サッカー選手であれば大観衆のサンティアゴ・ベルナベウでプレーしたいという夢を思い描くのは至って普通のことだろう。
それくらい我らがレアル・マドリードは選手にとって憧れのチームであり最強のチームだ。
そして、夏が近づくにつれてレアル・マドリードでプレーすることを夢見るスター選手の移籍の噂が飛び込んできた。
現在パリ・サンジェルマン(PSG)に所属しているフランス代表キリアン・ムバッペだ。
アンリ2世とも呼ばれスター街道をひた走っているムバッペは、クリロナとメッシの後を継ぐ逸材とも言われている。
エル・ブランコは故郷の英雄ジダンが監督を務めるチーム、そして自身のアイドルでもあるクリスティアーノ・ロナウドが大活躍したチームということもあり、ムバッペの去就問題はここ最近常に話題になっている。
ということで今回はレアル・マドリードが獲得を狙っていると噂のあるキリアン・ムバッペのプレースタイルや特徴についてとことん解説していく。
キリアン・ムバッペ(エムバペ)のプロフィール
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本名 | キリアン・サンミ・エムバペ・ロタン(Kylian Sanmi Mbappé Lottin) |
国籍 | フランス |
生年月日 | 1998年12月20日(22歳) |
身長 | 178cm |
体重 | 73kg |
利き足 | 右 |
ポジション | FW |
背番号 | クラブ:7/代表:10 |
着用スパイク | Nike Mercurial Superfly VIII Elite |
経歴 | モナコB(2015-2016)/モナコ(2015-2018)/PSG(2017-2018 loan)/PSG(2018-) |
将来のバロンドール候補とも言われているフランス代表の期待の若手キリアン・ムバッペ。
もはや今彼のことを知らないサッカー人はほとんどいないだろう。
実は彼の名前は色々な呼ばれ方をしており、日本語では「ムバッペ」「エムバペ」「エンバペ」「ンバペ」など統一されておらず、本人曰く発音は「エンバペ」が一番近いと言っている。
これはムバッペの祖先の出身地であるカメルーンとキリアンの生まれたフランス語の発音の間で対立があるから、ということらしい。
暴力にまみれた街で育った幼少期
そんな彼が生まれたのはなんと1998年。
パリ北東部のボンディという場所で生まれた。
フランスW杯でフランスが優勝を果たした時、ムバッペはまだ生後6ヶ月だった。
そう考えると、今サッカー界を席巻しているムバッペは最近生まれたんだなと感じてしまう。
ムバッペが生まれ育った街ボンディは控えめに言っても良い街とは言えず、2005年には大きな暴動が起き車や建物が燃やされたり、暴動や暴力でまみれた街。
パリからわずか10km離れた郊外にあるこの街は暴動と社会的紛争の代名詞のような街で、犯罪やテロの温床となっているような場所だった。
そんなボンディ地区で育ったムバッペ少年はサッカーボールをどんな時も手放さなかったという。
枕にして寝るほどで、治安の悪い街で育つムバッペの未来を守ると誓った父親は「サッカーに熱中しているというより夢中だった」と語っている。
音楽学校に通っていた過去
ムバッペの過程は裕福とは言えないが、中流階級のスポーツ一家だった。
父親はサッカーコーチとしてほとんどのキャリアを過ごし、母親はハンドボールの選手として成功した一人だ。
父親はナイジェリアルーツのカメルーン人、母親はアルジェリア出身のフランス人ということで、かつて避難生活を送っていた父親はフランスに移住し、フランスでの永住権を得るためにフランス人の母親と結婚したんだとか。
ムバッペにとって天職とも言えるサッカーだが、実は6歳から11歳までは音楽学校に通っていたんだという。
楽譜を読んでフルートを吹いていたそうだ。
いかにもサッカーだけ!ってイメージだったので少し意外だった。
フルタイムで学校に行くというような重要ではないと思うことには全て「NO」というなどこだわりを見せていて、サッカーの為の時間を作っていたムバッペは父親と勉強会を行うなど、ホームスクールを採用していたという。
今を創ったキャリアのスタート
そして、2004年、ムバッペが6歳の時に父親はASボンディにムバッペを加入させたことでサッカーキャリアが正式にスタートした。
サッカーコーチであった父親の助けもあり、ムバッペは様々なサッカー技術を吸収するのが非常に早かったという。
現在のムバッペの特徴でもあるクリティカルなシュート能力やドリブル、そしてスピードをこの頃から徐々に身につけていった。
ASボンディのコーチを務めていたアントニオ・リカルディ氏は、ムバッペを一目見た時から他の選手達と違うことが分かったと言っている。
同世代の他の子達よりも出来ることがはるかに多く、ドリブルは素晴らしいものを持っていて、スピードに関しては誰よりも早かったそうだ。
15年間指導をしてきてムバッペのような存在は今まで見たことがなく、色んな才能ある選手を見てきた中でもムバッペのような選手は見たことがなかった、とのこと。
今でも唯一無二なスピードとドリブルを誇っているムバッペだが、当時からずば抜けた才能を持っていたようだ。
普通じゃない親の教育理念
ムバッペのような存在を育て上げたのは少なからず親の教育理念が他と変わっていたということも言える。
というのも、少年を持つ普通の親であれば、友人とのお出かけや誕生日パーティなど子供向けのイベントに参加させることが普通だろう。
しかし、彼の両親はムバッペにとってヒーローとも呼べるサッカー選手に会わせるために外出に連れ出した。
両親の最初のターゲットは、元フランス代表でアーセナルやバルセロナなどで活躍したティエリ・アンリだ。
アンリからしたら当時の小さな少年が国内記録をどんどん更新する少年と写真を撮ったなんて想像もしていなかっただろう。
ムバッペにとってかけがえのない思い出になり、そしてモチベーションにもなった。
そして、なんと我らがレアル・マドリードの現監督でフランスのレジェンドでもあるジネディーヌ・ジダンとも会うことができている。
ジダンも当時写真を撮ったこの少年が、ジダンの持っていたチャンピオンズリーグの記録を更新しちゃうなんて思ってもいなかったことだろう。
才能を磨いた養成施設への入所
そして、兄がプレーしていたレンヌの試合を父親とよく見にいっていたというムバッペ。
父親はムバッペをレンヌに移籍させようということで、レンヌのトライアルに参加させたという。
12歳以下のトーナメント方式で行われたトライアルはムバッペが一人で優勝に導いたようなものだったという。
そんな活躍を見せたムバッペをレンヌが放っておくわけもなく、何度も彼の実家に通いつめアカデミーに入団させるためにオファーしたという。
しかし、ムバッペが選択したのはフランスのサッカースクール「クレールフォンテーヌ」だ。
フランス中の優秀なサッカー選手の卵が集結し、サッカー選手を育成する施設でムバッペはサッカーを真摯に学んだ。
クレールフォンテーヌはティエリ・アンリ、ニコラ・アネルカ、ブレイズ・マテュイディ、ハテム・ベン・アルファ、ウィリアム・ギャラスなどフランスを代表する輝かしいキャリアを送った選手達が卒業生であり、ムバッペもその仲間入りを果たす。
卒業後は、チェルシー、リバプール、バイエルン・ミュンヘン、そして我らがレアル・マドリードなど欧州中のビッグクラブからトライアルに招待され、ムバッペはそこでも素晴らしいプレーで印象を残したという。
失意のチェルシー不合格と憧れの選手との出会い
そしてムバッペが12歳の時には自分のレベルを試す為にイングランドへ旅立ったという。
そこで有名なのがムバッペがクリスティアーノ・ロナウドの壁紙がたくさん貼られている部屋に泊まっていたということだ。
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クリロナを自身のアイドルとしていた少年が今同じステージで戦っていると考えると鳥肌が立つのではないだろうか?
そしてチェルシーでのトライアルでは、現在チェルシーに所属するエイブラハムと大活躍したムバッペ。
完全にチェルシーのトライアルに合格したと確信したムバッペはチェルシーのユニフォームに自身の名前を入れてポーズを取っている写真も残っている。
しかし、結果は落選。
チェルシー入りは叶わなかった。
そして両親はジダンの招待を受けてレアル・マドリードを訪問した。
もちろん、当時のレアル・マドリードにはムバッペのアイドルクリスティアーノ・ロナウドも在籍していたので、ムバッペは憧れのクリロナと写真を撮っている。
ムバッペにとっての夢が叶った瞬間だった。
当時のクリロナにとってもこの写真を撮った少年がこんなにも有名な選手になりW杯で優勝するチームの中心になるとは思ってもいなかっただろう。
才能の片鱗を見せたモナコとの契約
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欧州のクラブとムバッペ家の交渉が失敗に終わり、ムバッペはASモナコとの契約で落ち着いた。
2013年からモナコのユースチームに所属したムバッペはそこで急速な成長を見せる。
そして、モナコユース加入から2年後の2015年12月のカーン戦にて途中出場でプロデビュー。
勢いそのままに2016年2月に行われたトロワ戦ではプロ初ゴールを記録。
17歳と26日という記録はフランスの伝説的ストライカー、ティエリ・アンリを抜いてモナコでの最年少得点記録となった。
これをきっかけに2016-2017シーズンからムバッペは数々の記録を打ち立てていくことになる。
クープ・ドゥ・フランスのラウンド16ではかつてお世話になったスタッド・レンヌ戦でハットトリックを達成。
これは1997年のソニー・アンデルソン以来となる記録だった。
そして、2017年2月のメス戦でもハットトリックを達成。
これはリーグ史上2番目の若さでの達成だった。
同年4月に行われたUEFAチャンピオンズリーグの準々決勝ドルトムント戦では2ゴールを挙げる活躍。
18歳と113日で達成したこの記録は1試合複数得点の最年少記録となった。
モナコの17シーズンぶりとなるリーグタイトル獲得に大きく貢献したのがムバッペだった。
これらの記録達成の連続によりムバッペの存在がサッカー界に広がり、注目の若手として期待され始めた。
才能を強豪クラブが認めた瞬間
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そして、2017年8月31日にフランスの強豪パリ・サンジェルマンに2018年6月30日までの買取オプション付きでレンタル移籍することが発表。
契約内容はオプションを行使することで2022年までの契約となる、という内容で年俸はモナコ時代と同じ最低年俸。
買取オプションを行使する場合は1億8000万ユーロ(約238億円)を支払い、PSGが来季もリーグアンでプレーすることが条件だったという。
そして、注目されたPSG所属選手としての初戦でムバッペは衝撃のデビューを飾る。
ハットトリックも達成して相性の良いメスを相手に先発出場すると、1ゴール1アシストの大活躍。
注目された中で結果を出したことで周りの評価がまたグッと上がった。
記録づくしのPSG時代
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UEFAチャンピオンズリーグでもゴールを量産し、2017年12月に行われたバイエルン・ミュンヘン戦でカバーニのパスに反応したムバッペは通算10ゴールを記録。
18歳11ヶ月で通算10ゴールは史上最年少での二桁到達となった。
2018年2月にはPSGがリーグアンで来季もプレーできることが確定し、PSGはムバッペの買取オプションを行使することを発表。
2018-2019シーズンは、背番号29番から7番に変更し、ゴールを量産。
リーグアンで45年ぶりとなる19歳でリーグ戦通算40得点を記録すると、20歳と3ヶ月で通算50ゴールを記録。
リーグ戦29試合に出場し33得点ととんでもないペースでゴールを量産した。
2019年にはFIFA/FIFProワールドイレブンに2年連続で選出されると、2019-2020シーズンは20試合に出場し18得点を記録し、2年連続で得点王、そしてフランス・フットボールが選出するフランス人最優秀選手を受賞するなど将来のバロンドーラーに相応しい栄光を次々と掴む。
というか、色々獲得しすぎてて書いてる自分でさえも混乱してくる。
とにかくムバッペが最高のアタッカーであることを今もなお証明し続けている。
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2020年の12月には公式戦通算100ゴールを記録しこれはクラブ史上5人目の快挙。
現在は22歳でありながら、PSGでレジェンド級の活躍を見せている。
世界一を知った次世代スター
ムバッペはクラブだけで活躍している選手ではなく、2017年にフランスA代表デビューを果たし、背番号10を背負って出場した2018年ロシアW杯では4得点を記録。
アルゼンチン戦では爆速のドリブルで相手を切り裂きPKを誘うなど世界にムバッペの快速を見せつけたシーンは個人的にも鮮明に覚えている。
結果初めてのW杯を優勝することができたムバッペは若くして世界の頂点に立つことになった。
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こんなアタッカーを欲しくないクラブはいないと思うが、レアル・マドリードと少なからず縁があるムバッペ。
ジダンが監督を続ける限り、ムバッペにとってフランスの英雄が指揮するクラブに移籍したいと思うのは不思議なことではない。
むしろ、ムバッペの市場価値はかなり高額となっているだけにその資金を支払うだけの能力があるクラブといえば我らがエル・ブランコであるとも言えよう。
キリアン・ムバッペ(エムバペ)のプレースタイル
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若くしてずば抜けたストライカーとしてのセンスを発揮し数々のゴールをネットに沈めてきたキリアン・ムバッペ。
ジダンに憧れてヘアスタイルを坊主にしたこともあるというほど幼い頃から彼のアイドルだったんだとか。
ジダンの場合ヘアスタイルというのかどうかは置いておいて、そんなムバッペの凄さとはなんなのか?
ここからはキリアン・ムバッペのプレースタイルや特徴について書いていく。
僕が思うムバッペを語る上で欠かせないポイントは以下の通り。
- 爆発的なスピード
- シュート技術の高さ
- 味方も使える戦術理解度の高さ
それでは一つずつ解説していく。
爆発的なスピード
まず最初にムバッペを語る上で欠かせないポイントは爆発的なスピードだ。
ムバッペは足が速い。
超絶に速い。
まずはこれを見てもらおう。
クッソ速すぎ問題。
この試合でムバッペは最高速度時速44.6kmを記録し、試合を通じて平均速度は36km。
世界最速の男として有名なウサイン・ボルトでさえ平均時速37.5km。
ちょっと遅いやんって思った人…最高時速は一緒の44.6kmである。
ボルト=ムバッペ
と言っても過言ではないのだ。
ムバッペがどれだけ爆速のスピードを誇っているかが一目瞭然なのはお分かり頂けたと思う。
前にスペースがあれば、ポーン!と蹴ってヨーイドン!で簡単に相手を置き去りにできてしまうのだ。
そしてそのスピードが生きてくるのがオフ・ザ・ボールの動きだ。
ムバッペは足元でボールをもらうだけでなく、相手DFの背後のスペースへ飛び出す動きも非常に得意。
自慢のスピードを生かして一気に裏に抜け出し、そのままシュートまで持ち込みます。
つまりムバッペは足元でもパスを受けれるし、スペースでもボールをもらえる選手。
一言で言うなら厄介である。
もちろん、ドリブル技術の高さもムバッペの魅力の1つだ。
スピードに乗ったドリブルと聞くと縦一直線かと思ってしまいがちだが、実際には緩急を使ったドリブルも得意。
シザースなどテクニック系のドリブルを披露することもあるが、基本的には一歩目の速さ、瞬発力を生かしたドリブルで相手を置き去りにしてしまう。
敵陣深くまで切り込んで、中にクロスを上げたりそのまま自分でシュートを打ったり。
サッカーをするのに足が速いに越したことはないな、とつくづく感じさせてくれる選手だ。
シュート技術の高さ
そしてムバッペの魅力を語る上で欠かせないのが彼のシュート技術の高さだ。
これまでの数々の記録を見てもわかるように、ムバッペは高い得点力を誇るアタッカーだ。
- 2017-18:27試合13ゴール8アシスト
- 2018-19:29試合33ゴール7アシスト
- 2019-20:20試合18ゴール5アシスト
- 2020-21:23試合18ゴール6アシスト(執筆時点)
なんと言ってもゴール前での落ち着きが素晴らしい選手で、GKとの1vs1の状況でも冷静に空いているコースへ流し込むゴールが多い。
またイメージではあるが、スピードを生かして相手DFの背後に抜け出しGKも出てきたところをループシュートを狙うゴールも多い気がする。
とにかくシュート前の駆け引きも上手な選手なのでムバッペの前にスペースがあると精度の高いシュートで得点を量産する。
速くて決定力がある選手というのはアタッカーとして最強なのはお分かりだろう。
アンリ、ブラジルのロナウド、今でいうメッシやクリロナなど時代を築いてきたアタッカーは皆同じようなプレースタイルを持っている。
日本でも、浅野拓磨や永井謙佑のように世界で通用するレベルで足の速い選手はたくさんいるが、決定力はそんなに高くない。
しかしムバッペはとんでもないコースに冷静に流し込む技術もあれば、左右で強烈なシュートも打てる。
控えめに言ってチートである。
味方も使える戦術理解度の高さ
そして最後にムバッペの魅力を語る上で欠かせないのが戦術理解度の高さだ。
ムバッペはただの点取屋ではない。
自分よりも味方の位置が良いと思ったら味方を生かすこともできる選手。
それを示せているのがアシストの数だろう。
先ほども書いたが、ゴールを量産するなかでアシスト数もなかなかの数字を誇っているのがお分かりいただけるだろう。
ムバッペのボールを持った時の視野の広さが関係している。
味方を見つけるのが非常に速いので、ムバッペがどんなにトップスピードでドリブルをしていても冷静に余裕を持って味方にパスを繋げることができるのだ。
サイドから相手を切り裂いて中央にいる選手に合わせる、なんてシーンはムバッペの十八番でもある。
もちろん、状況判断力も良いので、味方よりも自分が打った方がいいという場合は、積極的に自分で狙っていく。
このように、アタッカーとしてパスを出すのかシュートを打つのか、はたまたドリブルで切り込んでいくのか、守備側がなかなか的を絞れないあたりがムバッペの魅力でもあり厄介さでもある。
ムバッペ(エムバペ)はレアル移籍希望!?
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契約を2022年までと残していながら今夏に移籍するのではないかという噂が流れている次世代のスター候補、キリアン・ムバッペ。
プロデビューしてからその類い稀な才能とセンスで得点を量産しサッカー界を驚かせてきた存在だ。
そして今ムバッペは世界でも最高のアタッカーとして自身の価値をぐんぐんと高めている。
- ボルト並みの爆発的なスピード
- オフ・ザ・ボールの動き
- ドリブル技術の高さ
- シュート精度の高さ
- 戦術理解度の高さ
- アシストもできる視野の広さ
ムバッペの同僚があるインタビューで「ムバッペはレアル・マドリードに行くことを望んでいる」と語っていた。
実際、レアル・マドリードのトライアルを受けていること、監督がフランスのレジェンドでムバッペも子供の頃に出会っているジダンであること、などを考えてもレアル・マドリードに少なからず何かしらの愛着があることは確かだろう。
日本人の自分が、少年時代に見ていた中田英寿や中村俊輔や三浦知良などが指揮しているチームでプレーできる機会があればしてみたいと思うのは不思議なことではない。
現在、ムバッペの市場価値は1億8000万ユーロと破格の数字となっている。
もちろんPSGもムバッペの解除金を高く設定していることもあり、レアル・マドリードが獲得を熱望した場合、多額の移籍金を支払う必要があるとともに年俸もそれなりに支払う必要が出てくるだろう。
多額で獲得したアザールやベイルが現在なかなか活躍できていないということもあり、それらの選手を放出、そして期待の若手であるヴィニシウスやロドリゴらを放出するという噂もあるが、ムバッペが前線に入ることを考えればそれもやむを得ないのかもしれない。
クリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリードに加入し歴史的な記録を残したことを考えても、それくらいのことをして次世代のスター候補を獲得する価値はあるだろう。
そして個人的にも時代を彩るスター選手はレアル・マドリードにいるべきだと考えている。
ムバッペ、マドリードで待っているぞ。
Hala Madrid!!!