マルセロのプレースタイル、特徴とは?レアルが誇る超攻撃的サイドバックを解説!

ジダン、フィーゴ、ロナウド、ベッカム、ラウールなど我らがレアル・マドリードが銀河系と呼ばれていた時代に不動の左サイドバックとして君臨していたロベルト・カルロス。

彼の超攻撃的なスタイルでセレソン(ブラジル代表)でも不動の左サイドバックとしてプレーした「悪魔の左足」が後継者として認めた選手がいる。

それがレアルの超攻撃型サイドバックマルセロだ。

持ち味でもある圧倒的なテクニックで左サイドを制圧しレアルの攻撃に厚みを持たせているマルセロのプレースタイルや特徴についてとことん解説していく。

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マルセロのプロフィール

 

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本名 マルセロ・ヴェレイラ・ダ・シルヴァ・ジュニオール(Marcelo Vieira da Silva Junior)
国籍 ブラジル/スペイン
生年月日 1988年5月12日(33歳)
身長 174cm
体重 75kg
利き足
ポジション DF(左サイドバック)/MF(左サイドハーフ)
背番号 クラブ:12/代表:12
着用スパイク adidas X Ghosted.1
経歴 フルミネンセ(2005-2006)/レアル・マドリード(2007-)
年俸 €17,212,000(21億6871万2000円)/週給€331,000(4170万6000円)

圧巻のボールテクニックでファンを魅了し、レアル・マドリードでも長年スタメンを張ってきているブラジル代表マルセロ。

世界最高の左サイドバックとしても呼び声が高い。

もう32歳ではあるが、未だに彼のテクニックはトップレベルで、レアルの攻撃における脅威でもある。

フットサルで培ったテクニック

そんなマルセロはブラジルのリオデジャネイロで生まれた。

サンバといえばリオデジャネイロなだけにマルセロが陽気な性格なのも頷ける。

今はサッカー選手として世界的に有名ではあるが、実はマルセロはサッカー出身ではなくフットサル出身の選手だ。

実はブラジルではフットサルからスタートする選手は意外と多い。

あのジーコ、ペレ、ロナウド、ロナウジーニョ、ロビーニョ、ネイマールなど世界を華麗な足技で魅了している選手達もフットサル出身の選手だ。

マルセロも同じく9歳の頃にフットサルを始め、足元のテクニックをメキメキと上達させた。

ブラジル出身ということもあるかもしれないが、フットサルをかじっていた事が今我々に見せてくれている華麗な足技にも関連しているのは間違い無いだろう。

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セレソンに名を連ねた無名の少年

そしてマルセロが13歳の頃フルミネンセFCのユースチームに加入し、17歳の頃フルミネンセFCのトップチームに昇格した。

フルミネンセでは30試合に出場し6ゴールと1年目から活躍し、その年にはブラジル代表からの招集を受ける。

そうマルセロのブラジル代表デビューはあのロベカルが代表引退をした直後の2006年なのだ。

この時に世界はマルセロとは何者だ?と思ったに違いない。

少なからず僕はそうだった。

その試合ではロベカルのようなパワーこそは無いものの、強力なミドルシュートを叩き込み、ブラジル代表として十分なクオリティを持っていることを証明したマルセロ。

フルミネンセでプレーして1年で代表デビューを飾り、その試合のパフォーマンスを見た世界の名だたるビッグクラブは若きセレソンをこぞって欲しがった。

念願のレアル・マドリード移籍

当初はスペインのセビージャFCへの移籍がクラブ間合意まで言っていたというが本人たっての希望で我らがレアル・マドリードに移籍が決定。

移籍金は600万ユーロで背番号は12。

マルセロといえば背番号12だが、これは彼の誕生日が12日ということで愛着があるんだとか。

ちなみにブラジル代表では12番はGKの番号だったため6番を背負う事が多かったが、途中からは12番をつけてプレーしている。

レアル・マドリードに冬の移籍市場で加入した当初から当時監督を務めていたカペッロはスタメンで起用し、加入した2006-2007シーズンはリーグ制覇を成し遂げている。

この時ロベカルとマルセロが仲良く肩を組んではしゃいでいるのが懐かしい。

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課題の守備と自慢の攻撃センスを発揮

ロベカル2世として期待されていたマルセロ。

当時ブラジルの英雄ジーコが監督を務めていたフェネルバフチェに移籍したロベカルと入れ替わるようにして、2007-2008シーズンから24試合に出場するなど徐々に出場機会を掴み始める。

しかし、新しく監督にファンデ・ラモスやマヌエル・ペジェグリーニが就任すると、守備が軽いと不安視されていたマルセロの代わりに、左サイドバックには元アルゼンチン代表ガブリエル・エインセが起用される事が増え、マルセロはサイドハーフで使われる機会が増えた。

しかしそのシーズンはGKのイケル・カシージャスに次ぐ試合出場数、そしてリーグ4位となる9アシスト(グティと並びクラブトップタイ)を記録するなど存在感を存分に発揮した。

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サイドバックとして成長したモウリーニョ政権

その後2010-2011シーズンには、レアルの監督に現トッテナム監督でもあるジョゼ・モウリーニョが就任すると、彼の指導により不安視されていた守備面が大幅に改善され、再び左サイドバックとして起用され始めた。

2012-2013シーズンは怪我に泣かされ出場試合が14試合だったが、それ以外のシーズンはリーグ戦で30試合出場は当たり前というくらいにまでレアルの不動の左サイドバックとしてプレーした。

2015年には契約を2020年6月30日まで延長すると、レアルの副キャプテンに就任した。

そして2016-2017シーズンには、レアル・マドリードで公式戦通算400試合を達成し、2017年には再度契約を2022年6月30日まで延長した。

攻撃的サイドバックマルセロ不遇時代

そんなマルセロだが監督が変わる度にそのスタイルによってスタメンを外される選手でもある。

守備が改善されたとは言ってもマルセロの守備力に満足しない監督もいるのだ。

2018-2019のシーズン途中に就任したサンティアゴ・ソラーリ監督はマルセロよりも当時若手で実力をつけてきていた守備力のある現トッテナム所属のセルヒオ・レギロンを起用しマルセロが完全なレギュラーとしての立ち位置は奪われた。

その影響もあってか、プライベートでも仲が良かったクリロナが所属するユベントスへの移籍の噂されるなど長年尽くしてきたレアル・マドリードを離れるのでは?と世間を賑わせた。

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マルセロの存在感と新しい才能の台頭

しかし、ソラーリ監督が就任しても成績は振るわず解任し、現在も指揮を務めるジダンが監督に復帰。

マルセロはジダンが復帰すると残留を決意。

ジダンは攻撃にスパイスを加える事ができるという事でマルセロをスタメンに戻した。

我々レアルファンとしてもジダンの復帰とマルセロの残留は嬉しいニュースだったのは間違いない。

何よりもジダンのマルセロへの信頼度は半端じゃなくマルセロのミスで敗戦しメディアやファンから糾弾されてもジダンはマルセロを擁護するコメントを残す事が多い。

しかし、現在のマルセロの立ち位置が再び怪しくなってきていることは事実だ。

2019年にフランス代表でもあるフェルランド・メンディを獲得すると左サイドバックはメンディを起用する事が増えた為、以前のように「不動の左サイドバック」とまでは呼べなくなっている。

というのもメンディが出場した試合の方が失点が少なく、マルセロが出た試合は失点が多いというデータさえも出てきているくらいだ。

それでもマルセロの攻撃力は未だ健在で、攻撃面での周りとの連携や最後の精度の部分ではメンディよりもジダンの信頼を得ている為、カップ戦や攻撃的に戦術を執りたい時はマルセロを起用している感じだ。

ファンに愛されているマルセロ

我々レアルファンとしては、レアル・マドリードが勝ってくれるのが何よりも一番嬉しい。

ただマルセロの思わず唸ってしまうようなテクニックやプレーが見れなくなるのは正直悲しい。

だからと言って他のチームへ移籍されたら確実に活躍できるほどのレベルにマルセロはまだある。

レアルにおける左サイドバック問題はしばらく続きそうだが、逆にメンディとマルセロさえいればとりあえずレアルは安心とも言えるだろう。

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マルセロのプレースタイル

 

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今やアフロヘアでサッカーをやっていたらマルセロをイメージしてしまうくらい世界的に有名な選手でもあるマルセロ

ブラジル代表とレアル・マドリードというトップレベルの世界で左サイドバックとして存在感を示してきた選手というのは存分に分かって頂けたかと思う。

だが、マルセロのどのような部分が他の選手に比べて優れているのか、彼のプレースタイルや特徴はなんなのかを解説していきたい。

マルセロを語る上で欠かせないポイントは以下の通りだ。

  • 超攻撃的なポジショニング
  • 圧倒的なドリブル技術
  • 半端ないキックの技術
  • 異常なボールコントロール

それでは1つずつ解説していく。

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超攻撃的なポジショニング

マルセロという選手を語る上で僕がまず最初に言いたいのは、マルセロのポジショニングについてだ。

マルセロは超攻撃的なポジショニングを取る

従来サイドバックというポジションは、中盤よりも低い位置にポジションを取り、オーバーラップをする時以外は基本的には自陣にいる事が多い。

しかし、マルセロの場合デフォルトで相手陣地に入り高い位置をとっている。

これはレアル・マドリードの試合を見れば、素人でも分かる。

というか、素人が見たらこのアフロの選手は攻撃の選手なんだなって思うかもしれない。

それくらいイケイケなポジショニングをとるマルセロだが、これはこれで相手にとって効果がある。

高い位置を取るということは、チャンスに繋がるプレーをされるかもしれないということで相手DFは警戒せざるを得ない。

相手のサイドバック、特にサイドハーフの選手は攻撃というタスクがあるにも関わらず、マルセロが高いポジションを取るせいで守備をしなければならないのだ。

その為、いざ攻撃!となった時にゴールまでの距離がかなり長くなるので相当しんどいはずだ。

つまり、相手選手を押し込む事ができるのだ。

また試合を見ていれば分かるのだが、左サイドバックなのにも関わらずペナルティエリア付近でボールを受ける事がある。

コーナーキックの時に残ってて、たまたまそのポジションにいたとかではない。

普通に攻撃をしている間に相手のエリア付近まで侵入してポジションを取っているのだ。

常にゴールに直結するポジショニングをとるディフェンダー、それがマルセロなのだ。

圧倒的なドリブル技術

マルセロを語る上で絶対に欠かしてはいけないのが他を圧倒するドリブル技術だ。

マルセロといえばドリブルと言えるほど個人技がすごい。

フットサルで培ったテクニックなのかなんなのかは知らないが、ダブルタッチやルーレットターンなど相手が思いもよらないプレーで相手をスルスルと交わしていく。

サイドバックは相手がボールを奪いにいく時に最も狙われるポジションだ。

なのでサイドバックがボールを持つと相手は激しくプレスをかけてくる。

だが、相手の激しいプレスを逆に楽しんでいるかのように、簡単に交わし後方から前にパスを出したり前にボールを運ぶ

ドリブルで相手を抜くことによって、相手の守備陣は人数が足りなくなり、マークがずれるので必然的にレアルにチャンスが訪れる。

その為、マルセロが高い位置までボールを運ぶ事ができると、クロスなりシュートなりでゴールが生まれやすくなるのだ。

左サイドバックでドリブルが得意となると、サイドを切り裂いて縦に突破してセンタリング!という選手をイメージする人も多いと思うが、マルセロは一味違う。

というのも、マルセロは左サイドから中に切り込んでいくドリブルも得意だ。

中に切り込んで右足でシュートしたり、ペナルティエリア付近で味方とのワンツーで抜け出してシュートを打ったり、とにかくサイドバックというより左ウイングや左サイドハーフがやるようなことを平気でやってのける。

先ほども言ったが、マルセロは高いポジションを取るので相手からしたらマルセロを無視することはできない。

だからと言って一度マルセロがドリブルを開始したらブラジル人特有のテクニックでいとも簡単に交わしクロスやシュートを行う。

なんとも厄介な選手だ。

UEFAチャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦で見せたドリブルは圧巻だった。

サイドバックの選手なのにも関わらず、中央突破してクリロナのゴールをアシストしたのだ。

このシーンを見るだけで、マルセロがただの左サイドバックではないということが分かると思う。

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半端ないキック技術

そしてマルセロといえばキックの技術が本当に優れている選手であることを伝えたい。

まずマルセロはパスが非常に上手い選手だ。

グラウンダーのボールもセンタリングも速くてカーブのかかった鋭いパスを出す事ができる。

中でも僕が一目見て思わず唸ったのは、マルセロが浮いているボールをサイドチェンジした時のキック技術だ。

マルセロォォォ!!

って思った。

シュルシュルシュル!って音が聞こえてきそうなボールの軌道に見える。

そして、これも。

これを見ただけで、キックの技術が相当ハイレベルにあることが見てとれると思う。

そして、何よりもシュート技術も非常に優れているのがマルセロだ。

比較されているロベカルほどとは言わないが中々パンチのあるシュートを放つ事ができる。

というのも、こういう技巧派の選手はボールの芯を捉える技術がすごい。

力みのない姿勢でズドン!と強烈なシュートを放つ事ができるのだ。

特にマルセロは左利きの選手なので左足は当たり前なのだが、比較的苦手とされている右足でも強烈なシュートを叩き込む事ができる。

僕は印象に残っているのは日本代表がブラジルと試合をした時のマルセロのシュートだ。

右利きの選手でも中々そんなの打てませんけど、ってくらい強烈なミドルシュートを叩き込まれた。

もう何も言うことは無い。

強いて言うなら「井手口何してんねん」ってだけだ。

マルセロはこういったキックができる選手なのだ。

パスの精度やシュートの精度もそうだが、試合中に要所要所でその技術を見せてくれるのがマルセロ。

今度から試合を見る時にはマルセロが出すボールの回転やシュートのミートする技術などにも注目して見てみてほしい。

半端ないボールコントロール力

ここまで読んできてマルセロが技巧派だと言うことは分かると思うが、マルセロを語る上で欠かせないポイントはまだある。

パスとシュートについては先ほど書いたが今度はボールコントロールだ。

正直言って、マルセロのボールコントロール力はトップクラスと言っても過言ではない。

彼はどんな難しいボールが来てもいとも簡単に足元にコントロールする事ができる。

ボールコントロールに優れている選手を表現する際に、ボールが足にくっついているという表現をよくするが、マルセロはまさにボールが足にくっついている

それくらいトリッキーなボールタッチや完璧なコントロールはマルセロの特徴だ。

マルセロのスーパープレー動画を見ていると彼のコントロールが特集されている動画をよく見る。

この凄さに関してはあれこれ文字を書くよりも見てもらったほうが早いかもしれない。

どうだろうか?

なんか見てるだけで人間じゃないというか、ボールって弾まないんだっけ?って思ってしまわないだろうか?

もちろん、さりげないコントロールも次のプレーがしやすい場所だったり相手から遠いところだったり本当に上手い。

マルセロをサイドバックに置いておくのは勿体無いと言われるが、僕が監督だったら攻めの選手に使いたい。

というか正直、トップ下でもなんなくプレーできるのではないかとすら思わせてくれる、そんな選手だ。

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マルセロの攻撃力はレアルの強力CBがいてこそ

 

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圧倒的なオフェンス能力を誇りレアルの攻撃を活性化させるサイドバックであるマルセロ

持ち前の驚異的な技術でマルセロが後ろからどんどん仕掛けてくるとなれば相手も押し込まれてしまうのでしんどいだろう。

マルセロがいるだけで相手にとって脅威なのだ。

  • 超攻撃的なポジショニングで相手を押し込む
  • ドリブルで相手の危険なエリアに侵入
  • 高い精度のサイドチェンジやセンタリング
  • 右足でも打てる強烈なシュート
  • プレッシャーをものともしないコントロール力

守備の選手なのにも関わらず、攻撃的な特徴ばかり書いてきているので分かるとは思うが、マルセロの弱点をあえて言うならば守備だ。

モウリーニョが就任して守備面でも大幅に向上したのは事実だがそれでも守備が売りの選手が加入したら守備的戦術を好む監督はマルセロを使うのは気が引ける。

実質、メンディが加入してから守備に重きを置きたい時はマルセロは起用されていない。

では、なぜこれまでマルセロが不動のサイドバックとしてプレー出来ていたのかなのだが、それはもうシンプル。

セルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランというスピードあるセンターバックがとてつもなく広い範囲のカバーリングを担っているからだ。

先ほども言ったが、マルセロの特徴として高いポジションを取る攻撃的なサイドバックだ。

その為、マルセロが本来いるはずのポジションはぽっかり空いている。

もちろん相手チームはそのスペースを狙ってくるのだが、予測能力に優れスピードがあるセンターバックがいるのはレアルにとってはかなり心強い。

マルセロの代わりにそのスペースの守備を淡々とこなしてくれる。

攻撃的なサイドバックが多いレアルにとって、ラモスやヴァランからすればレアルに最適のセンターバックだが、マルセロからすれば彼らがいるからレアルに最適のサイドバックでもある。

今は新戦力のメンディにポジションを譲る試合が増えてきている為、移籍の噂も出てきているが、マルセロは長い間エル・ブランコの一員として酸いも甘いも味わってきたレアルの顔。

我々レアルファンとしては、マルセロの華麗なボール捌きはレアルのユニフォームを着ているマルセロで見たい。

そして、優勝して馬鹿騒ぎしている陽気なマルセロをまた見たいものである。

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