マリアーノ・ディアスのプレースタイル、特徴とは?リヨンから凱旋復帰した現代的ストライカーを解説!

我らがレアル・マドリードのセンターフォワードといえばカリム・ベンゼマ。

不動の背番号9番として長年エル・ブランコの攻撃を牽引している。

その為、期待されて新しく加入するセンターフォワードもなかなか出場機会を得ることができないままチームを去ることが多いのも現実。

そんな中、フォワードとして徐々にジダン監督の信頼を集めている選手がいる。

それが、背番号24を背負うドミニカ共和国代表マリアーノ・ディアスだ。

レアル・マドリードの下部組織で着々と成長を遂げ、出場機会を求めて移籍したフランスリーグの強豪リヨンでブレイクしたマリアーノ。

今回は、そんなリヨンから凱旋復帰した現代的ストライカーマリアーノ・ディアスのプレースタイルや特徴についてとことん解説していく。

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マリアーノ・ディアスのプロフィール

 

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本名 マリアーノ・ディアス・メヒア(Mariano Díaz Mejía)
国籍 スペイン/ドミニカ共和国
生年月日 1993年8月1日(28歳)
身長 180cm
体重 75kg
利き足
ポジション FW
背番号 クラブ:24/代表:-
着用スパイク Nike Mercurial Vapor XIV
経歴 レアル・マドリードC(2012-2014)/レアル・マドリードB(2014-2016)/レアル・マドリード(2016-2017)/オリンピック・リヨン(2017-2018)/レアル・マドリード(2018-)
年俸 €7,384,000(9億3038万4000円)/週給€142,000(1789万2000円)

あのクリスティアーノ・ロナウドも特別な才能を持っている選手と認めたというマリアーノ・ディアス

そんなマリアーノが生まれたのはバダロナというスペインのカタルーニャ州に位置する都市。

父親は純スペイン人で母親はドミニカ共和国出身なんだとか。

ドミニカ共和国の血が入ってるとは正直僕も知らなかった。

マリアーノがまだ幼い頃、小さなクラブでサッカー選手としてプレーしていた祖父と一緒に過ごすことが多かったというおかげもあって、マリアーノは徐々にサッカーをするようになり、そしてそれが生活の一部になった。

マリアーノは兄といつどこにいてもサッカーをするようになっていた。

祖父と兄がいなければマリアーノは誕生していないと言っても過言ではないだろう。

そんな彼の母親は、マリアーノが壁にボールを蹴ることでできる汚れと、ソファをゴール代わりにしていたことに非常に悩まされていたそうだ。

新しいソファを買ってもまたバラバラにされてしまうので、マリアーノと兄が成長するまでは絶対にソファは買わないと決めていたんだとか。

好きなことを好きなだけさせたマリアーノ母の勝ちだろう。

2002年、マリアーノがまだ10歳の時、フットボーラーとしての人生が始まる。

RCDエスパニョールの下部組織に入団したのだ。

当時から最大の長所とされていた持ち前のスピードボールを持った際の突飛的なアイデアを持っていたマリアーノ。

当時は41ゴールを決めてアグア・デル・モンセニーという飲料水の会社の社長からトロフィーをもらい表彰された経験もある。

とはいえ、エスパニョールに2002-2006まで4年間在籍したものの、目立った成績を残したというわけでもなかった。

そしてインファンティルBに昇格することができなかった。

しかしそれは成績を残していなかったということがメインではなく、一番大きな問題は「身長」だったそうだ。

両親はこの問題に直面し、強制的にクラブから退団させることにし、プレミアというチームの下部組織に加入させた。

両親の行動力に脱帽だ。

プレミアでは2006-2008の2年間プレーし、2008年からはサンチェス・リブレというチームでプレー。

そこでの活躍が認められ、2009年からは現在セグンダディビジオンB(実質3部)に所属しているCFバダロナというチームでプレーをした。

マリアーノは持ち味のスピードを活かし、賢く、そして自信を持ってプレーしていたという。

そんな姿がレアル・マドリードの目にとまり、2011年レアル・マドリードの下部組織フベニールA(U-19)に加入することが決定した。

マリアーノは所属した2年間で46試合に出場し18得点を記録。

2014年からはカスティージャ(Bチーム)に昇格すると、2015-2016シーズンは33試合出場で27ゴールを叩き出す大活躍。

当時Bチームの監督をしていたジダンはマリアーノを高く評価し、2016年までの契約を2021年まで更新した。

2016年のプレシーズンでは、トップチームで指揮を取り始めたジダンから招集の声がかかる。

そしてマリアーノは、チャンピオンズカップのチェルシー戦でトップチームデビューを飾るとその試合で早速初ゴールを決めて見せたのだ。

とんでもない選手が出てきた!とファンも期待に胸を踊らせた瞬間だっただろう。

結局その2016-2017シーズンは、公式戦全14試合に出場(リーグ戦8試合、カップ戦5試合、CL1試合)。

カリム・ベンゼマが君臨しているレアルFWの牙城を崩すことはできず、トップチームデビュー1年目としては中々厳しい現実を突きつけられたような数字に見える。

しかし、実はカップ戦では出場5試合で4ゴールを記録している。

カップ戦とはいえどもマリアーノの得点力や勝負強さは少ない時間でしっかりアピール出来ていた。

それでもプレーする機会をもっと得たいマリアーノは生まれ育ったスペインを離れることを決意。

2017年にフランスの強豪リヨンへ5年契約の800万ユーロで移籍を決断した。

これがマリアーノにとって成功の移籍となる。

リーグ開幕節でスタメンで出場すると、いきなり2ゴールを決める大活躍。

メンフィス・デパイとナビル・フェキルらと共にリヨンの攻撃を牽引し、45試合に出場し21ゴール7アシストを記録。

名門リヨンの中心選手としてマリアーノの名前は欧州に刻まれることになった。

移籍させて1年目で欧州でそんな活躍をされてしまったマリアーノの動向をレアル・マドリードが気にしないわけはない。

当時、前線の選手を欲していたレアルと同じスペイン1部に所属するセビージャはマリアーノと合意に達していたらしいが、レアル・マドリードが「強奪」する形でエル・ブランコへの復帰が決まった。

これはリヨンに移籍させる際に付けていたオプション条項があったそうで、リヨンがマリアーノをセビージャに売りに出した場合は移籍金の35%を受け取ることができ、買い戻すときは35%を少なく買い戻すことができるというもの。

つまりレアル・マドリードはセビージャとの合意を無効にすることができてしまうのだ。

当時リヨンはマリアーノをプレミアのクラブに7000万ユーロで売却しようとした。

しかしそれは実現せずセビージャと3000万ユーロ+500万ユーロの出来高で合意に達したと言われている。

ということはセビージャに売りに出した場合、レアルは1200万ユーロを受け取ることができ、獲得したい場合は2500万ユーロを支払えば良いということ。

つくづくレアルのフロントは移籍交渉上手だと思わせられる。

結果、当時のレアルでエースとして活躍していたクリスティアーノ・ロナウドをユヴェントスに放出しアタッカーが欲しかったエル・ブランコは5年契約の推定2150万ユーロ(売却額の約3倍)でレアルに凱旋復帰させた。

そして、与えられた背番号はクリロナが着用していた背番号7

UEFAチャンピオンズリーグの第1節ASローマ戦では途中出場で1ゴールを記録し、ファンはマリアーノが今年はやってくれるかも!?と期待した。

少なからず僕はした。

しかし、カリム・ベンゼマの牙城はやはり崩す事ができず、2018-2019シーズンは公式戦19試合で4ゴール

アザールが加入し背番号7を譲り24に変更した2019-2020シーズンはわずか7試合のみの出場となっている。

宝の持ち腐れとはこのことを言うのかもしれない。

しかし2020年のバルセロナとのクラシコではサプライズ招集されたマリアーノは、途中から出場するとなんと50秒後にダメ押しの追加点を決めて見せた。

これは21世紀のクラシコにおける交代選手歴代最速記録なんだそうだ。

この勝負強さ、得点能力の高さはやはり健在だ。

ちなみにマリアーノは2013年にドミニカ共和国のA代表として代表デビュー。

そのデビュー戦となったハイチとの試合では早速ゴールを決めるなどとにかく勝負強さを発揮。

しかし、マリアーノはスペイン代表でのプレーを希望しているらしく、それからは招集を断っているらしい。

なんで最初にドミニカでプレーしたのか、当時はスペイン代表になれる自信がなかったのかは分からないが、マリアーノがスペイン代表でプレーすることはできるのだろうか…

いずれにせよ、下部組織からプレーしているレアル・マドリードで少しでも早く貢献してほしい。

マリアーノ・ディアスが使用中のスパイク【ナイキ マーキュリアル ヴェイパー14】

そんなマリアーノ・ディアスのプレーを支えているスパイクがマーキュリアルヴェイパー14

このスパイクはサッカーをプレーするのに必要最低限のものだけを残して軽量化されているスパイクで、なおかつ粘着性のあるメッシュ素材がボールタッチをサポートしてくれるというサッカー選手にも人気のスパイク。

全天候に対応できるACC(オール・コンディションズ・コントロール)を使用しており、Nike Gripテクノロジーを取り入れているインソールが靴の中で足が滑るのを防いでくれる。

マリアーノといえば裏への抜け出しや積極的なランニングでゴールを決めるストライカー。

軽量でスピードのある選手が履くべきスパイクをマリアーノがしっかりと体現してくれていると言っても過言ではない。

ナイキ マーキュリアル ヴェイパー14

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マリアーノ・ディアスのプレースタイル

 

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リヨンで大ブレイクして鳴り物入りでレアル・マドリードに復帰したマリアーノ・ディアス

レアルではここまでベンゼマの立ち位置を脅かす存在にまで慣れてはいないが、彼の持っているその能力は誰もが認めるところ。

それはレアルがセビージャへの移籍を絶ってまで復帰させたことからも明らかだろう。

ここからはそんなマリアーノ・ディアスのプレースタイルや特徴について書いていく。

僕が個人的に思うマリアーノを語る上で欠かせないポイントは以下の通り。

  • 多彩なシュートを持つ得点能力
  • チャンスメイク力
  • 前線からの守備

それでは一つずつ解説していく。

多彩なシュートを持つ得点能力

まず最初にマリアーノを語る上で絶対に欠かしてはいけないポイントが得点能力の高さだろう。

マリアーノはとにかくゴールの嗅覚に優れている選手だ。

試合を見ていると「そこにいるんだ!」「そこに飛び込んでくるのか!」と思わず唸ってしまうようなゴールを決めてくれる。

ポジショニングの良さ相手との駆け引きもマリアーノの魅力の1つではあるが、1番のストロングポイントはシュートの多彩さ

右足・左足・頭の全てを使い、強いミドルシュート、隅を狙った正確なシュート、ループシュート、ボレーシュートなどなど状況に合わせて色々なシュートを使い分けている。

そのボールを正確に捉える技術はフリーキッカーも務める事ができるほど。

FKからの得点もマリアーノの強みの一つだ。

そして、マリアーノを見ていると身体能力が高い選手だなと言うのが分かる。

と言うのも、体勢が崩れていてもしっかりとボールを捉える能力があるし、身長はすごく高いと言うわけではないがジャンプ力に優れているのでヘディングでのゴールも結構多い。

クリロナほどのパンチ力がある感じではないが、得点の取り方のタイプ的にはクリロナにも似てる部分があると感じる。

とにかく、点を取るのが大好きなんだろうなと思って見てしまう選手。

決めた後のパフォーマンスの仕方なんかを見ていてもフォワード向きというか良い意味でナルシストなところも個人的には好きだ。

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チャンスメイク

そして次に彼を語る上で欠かせないのがチャンスメイクできる選手だと言うこと。

彼は純粋なフォワードで良い意味で我が強い選手でもある。

しかし、本人も「自分はチームプレーの選手」と言っている通り味方を生かすプレーも得意だ。

マリアーノは足元の技術も優れていてドリブルも得意としている形だ。

その為、一旦ボールをキープする事ができるので、くさびのパスを受けて味方が上がってくる時間を作ったり、サイドをドリブルで突破してクロスを上げたりすることもできる。

そして、その足元のスキルにプラスしてチャンスメイクの鍵となっているのが、幼少期から注目されてきていた爆発的なスピードだ。

マリアーノは持ち前のスピードを生かして、下がって受けるだけでなく相手DFの裏に抜ける動きも得意。

その為、斜めの動きで相手サイドバックの背後を狙ったり、センターバックの背後を狙えば、ほぼ確実に裏を取る事ができるのでシュートとパスの選択肢を常に持ちながらプレーする事が可能。

またリヨン時代は中盤でボールを受ければそのドリブルスキルとスピードを生かして一気にゴール前まで運ぶシーンも度々見られた。

どんなに不利な状況でもなんだかんだシュートまで持って行ったり、味方を見つけては決定的なパスを出したりできる相手DFからすると一筋縄ではいかない選手だろう。

前線からの守備

そして最後にマリアーノを語る上で欠かせないポイントが前線からの守備をサボらない選手だということだ。

現代サッカーではFWの選手にも守備をする事が求められる時代。

前線から守備をすることにより後ろのポジションの選手が限定しやすくなるのでチーム全体を助ける事ができる。

メッシやクリロナなどは守備をしなくていいと言われてるとも言われているが、マリアーノがそんな指示を受けたら無視するのではないかと思うくらい守備をする。

相手のセンターバックがボールを持っていたら、コースを限定しながら必死に追いかける。

GKにバックパスしようもんならそのボールも追いかける。

そして何よりマリアーノの守備の真骨頂は、取られたボールは絶対に粘って取り返そうとするというところだ。

現代のサッカーではボールを取られて攻守が入れ替わった瞬間に間髪入れずにどんどんプレスを仕掛けて高い位置で奪うのが主流となってきている。

相手ゴールにより近い位置で奪えばチャンスになるし、相手の攻撃を未然に防ぐという意味でも前線からの守備、ボールを奪われた人の攻守の切り替えの速さはかなり重要になってくる。

つまり、マリアーノは「現代的なストライカー」と言っても過言ではない。

そしてそれらのプレーを可能にしているのが、マリアーノの豊富な運動量だろう。

マリアーノは90分間止まる事なくプレーをする。

レアル・マドリードでは途中出場が多いこともあり、常にフレッシュなマリアーノを見る機会が多いが、リヨン時代のプレーを見てると犬のようにボールを追いかけている。

それだけ走り回っているにも関わらず、シュートの場面になったら冷静なシュートで流し込む。

現在27歳になった現代的なストライカーがリヨンで大活躍した理由はそこにもあると思っている。

ベンゼマと共存出来るかがカギ!?

 

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復帰したレアル・マドリードでもなかなか出場機会を得る事ができていないということで再度移籍の話が持ち上がってきているマリアーノ・ディアス

誰もが認める能力を持っていながらなかなか結果を残す事ができないのは本人が一番悔しいだろう。

しかし一度ピッチに舞い降りれば持ち前のポテンシャルを発揮してくれる事だろう。

  • 多彩なシュートを持つ得点能力
  • ポジショニング良し
  • FKも蹴れる
  • クリロナのような身体能力
  • チャンスメイク力
  • 中盤から独走できるドリブルスキル
  • 爆発的なスピード
  • 前線からの積極的な守備
  • 豊富な運動量

レアルでまだそんなに活躍していないマリアーノに対してちょっと褒めすぎている感はあるが、リヨンでのプレー集を見れば納得してもらえると思う。

リヨンでは2トップの一角としてプレーしていたマリアーノだが、エル・ブランコでは1トップ、もしくは3トップを採用している。

いずれにせよカリム・ベンゼマとの競争となるだろう。

いつまでも負けている訳にはいかないはずだが、長年センターフォワードとして不動の地位を築いているベンゼマの牙城を崩すのはまだ厳しいだろう。

しかし、ジダンは最近試合の状況に応じて2トップも採用して途中からマリアーノを起用する形も見せてきている。

これはチャンスだと思う。

少しずつ起用が増えている今だからこそ目に見える結果が欲しいところ。

リヨン時代はスピードとテクニックで魅了しチャンスメイクするデパイとゴールを決めるマリアーノという形で共存した。

自らスペースを作りアシストもする万能型ストライカーのベンゼマとゴールハンターのマリアーノは共存する事ができるのか。

新たにそこにも注目していきたい。

Hala Madrid!

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