イスコのプレースタイル、特徴とは?ジダンも認めるレアルのマヒア(魔法)を解説!

我らがレアル・マドリードの英雄で現在はそのエル・ブランコを指揮しているジネディーヌ・ジダン。

現役時代の彼は華麗なボールテクニックと勝負強さで我々を常に魅了してきた。

そんなジダンが「自分と似ている」と称賛しているプレイヤーがいる。

それがスペイン代表でも活躍している背番号22イスコだ。

我らが久保建英もレアルの練習に合流した時に「この人はサッカーが上手い!」と衝撃を受けた選手として名前を挙げている選手。

イスコって名前は聞いたことはあるけど…って人の為に今回はレアル・マドリードのマヒア(魔法)とも呼ばれているイスコのプレースタイルや特徴についてとことん解説していこうと思う。

我らがレアル・マドリードの現所属選手一覧はコチラ

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イスコのプロフィール

 

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本名 フランシスコ・ロマン・アラルコン・スアレス(Francisco Román Alarcón Suárez)
国籍 スペイン
生年月日 1992年4月21日(29歳)
身長 176cm
体重 74kg
利き足
ポジション OMF
背番号 クラブ:22/代表:22
着用スパイク adidas Speed Flow
経歴 バレンシア・メスタージャ(2009-2011)/バレンシアCF(2010-2011)/マラガ(2011-2013)/レアル・マドリード(2013-)
年俸 €10,920,000(13億7592万円)/週給€210,000(2646万円)

今やサッカーファンであれば知らない人はいないであろう、イスコ

この選手は顔も良ければサッカーセンスも良い。

そんな彼の名前は見てもらったら分かる通り、本当はかなり長い。

知らない人も多いが、イスコというのは本当はただのニックネームでフランシスコ(Francisco)の最後の文字をとってイスコ(Isco)と呼ばれている。

コレを知っただけであなたはもうイスコ通である。

ぽっちゃり症でO脚のイスコ

そんなイスコは実は幼少期はO脚で生まれてかなりのぽっちゃり症だったそうだ。

その為、サッカー選手になる夢を持っていた彼は、最初のユースチームに入る為に過体重を克服するように戦った。

というのも元々サッカー選手になるという夢は兄の夢だった。

だが、怪我のためにサッカー選手になる夢を諦めざるを得なかった彼の代わりに弟であるイスコが奮起したんだとか。

兄弟愛なのかなんなのか分からないが、それでエル・ブランコに名を連ねてスペイン代表として国を背負って戦えるまでになるんだから相当な努力があったに違いない。

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人と違う事がイスコを目立たせた

1997年、彼がまだ5歳の時に出身地であるベナルマデナのユースチームに親の熱心なサポートのもと加入した。

そしてそのチームでプレーしていると彼のドリブルや走り方が他の選手たちと明らかに違うということが分かった。

キャリアにおいて妨げになるだろうと思われていたO脚がイスコの動きやプレーにおいて役立つ事が多く、逆にメリットになっていたのだ。

チームで徐々に成長を遂げていたそんなイスコはアトレティコ・ベナミエルというチームに声を掛けられることになった。

1999年から2006年までイスコは順調に成長を遂げていたのだが、彼のO脚を気にしてなのか、コンスタントにイスコの事を見にきていたビッグクラブのスカウトが彼に電話することを恐れていたんだとか。

イスコを有名にしたマラガ時代

しかし、そんな彼に手を差し伸べたのはバレンシアだった。

2006-2009までアトレティコ・ベナミエルでプレーした後に、2009-2011まではバレンシア・メスタージャ(実質3部)でプレーを続け、52試合に出場し16得点を挙げる活躍。

2010年にはヘタフェ戦でトップチームデビューも果たした。

そして、バレンシア・メスタージャで実績を積んだイスコは2011-2012シーズンに同じくラ・リーガに所属しているマラガに移籍した。

移籍金は600万ユーロで5年契約

イスコが有名になったのは間違いなくマラガに移籍してからだろう。

マラガの攻撃を牽引する存在だったイスコは、二桁順位が当たり前だったチームを4位まで引き上げるなど大活躍。

クラブ史上初めてのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。

正直この頃のマラガはオーナーが変わり補強もうまく、元スペイン代表サンティ・カソルラや元オランダ代表ファンにステルローイなどメンバーも揃っていて強かった記憶がある。

そんな中で一際目立っていたのがスペインの至宝であり当時希望の若手だったイスコだった。

2011-2012シーズンは32試合に出場して5得点を挙げると、翌年の2012-2013シーズンは37試合に出場して9得点を挙げるなどチームの中心として存在感を示す。

2012-2013シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでもベスト8という記録を残し、イスコ自身も10試合に出場し3ゴールを挙げた。

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悩ませるマドリーのシステム変更とイスコの移籍問題

そんな活躍をする至宝をビッグクラブが放っておく訳が無い。

チェルシーやマンチェスターUなどから声がかかる中、イスコが選択したのが我らがレアル・マドリード

5年契約の移籍金3000万ユーロで加入したイスコは開幕戦からスタメンに選ばれると1ゴール1アシストという鮮烈デビュー。

リーグ開幕から5試合で4得点を挙げるなどイスコのサッカーセンスと得点力の高さをまざまざと見せつけられた。

しかし、トップ下でのプレーを続けていたイスコにとってレアルのシステム変更はかなり痛かった。

当初は4-2-3-1の攻撃的ミッドフィルダー(トップ下)としてプレーしていたが、当時のアンチェロッティ監督は4-3-3にシステム変更をした事で、攻撃的ミッドフィルダーのピジションがなくなってしまったのだ。

我らがエル・ブランコでプレーする選手達のことだ、当時チームメートだったディ・マリアのようにポジションが変わってもうまく適応出来る選手が多い中でイスコはベンチに座ることが増えた。

しかし、イスコのサッカーセンスは誰もが認めるところ。

彼も徐々に適応しなんだかんだで加入1年目はリーグ戦32試合出場8得点、カップ戦なども含めると53試合に出場し11得点を記録するなどシステム変更にも適応できる事を証明した。

それから毎シーズン平均30試合は必ず出場するなどレアルに欠かせない存在となっているイスコ。

能力の高い選手達が集まるエル・ブランコの中で不動のスタメンというほどにまではなれていないが、頭ひとつ抜けているそのテクニックでゲームを変える事ができる選手として重宝されている。

イスコのプレースタイルのこともあって、システム変更や監督のやりたいサッカーなどに影響を受けやすい選手ではあるのは事実で、監督との確執が噂されたり移籍の噂がでたりとファンを不安にさせる話題も少なからずある。

しかし、現ジダン監督に「私と同じレベルの技術にある」と言わしめている通りジダン監督の元では重要な戦力の一人。

ジダンが監督をしている限り、イスコは我らがエル・ブランコに残ってくれるであろう。

というかイスコを他に行かせてはダメだ。

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代表ではレギュラー格のイスコ

言わずもがな、イスコは各年代のスペイン代表にも選ばれていてU-16から国を背負ってプレーしている選手だ。

僕が代表での彼を初めて見たのは2012年のロンドンオリンピックだ。

スペイン代表と試合をした日本代表だが、イスコを中心としたスペイン代表に勝てたのは正直びっくりした。

しかしその試合でもイスコは攻撃の中心としてタクトを振るっていて自慢のテクニックで日本守備陣を翻弄していた。

そのまま順調にA代表まで上り詰めたイスコは、あのイニエスタに「スペイン代表の未来」と言わしめるほど。

競争が激しいスペイン代表の中盤だが、ここまで代表通算32試合に出場し12得点を挙げており、得点力の高さも見せている。

2018年ロシアW杯予選のイタリア戦では、シュート成功率100%の2得点、95%のパス成功率を記録するなど、イスコという選手がどれだけ優れている選手かをスタッツでも見せつけた。

こんな選手が我らがレアルにいるということ自体が誇らしいし、ファンとしても嬉しい限りだ。

確かにスタメンで出るイメージはないが、ベンチに彼がいる事、その存在だけでも相手にプレッシャーになっていることは間違い無いだろう。

イスコが使用中のスパイク【アディダス エックス スピードフロー】

そんなイスコのプレーを支えているスパイクがエックス スピードフロー

このスパイクはスピードフルネス(身体的スピード×判断スピード)をコンセプトに作られたスパイクで、縦への推進力と全方位に対応できるアジリティをミックスして360度の全方向へスピードを発揮できる。

またadidasプライムニットのおかげで履き心地とフィット感に優れている為、シューズを履いているような感覚にならず、一瞬の判断が必要とされるプレーに集中することが出来る。

イスコは中盤で対峙するDFを交わしてチャンスメイクをする選手なだけに全方向に対応できるこのスパイクで相手を一瞬で抜き切るプレーをしているのだろう。

アディダス エックス スピードフロー

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イスコのプレースタイル

 

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一度ピッチに舞い降りれば攻撃に魔法をかけてくれるイスコ

彼のプレーを一目見ただけで上手い選手だなって分かるくらいの選手だ。

そんな彼のプレースタイルは典型的なトップ下の選手

つまりパスを受けて攻撃を活性化させる司令塔タイプなのだが、イスコをそれだけで片付けるのは正直もったいない。

って事で僕が思うイスコを語る上で欠かせないポイントは以下の通りだ。

  • 卓越したボールコントロール
  • 数的優位を作る重心の低いドリブル
  • シュートのうまさ
  • ゲームチェンジャー

それでは1つずつ解説していく。

卓越したボールコントロール

まず最初にイスコのことを語る上で欠かせないのが、卓越したボールコントロールだ。

それこそあのジネディーヌ・ジダンを思わせるくらい卓越している。

ボールを持った時の懐の深さ、相手を惑わせるトリッキーなコントロールがまさにジダンと重ねてしまう。

どんなボールがイスコのもとに飛んで来てもピタッと収める事ができるし、相手が足を出しにくい部分にボールを置く。

同じようにボールコントロール力が高い選手は同僚で言うとモドリッチだったり、世界を見ればイニエスタなどがいる。

どちらの選手も周りの状況を把握して味方を生かすシンプルなプレーが多い。

しかし、イスコはどっちかというと往年のファンタジスタのような感じだ。

ファンが思わず沸いてしまうような魅せるサッカーをするタイプの選手。

相手が2、3人いようがお構いなしにフェイントやボールを浮かしたりヒールを使ったりトリッキーなプレーで相手をかわす。

まさにジダン。

コントロールが乱れるようなことは一切ない。

というか、ボールロストしているところをあまり見た事がない。

特に中盤の選手としてボールを失わないというのは大事な事。

監督としてもそんな選手が中盤にいてくれたら安心して起用するだろう。

特にジダン監督にとっては自分がピッチにいるようなものなのだから。

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数的優位を生み出す重心の低いドリブル

そしてイスコといえば重心の低いドリブルだ。

イスコは持ち前のコントロール力、そして足元のテクニックが非常に優れている。

細かいタッチで相手を次々と交わし、数的優位を作り出す

元日本代表でドイツのシャルケでもプレーした内田篤人はイスコの事を「全て逆に行かれた」と言うくらい、相手の重心をうまく利用して相手をスルスルとかわす。

正直、スピードがめちゃくちゃある選手ではない。

だが、細かいタッチと鋭い切り返し、そしてトリッキーな技を駆使しながら相手DFを一気に剥がす事ができる選手なのだ。

ボールを持った時に相手を一人、二人交わして優位なポジションにいる味方にパスを繋げる。

特に特筆すべきは相手がボールを奪いに足を出してきた時に繰り出すダブルタッチ

トントン!と相手の足を簡単に交わしていく姿はイスコの十八番と言っても過言ではない。

足にボールがくっついてると言う表現をよくするが、本当にその通りのように見える。

コレらのドリブルも全て優れたボールコントロール力があるからではあるが、ドリブルを積極的に相手に仕掛けていく姿は見ていて魅了される。

シュートのうまさ

そしてイスコはただ観客を湧かす事ができるファンタジスタではない。

しっかりとゴールを奪う事ができる選手だ。

イスコはついボールコントロール力やドリブルが注目されてしまうが、シュートの技術がめちゃくちゃ上手い選手でもある。

先ほども書いたが、イスコは基本的には相手を剥がして味方を生かす事が多い選手。

だが、一度シュートを打つと決定率はそこそこ高い。

レアル加入1年目の開幕戦から5試合で4得点を決めているところを見てもその決定率の高さは一目瞭然だろう。

しかし、シュートの技術が上手いのも何ら疑問ではない。

だってコントロールが上手いのだから。

イスコのような選手はボールをどこに当ててどう処理すればいいかをミリ単位レベルで分かっている。

なので自分がボールを保持していて、切り込んでシュートを打つシーンもあれば、味方のパスにワンタッチで押し込むシーンも多々見られる。

特に僕が思うのはシュートの時のダイレクトシュートのうまさだ。

レアルにはかつてクリロナと言うワンタッチでゴールを量産する選手がいたが、クリロナに匹敵するレベルでワンタッチの精度は高いと思う。

もちろんヘディングなどで競り合って決めるとか言うシーンは中々ないが、空いたスペースに走り込んでダイレクトボレーだったり、こぼれ球をダイレクトで打ち込むシーンをよく見る。

実際イスコのゴールはワンタッチゴールが多いらしい。

シュートの際に態勢を崩していても決め切れるシュート技術を持つ男、それがイスコなのだ。

ゲームチェンジャー

最後にイスコの事を語る上で知っておきたい事は途中出場でも活躍できる選手であるということ。

つまり、試合の流れを変える事ができる選手(ゲームチェンジャー)であるということだ。

イスコ本人としてはそりゃあスタメンでプレーしたいとは思うが、イスコをベンチに置いておきたいっていう監督の気持ちも少し分かる気がする。

というのも、先ほどから言っているようにイスコの魅力はボールコントロール力を生かしたドリブルやパス。

今まで単調になっていた攻撃を、ドリブルだったりコントロール1つで一気に変えてしまう。

サッカーをした事がある人なら少し分かると思うが、試合も中盤になり少し疲れてきたなって思うタイミングでめちゃくちゃドリブルが上手い選手が入ってきたらどう思うだろうか?

「その選手を自由にさせたらやばい。」

そう思わないだろうか?

その選手が入り攻撃の糸口が見えることで、相手選手も息を吹き返したかのように生き生きし始める。

そしてこっちの疲労もどんどん増えてしまい、あれよあれよと攻め込まれてしまう。

まさに途中出場したその選手は監督にとっては切り札。

絶対にチームに一人はいて欲しい存在だ。

そしてこのようなジョーカー(切り札)としての役割を果たす事ができる選手がイスコなのだ。

よく相手が疲れてきてるからめちゃくちゃ足が速い選手を途中投入するチームもある。

もちろんそれもかなり有効だとは思うが、イスコはちょっと違う。

コントロール力を生かしたボールキープで味方が攻撃に参加する時間を稼ぐなどタメを作れるし、ドリブルで相手を交わして数的優位を作るし、隙あらば積極的にゴールを取りに行く。

相手にとってこんなに厄介なゲームチェンジャーはいない。

もちろん、スタメンで出場してもイスコが攻撃のリズムを作る事はできる。

だが、彼がレアルで長年プレーする事ができているのはただ上手い選手ということだけではない、ということだ。

正直、イスコは攻撃的ミッドフィルダーとして死角はないだろう。

イスコは常に成長している

 

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持ち前の攻撃センスとテクニックで相手を翻弄しファンを魅了するプレースタイルを持つ魔法イスコ

サンティアゴベルナベウで見れる最後の天才と言われていたジダンだが、イスコの加入でそれは変わったとも言われるほどの逸材だ。

イスコは現代サッカーではなかなかいない走れる10番タイプの選手。

  • 卓越したボールコントロール力
  • 数的優位を作り出す重心の低いドリブル
  • シュート技術の高さ
  • 試合の流れを変える事ができるゲームチェンジャー

これらのプレースタイルの特徴は世界のサッカーファンを唸らせるほどのレベルの高さを誇っている。

がイスコは課題があるとも言われている。

それが球離れの悪さだ。

イスコはおそらくボールを持ったら自分が一番上手いことを自分でも分かっている。

が故に、イスコで流れが止まってしまうとも言われている。

それが監督によって重宝されたりベンチに追いやられたりしてしまう要因の1つではあるのだ。

速攻したいチームだったり、テンポよくパスを回してリズム良く攻撃を行いたいチームとは相性が悪いとも言われている。

なのでイスコがレアルの攻撃のテンポを悪くしているという人も多い。

だが僕はそう思わない。

確かに彼はボールを持ちすぎるタイプではある。

クロースやモドリッチが横にいるのにボールを出さないシーンはもう見慣れたものだ。

だが、考えてみて欲しい。

レアルが試合をする相手は基本的に引いて守る相手が多い。

引いて守っている相手からしたら、イスコのような相手を引っ掻き回すような厄介なプレーをする選手の方が効果的だ。

速攻を狙うチームであればイスコは確かに向かないかもしれない。

スピードがあるわけでもないし。

でも、引いて守ってる相手に遅攻を仕掛けるのであれば、彼のような存在はレアルにとって絶対に必要だ。

そして、色んなサイトを見ていると何故かイニエスタと比較されている事が多い。

イニエスタのように球離れをよくしろ、と。

「イニエスタの後継者」と言われているが故のことなんだろうが、正直お門違いだ。

イニエスタとイスコはプレースタイルがまず全く違う。

イニエスタは空間把握に優れていてパスでシンプルに崩していき、状況を見て相手の前に入ったりするドリブルをする。

しかしイスコは先ほどから書いている通り、超越したボールコントロールとトリッキーなプレーや積極的なドリブルで相手を剥がして数的優位を作るのが上手い選手だ。

イニエスタレベルになるためにイスコは改善しないといけない、だなんて余計なお世話というか、理解に苦しむ。

パスで攻撃のリズムを作るスペイン代表でイスコが活躍しているのを見てもパスでリズムを作れない選手とは思わない。

むしろ、攻撃のリズムを止めているのであればイスコが代表に選ばれるなんて事はないだろう。

イスコはイスコだし、イスコのプレーは相手の脅威になっている。

スペイン人を含め強い頃のスペイン代表が好きな日本人はどうしても当時の中盤を制していたイニエスタ達と比べたいのだろう。

もう一度言う。

余計なお世話だと思う。

そして彼は攻撃的なミッドフィルダーではあるが、しっかり守備もできる選手だ。

そこがただのファンタジスタではない。

アンチェロッティの元でインサイドハーフとしての役割を与えられてしっかりと守備に戻れる選手にも成長している。

個人的な印象だが、守備をサボるイメージは全くない。

相手のボールホルダーにはしっかりチェックしにいくし、サイドライン際でもしっかりと守備で戦う。

そしてボールを奪ったら持ち前の攻撃センスで攻め上がる。

この点でも年々イスコは成長していると僕は感じている。

確かに出場機会という面では減ってしまっているかもしれないし、イスコがトップ下でバリバリ活躍するならシステムの事やイスコが中心で活躍できるチームがいいのかもしれない。

だが、我々エル・ブランコにイスコの居場所がないわけではない。

どう考えてもレアルの一員に値するプレイヤーの一人だ。

イスコもまだ28歳で選手として1番脂が乗っている時期。

レアルはチームの高齢化が問題となっているが、イスコはまだまだ若い。

技術の衰えなど微塵も感じさせない。

年々向上している守備意識も含め、インサイドハーフとしてイスコが活躍できるのも容易に想像できる。

移籍の時期になると必ず噂になるイスコだがフロントはイスコを手放してはいけない。

必ず後悔することになると思う。

我らがエル・ブランコが誇るラ・マヒア(魔法)にはこれからまだまだ魔法をかけていって欲しいとファンとして心から願っている。

頑張れ、イスコ。

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