新シーズンに向けてついに始動したマドリー。
始動した7月5日はアンチェロッティ体制になって初めてのセッションとなった。
もちろんEUROやコパ・アメリカを戦った選手たちはまだ合流していないが、マドリー公式にはすでに激しいフィジカルトレーニングをこなしている選手たちの姿を見る事ができる。
そんな中メディアだけでなくマドリディスタの間でも話題になっているのが
戦力補強が進んでいない
ということだ。
今の所加入選手はバイエルン・ミュンヘンからやってきたダビド・アラバのみ。
とうとう我らがレアル・マドリードの主将セルヒオ・ラモスがPSGへの移籍が決定した。 チームの闘将を失うことが決まった今、守備だけでなく攻撃面でもあからさまな戦力ダウンとなっている事は間違いない。 そんな中、契約満了に伴い前々から[…]
昨シーズンの結果を考えたら攻撃陣にもテコ入れが必要だと思うが…
ということで今回は、大丈夫!?マドリーは至急戦力補強に動き出すべきだ!という自論を書いていきたい。
マドリーが考えるべき補強ポイント
View this post on Instagram
我らがレアル・マドリードの昨シーズン(2020-2021)は無冠に終わってしまった。
どんなに調子が悪くても1つくらいはタイトルを獲得していたマドリーなだけに、かなりダメージの残るシーズンになったと言える。
その原因に関しては、負傷者が続出したこともあるだろう。
主力が次々と怪我をして戦列を離れてしまったこともあり、ジダン前監督は苦し紛れのスカッドを組むしかなかった。
その「おかげ」もあってか、ミゲル、ブランコ、アリーバスなどカスティージャからの新戦力を見出せたことは大きなシーズンとなっただろう。
しかし、マドリーが目を逸らしてはいけない現実は他にある。
得点力不足だ。
2020-2021ラ・リーガのチーム内得点は以下の通り。
- ベンゼマ:23得点
- カゼミロ:6得点
- アセンシオ/モドリッチ:5得点
- バルベルデ/クロース/アザール/ヴィニシウス:3得点
その他ポツポツと点を取っている訳ではあるが、1位と2位の差が離れすぎだ。
ベンゼマがいなかったらどうなってたのかって思わせるくらい深刻な得点力不足なのだ。
まぁでもそれはしょうがないっちゃしょうがない。
View this post on Instagram
チームにストライカーがいるという証拠でもある。
しかし、ベンゼマがたくさん出ていたからじゃないの?って思う人もいるが、そうじゃない。
ベンゼマ以外のアタッカー陣が頼りなさすぎるのだ。
- ベンゼマ:23得点
- アセンシオ:5得点
- アザール/ヴィニシウス:3得点
- バスケス:2得点
- マリアーノ/ロドリゴ:1得点
2020-2021シーズンのバスケスに関してはサイドバックを主戦場としていたので得点を求めるわけにはいかないが、他の選手たちの成績がやばすぎる。
そもそもチーム内でベンゼマの次に得点をとっているのが守備的ミッドフィルダーのカゼミロ!?
それはやばいぞ、と。
このベンゼマ頼りになっている攻撃を変えないといけないのは明らかである。
となると、2021-2022シーズンに向けて補強しないといけないのはアタッカーであることは間違いない。
マドリーが補強を狙っている2大アタッカー
とまぁ自分が発見したかのようにつらつらと書いてきたわけではあるが、マドリーのフロント陣から言わせてみたら
「んなこたぁ分かってんだよ」
だろう。
その為、マドリーは2選手の大物アタッカーをリストアップした。
View this post on Instagram
一人目はPSGに所属しているキリアン・ムバッペ。
言わずもがな、フランス代表で10番を背負うスター街道まっしぐらの快速ストライカーだ。
2022年6月30日にクラブとの契約が切れるということで、クラブは契約更新を望んでいるとのこと。
しかし、ムバッペ本人がマドリーへの移籍を希望しているということ、そしてクラブへ契約更新をしないことをすでに伝えているそうだ。
これはマドリディスタにとってはいいニュース。
そうなればPSGはムバッペを売って移籍金をGETした方が都合がいい。
設定した移籍金は260億円にものぼると言われていたが、フリーでの放出を避けるために156億円にまで設定を下げたと言われている。
ムバッペがPSGから移籍することは既定路線。
問題はどのチームに行くかだけなのだが、マドリーは移籍金を支払うのか、それともフリーで獲得するのか…
View this post on Instagram
そして二人目はボルシア・ドルトムントに所属しているアーリング・ハーランドだ。
ハーランドは若くして頭角を表し、ドルトムントでもその持ち前の得点力でゴールを量産してきた万能型ストライカー。
足も速くて、フィジカルも強くて、テクニックもある選手なんかなかなかいない。
そんなハーランドもビッグクラブがこぞって狙っている選手ではあるが、マドリーももちろん獲得を狙っている。
しかし、ドルトムント側の設定している移籍金は約200億円。
すでにマドリーは144億円以上の額を提示したみたいではあるが、ドルトムントから言わせたら…
「いや足りひんやん。」
ってなってることだろう。
そして、資金集めに苦労しているマドリーがモタモタしてるうちに
チェルシーが228億円準備(どーん)
ドルトムントも流石に即決してしまうのではないだろうか。
ただハーランド自身はマドリーでのプレーを望んでいるとのことだが、いかに。。
マドリーは戦力補強に至急動くべき!
View this post on Instagram
マドリーもアタッカー陣にテコ入れが必要な事を理解している。
そして、それを理解した上で、実力もスター性もある2人の獲得を目論んでいる。
彼らが入ればチームの成績を底上げしてくれるだけでなく、ファングッズなどの商業的な利益も大いに生み出せることだろう。
しかし、ネックとなるのは多額の移籍金。
ペレス会長とクラブはこれまでお金で大物選手をチームにどんどん迎え入れていた。
お金に物を言わせるとはこのことか、というほど移籍市場を賑わせる存在のクラブだった。
しかし今は新型コロナウイルスの関係で経営状況は悪化。
マドリーはサクッと移籍金を出せない為に、選手を放出して資金を集める必要がある。
そこで名前が上がっているのがヴァランだったりロドリゴだったりヴィニシウスだったりするのだが、それが中々決まらない。
つまり、マドリーに移籍したがっているハーランドやムバッペなどの選手がいるのに移籍金を支払えないが故に獲得できないのだ。
とはいえ、当初はその2人を一気に2枚獲りするという噂だったが、流石にそれは無理だろう。
となると、ここから個人的な意見にはなるが、ハーランドを優先して獲得すべきだと主張させてもらう。
理由としては、
- そもそもムバッペより本来の設定金額が安い
- ムバッペは来季終了後にフリーで移籍可能
ムバッペはマドリーでプレーしたがってるんだからお金使うよりはフリーでゲットしちゃおうよと。
ハーランドにお金使おうよって話である。
ただ、僕が「マドリーは至急動くべき」と言っているのは、そのハーランドの移籍が未だに全っ然まとまっていないからだ。
マドリーが考えなければいけないのは、アタッカーの補強だって事を忘れてはいけない。
つまり、ムバッペを獲得するでもハーランドを獲得するでもいいが、もしそれが難しそうなのであれば他にターゲットを移すべきだということを言いたい。
このままではアタッカーを補強できないまま、得点力不足のままシーズンを迎えることになってしまう。
噂がたくさん出るのは構わないが、ダビド・アラバしか加入していない現状に僕は焦りを隠せない。
しかもアラバは攻撃の選手ではない。
レアル・マドリードが最近パッとしない。 これはレアルファンであれば、いやサッカーファンであればみんなが思っている事だろう。 これまで絶対的強さを誇り他を寄せ付けないハイレベルな戦いをしてきたエル・ブランコだが今季はなかなか結果を[…]
もはやアタッカー陣の移籍の噂に関してはほぼ停滞してると言っても過言ではない。
最近出た噂であればアンチェロッティ監督が招聘したいというブラジル代表のリシャルリソンなど豪華な名前は他にもいる。
View this post on Instagram
フランクフルトからレンタル復帰したヨビッチがいるからムバッペとハーランド以外は要らないってことなのか。
クラブが考えていることが未だ見えてこないが、頭を柔らかくして他の選手にも目を向けるべきだ。
その他のクラブなんかは色んな選手を獲得した!ってメディアにたくさん載るのに、マドリーだけ停滞してるようにしか感じない。
ヴィニシウスやロドリゴなどの有望株を売却して誰もゲット出来なかった、なんてオチはマジで勘弁して欲しい。
マドリーよ、アタッカーの補強を至急動こう!