今や最もリッチなサッカークラブとして有名なレアル・マドリード。
サッカー面だけでなく様々な商業面でも世界をリードしているクラブで、銀河系と言われてきている数々のトッププレイヤーはもちろん、本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウも世界で一番優れたスタジアムとして有名。
そんなチームでプレーしたい!って思うのはサッカー選手であれば当たり前だろう。
しかし、世界中のサッカー選手たちがこぞってレアル・マドリードに加入するのを夢見るのはネームバリューだけではない。
エルブランコの選手になればシウダード・レアル・マドリードで思う存分快適なサッカー人生を送ることができるのだ。
この記事を読んでいる人の中にはシウダード・レアル・マドリード?何それ美味しいの?って人もいるだろう。
ってことで今回はレアル・マドリードのシンボルと言っても過言ではないシウダード・レアル・マドリードについて解説していく。
シウダード・レアル・マドリードの基本情報
シウダード・レアル・マドリードとはサッカークラブが建設した施設では世界最大の練習場施設のことだ。
もう一度言う。
世界最大の練習場施設だ。
我らがエル・ブランコの選手たちはこの恵まれた環境で試合に向けたトレーニングを日々積み重ねている。
このシウダード・レアル・マドリードは選手にとっての単なる練習場だけではなく、レアル・マドリードファンの我々にとってもホームとなる場所。
マドリディスタカードというファンクラブカードを持ってさえいれば施設の中に入り練習を見ることができる。
もちろん、外で待っていれば選手たちを出待ちしたりすることもできる。
これがシウダード・レアル・マドリードがファンと選手にとってのホームと言われる所以でもある。
シウダード・レアル・マドリードの歴史と広さ
ここで少しばかり歴史について書いていくが、レアル・マドリードの最初の練習場シウダード・デポルティーバは1963年5月18日にオープンした。
ちなみにこの最初の練習場でさえも、当時では考えられないくらい最大のスポーツ施設だったんだとか。
それでも現施設の面積の9.1%(11万平方メートル)ほどだったそうだ。
輝かしい歴史を誇るレアル・マドリードだが、その歴史を築いたエル・ブランコのレジェンドプレイヤーたちもこの練習場でトレーニングを重ねてきた。
そして、21世紀プロジェクトの一環として施設は大幅に改修された。
そして2005年9月31日に正式にシウダード・レアル・マドリードがオープン。
何度も言うが、サッカークラブが保有するスポーツ施設としては世界最大の練習場だ。
この施設がある場所は、マドリード市内で今後最も発展が期待されているエリアの一つでもあるバルデベバス公園内。
このバルデベバス公園は将来のマドリード市民の憩いの場所になると見られる緑地が広がっていて、マドリード州史上最大の都市開発プロジェクトが進行しているんだとか。
敷地面積は約1067万平方メートル。
ピンと来ないと思うので忘れてもらおう。
そんな公園内に建設されたシウダード・レアル・マドリードの面積は120万平方メートル。
これは、
- 旧練習場のシウダード・デポルティーバの10倍
- サンティアゴ・ベルナベウの40倍
- バチカン市国の2.7倍
- 東京ドームの約26個分
の広さという事になる。
ってことはさっき忘れてもらった1067万平方メートルという面積の広さが半端ない事がお分かりいただけただろう。
シウダード・レアル・マドリードの設備
シウダード・レアル・マドリードに行くとまず最初に駐車場がある。
300台以上駐車可能な施設の玄関口からして壮大だ。
そこから建物に入るとエントランスホールがあり、そこから“La Cantera”というカフェレストランに入る事ができる。
このカフェレストランも壮大で屋内500平方メートル、テラス席も201平方メートルの広さを誇っていてカフェ内は大きな窓で仕切られている。
つまり、カフェの中からピッチで行われている練習を見る事ができるのだ。
もちろん練習がどのピッチで行われているかはしっかり調べないといけないが、カフェから見えるピッチで練習が行われていた場合ラッキーな事この上なしだろう。
そして、このシウダード・レアルマドリードの真ん中にはT字型の大きな建物がある(約9000平方メートル)。
この中には
- ジム
- 会議室
- オフィス
- ドレッシングルーム
- 教室
- ハイドロセラピー用のプール
- メディカルセンター
- 記者会見場
など色々と設備が整っており、もうここで普通に暮らす事ができるじゃないかってくらいなんでもある。
この建物にはジダンの部屋(トップチーム監督のオフィス)やコーチ陣のオフィスなどトップチームの選手たちが練習をしてコンディションを整える為に必要なものは全部取り揃えられている。
中でもメディカルセンターは半端じゃない。
- 広いフィジオセラピールーム
- ハイドロセラピーエリア(水治療法エリア)
- サウナ
- トルコ式風呂
- プール4つ
- 小さなお風呂2つ(温水と冷水)
- 選手専用のVIPルーム
- 2000平方メートルのメディアルーム
充実しすぎぃぃぃ!!
ウォーキングデッドの世界であれば僕はここに隠れておきたい。
そして、カンテラから上がってきた選手たちが驚愕するトップチームのドレッシングルームはこれまた素晴らしい設備となっている。
ドレッシングルームからは施設内で最大の建物であるジムに直結していて、そこから練習用のピッチにもつながっている。
トップチームはトップチーム専用のピッチがあって、それが4面もある。
しかもその4面は本拠地のサンティアゴ・ベルナベウと同じ天然芝が敷き詰められていて、6000席と5000人が立見可能なスタンドに全て囲まれているのだ。
そんな必要ぉ!?
って思ってしまうが、いろんな用途で使われているのだろう。
もう赤文字が止まらないが許してほしい。
そして「ホワイトハウス」と言われているカンテラ専用エリアもある。
そこにはクラブ関係者以外は一切立ち入ることはできないそうだ。
カンテラチームが試合を行う場合はアウェーチーム用と審判団用の専用のドレッシングルームがあるんだとか。
ドレッシングルームを抜けるとカンテラ用のピッチが7面(スタンド付き)。
そして天然芝はこれまたサンティアゴ・ベルナベウと同じ芝なんだとか。
将来の日本代表候補でもある中井卓大(ピピ)はこんな素晴らしい環境でサッカーをしているということか。
こりゃもうレアル・マドリードに骨を埋めるしかないな。
そして、現在サンティアゴ・ベルナベウの改修工事に伴って、本拠地として公式戦を行なっているエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノもこのシウダード・レアル・マドリード内にある。
施設の敷地中では一番中心に位置しているこのスタジアムは基本的にはカスティージャの本拠地として使用されており、このスタジアムにも最新の設備が整えられている。
そして、もちろんこの施設には全てが詰まっているので、選手や監督たちだけでなくクラブ職員も全て2018年4月以降にこのシウダード・レアル・マドリードに集結している。
5階建ての建物には、ソシオサービスオフィスも含まれていて、レアル・マドリードの基本的な価値観でもあるシンプルさ・持続可能性・現代性・透明性が考慮されて建築されているんだそうだ。
このオフィスへの入り口はシウダード・レアル・マドリードの内部からとフエルサス・アルマダス通りの2つがあるんだそうで、クラブ職員はこの建物内でクラブ管理の近代化を改善しながら仕事をしている。
控えめに言って半端ない施設だが、レアル・マドリードはこの半端ない最先端のクラブ施設を保有しているのだ。
シウダード・レアル・マドリードというスペイン語を直訳したときの「レアル・マドリード市」というのもかなり納得ができる。
レアル・マドリードの全てが詰まっている場所でありシンボル。
それがシウダード・レアル・マドリードという世界最大のスポーツ施設なのだ。
最高で最大の施設シウダード・レアル・マドリードを今すぐ訪問できる!?
ここまでシウダード・レアル・マドリードについて色々書いてきたが如何だっただろうか?
すでにかなり壮大な施設な印象を抱いているだろうが、実はまだまだ完成してない。
ちなみにどれくらい完成していないかというと、たった20%足りないくらいなんだとか。
今できている施設はサッカークラブとしての基礎というべき部分。
なのでサッカー関連の建物やオフィスなどの設備は完了したので、これからはまたレアルらしい新しい施設がこのバルデベバスの広大な敷地内に出来上がっていくことだろう。
レアルが好きなら今すぐスペインに飛んでシウダード・レアル・マドリードに行きたくなったことだろう。
だが、コロナもあるし、仕事もあるし、飛行機代もかかるし、そう簡単に行けない…
お任せあれ!
レアル・マドリードはファンの夢を叶えてくれるクラブでもある。
なので今すぐ訪問したいあなたのためにレアル・マドリードはバーチャル訪問をする事ができるようにしてあるぞ(ココからマドリードへひとっ飛び)
僕はこの施設をバーチャル訪問しただけでレアルの一員になれた気がしたと同時に、インスタグラムなどで見たことのある場所とかがあってすごく楽しかった。
軽く8時間くらいはウロチョロしていたかもしれない。
ちなみにトップチームのジムに行ったりするとジムの音がリアルにするし、カフェテリアに行くと食器の音が実際に聞こえる。
そして、ピッチに行くと“Hala Madrid y Nada Mas”が流れてたりもする。
時間がある時にイヤホンを付けて覗いてみるといい。
こんなところで練習して体のケアを受けてリラックスして…って生活を考えると、あなたもレアル・マドリードで働きたいって思ってしまうだろう。
てかこんないい施設で練習してコンディションも整えているのに負けるとかあり得ないでしょう!?
Hala Madrid!!