ビル建築技術かよ!ってくらい安定感すごいな。は? |
7.0 | フェルランド・メンディ | マーク外してごめんディ!クロス上げずに誠にすいまメンディ! |
8.5 | ルーカス・バスケス | 延長オファー断るとかテメェお母さんにチクるぞ坊主。良いプレーしやがって。 |
8.5 | カゼミロ | 俺のシュートを止めてミロ!!っていうのはいいけど枠内にいれようぜ。 |
8.0 | トニ・クロース | 左から右へ、受け流してたね。ドイツ人選手最多出場おめでとう。 |
8.0 | ルカ・モドリッチ OUT’76 | 最近審判に怒ること多くない?一番サッカーうまい更年期おじさん |
6.0 | マルコ・アセンシオ OUT’61 | とりあえずマルコ(丸く)収まるだけじゃダメなんだよ、アタッカーは。 |
8.5 | イスコ OUT’61 | めっちゃイスコしてたな。てかジダンに少しは毛分けてあげなよ。 |
6.5 | マリアーノ・ディアス OUT’61 | お前がゴール入っちゃってどうすんだよバカタレ |
7.5 | ウーゴ・ドゥロ IN’61 | 相手の頭ヘディングしてたけど鼻骨大丈夫?ドゥロドゥロになってない? |
9.0 | ヴィニシウス・ジュニオールIN’61 | 途中相手をひきづりながら走るのネタかと思ったよ。スローにすんのやめぃって感じだよな。 |
8.5 | ロドリゴ IN’61 | おめでとう!マッチレポート初登場だよ!そこぉぉぉぉ!? |
8.5 | フェデリコ・バルベルデ IN’76 | 久々に見たけど、痩せた?ヒョロすぎない?カゼミロがデカすぎ? |
8.0 | ジネディーヌ・ジダン | 後半最初からアセンシオとマリアーノを代えないあたり。サッカーは上手いのになぁ← |
今回の試合はレアル・マドリードファンの我々からしたら明るいニュースが飛び込んできた。
それが、
怪我人が数名復帰した事
である。
トップチーム所属選手が少しでも復帰したことは今のエル・ブランコにとってかなり大きい。
しかもディフェンス、ミッドフィルダー、フォワードとバランス良く一気に戻ってきてくれたのもポイント。
ジダンは各ポジションでオプションが増えることになる。
そんな中でもとりあえずカルバハルのように怪我が再発しないようにすることが大事。
そしてそのメンバーで首位のアトレティコ・マドリードを追撃するのだ!
ってことでラ・レアルとの重要な一戦を一言で表すなら…
あぁぁんカゼミロぉぉん!!!
である。
とにかくカゼミロのシュートが入らない試合だった。
上位進出に向けてソシエダにとっても負けられない試合となった今回は、序盤からお互いに高い位置からプレスをどんどんかける展開。
初っ端からあまりにも飛ばす展開だったので、どっちかがミスしたら速攻ピンチだな…なんて思っていたのだが、
どっちもプレスかわすの上手すぎ問題
最後の部分でボールが収まりきらない展開ではあるものの、さすがは上位対決。
モドリッチやクロースも上手いが、ソシエダのダビド・シルバとオヤルサバルもめちゃめちゃうまい。
前半も半分を過ぎるとマドリーが徐々にポゼッションを高めていくのだが、ソシエダも虎視眈々とチャンスを窺い前に出る。
それにしてもソシエダはしっかりと意識統一されていて、ボールをロストした後の守備への切り替えが非常に早い。
そして逆にボール奪取した後の攻撃への切り替えも早かった。
このトランジションの速さはここ最近マドリーが戦ってきた下位相手にはなかなかなかったということもあり、見ているこっちもかなりハラハラしてしまった。
とはいえ、それはさすが我らがレアル・マドリード。
経験豊富な選手達が冷静に処理をしていく。
特にナチョ・カゼミロは相手の攻撃を次々とシャットアウト。
相変わらずのパフォーマンスレベルの高さを見せつけてくれた。
そして今回の試合は、二列目三列目の選手達の追い越しが非常に多かったように思う。
これは先に点を取りたいという事なのだろうが、見ていて攻撃の厚みを感じた。
いつも通りサイドバックはもちろん、ナチョやクロースが前線の選手を追い越すシーンもあったくらいだ。
そんな中1個思った事がある。
イスコやっぱバチくそうめぇ!
イスコってこれまでなんでベンチにいたんだろ?ってくらいうまくて、コンディションも今良い状態なんだろう。
ボールは取られないし、ドリブルはキレキレだし、アイデアが突出してるし、髭は濃いし。
レベルの高さを改めて感じた試合だった。
そして、右サイドバックを務めたバスケスは本当に無尽蔵なんだなってくらい運動量が豊富で今回の試合何キロ走ったのか気になる。
マリアーノがクロスに当てたヘディングシュートもバスケスがクロスを上げたのだが、最近はクロスの質も上がってきている気がする。
むしろ、あんだけ低い位置から走ってきて敵陣深くまで上がってあれだけのクロスを上げれるのだからバスケスはやっぱすごい。
顔は中学生みたいだし、なんか契約延長オファーを拒否してるとかで生意気だなって思うけど、やっぱりマドリーの選手なんだって感じた。
一体何本クロスを入れたんだろう。。
そんなこんなで一進一退の攻防が繰り広げられた前半はスコアレス。
何本かあった決定機を決めきれなかったのが悔やまれるが後半に期待しよう!!
後半55分、失点!
馬鹿野郎って。
大きな展開からクロスを上げられファーサイドに走り込んでいたポルトゥにヘディングシュートを決められてしまう。
確かにヘディングシュートも上手かったがメンディの戻りが遅くなった。
だから、スピードのでる高級車をアタランタ戦の決勝ゴールのご褒美に買ったのかな?
ってばか。
速い高級車買ってる場合じゃないんだよ。
自分が速く戻りなさいよ。
気持ち程度にピョーン!ってジャンプしてんじゃないよほんとに。
ごめんディ!っていうメンディを高級車で走り去る姿を見てみたいわ。
なんとか現象みたいな。
ええねんそんな事は!!
ここまで4試合連続でクリーンシートを記録してきたクルトワだったが久しぶりの失点。
絶対に落としたくない試合でもあるマドリーはここで3トップを一気に3枚替えに踏み切る。
- イスコ→ヴィニシウス
- マリアーノ→ウーゴ・ドゥロ
- アセンシオ→ロドリゴ
個人的にはイスコはまだ代えなくて良いと思ったが、他2人はしょうがないだろう。
これについては後で書く。クソが。
この交代策は見事にはまり、チームに勢いもたらしていた。
投入直後から相手のゴールを何度も脅かす動きを見せた3選手。
攻勢をかけるも点がなぜか入らない。
カゼミロに関しては本人もガッカリするレベルで全くシュートが枠に行かない。
この時点で4~5本目くらいだ。
そこでさらにジダンはモドリッチに代えてバルベルデを投入。
公式戦8試合ぶりの登場だ。
そしてこの交代が功を奏す形になった。
ロドリゴ、バルベルデ、バスケスの3人で右サイドを完全に制圧したのだ。
何本も惜しいシュートが続く中、大体チャンスが生まれるのは右サイド。
そして、パスワークで右サイドに流れルト、バルベルデのヒールからバスケスが抜け出すとグラウンダーのクロス!
そしてそこの飛び込んできたのが、
ヴィニシウス・ジュニオール!!!
ここ最近、精度の悪さを指摘されてシュートも決まっていなかったヴィニシウス。
今回の試合が100試合目の出場ということで自身の記録に花を添える事ができた。
相手に当たってゴールに吸い込まれたが、当たってなかったら枠外だったかもしれない。
正直ね←
でも気持ちで入れたゴールだった気がする。知らんけど。
今回は気合が違った気がした。
流れは完全にマドリーになったのでもう1点入れて奇跡の逆転があるかも!!
って思ったが、試合はこのまま終了。
1−1で痛み分けになった。
そして今回、僕が説教部屋に連れて行きたいのは…
カゼミロとアセンシオだ。
まずはカゼミロに関しては愛と鞭だ。
守備での貢献度は常に素晴らしいし今回も何度も助けられた。
しかし。
シュートが入らないねぇ!?
これまで数々のピンチをゴールという形でも救ってきた選手だが、今日は枠内に行ったシュートないんじゃないかな。
本人も「今日は俺の日ちゃうなぁ。」って言ってたもんね。
シュート練習をもうちょっとしましょう。
そして、アセンシオ。
お前は本当にうまいなこのやろう!!!
ボールタッチ、ドリブル本当にうまい。
しかし
シュートを打てバカたれ!
横パス、バックパスばかりでは相手の脅威には一切ならない。
ロドリゴが怪我明けで入って今回のパフォーマンスを見せてしまったら、ファンはみんなロドリゴを推すだろう。
ロドリゴのように縦に速く仕掛けて自らエリア内に侵入しないと全然怖くない。
その点、ロドリゴは連携を使いながら自ら惜しいシュートも打っていた。
次回のマドリードダービーではアセンシオの名前をスタメンで見ることはできないと思う。
ベンチからやり直せ。
スタメンだったらジダンにポケベル送っとくわ。
次回の試合はラ・リーガ第26節でアトレティコ・マドリードと対戦。
今回の引き分け、A・マドリードの勝利で差は開いてしまったがなんとか勝利してもう1度可能性を信じたい。
舞台は敵地ナポリタンだ。
あ、
敵地メトロポリターノだ。