スタジアムによっては満員の観衆の中で盛り上がりを見せているEURO2020(2021)。
執筆時点ではまだグループステージ半ばではあるが、徐々に決勝トーナメント進出を決めるチームが出てきたことで大会も中盤に差し掛かってきた。
そんな中我らがマドリーの選手達も中心選手として各代表で活躍しているわけだが、ここで僕は1つ思ったことがある。
ガレス・ベイルってもしかして二重人格なんじゃ…?
ってことで今回は、EURO2020のウェールズ代表を率いる主将ガレス・ベイルが「別人」すぎる件について書いていく。
ウェールズを率いる主将ガレス・ベイル
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今や誰もが知っている快速アタッカー、ガレス・ベイル。
マドリーでは度重なる怪我や素行不良などもありチームの構想外となっていた。
そして、2020-2021シーズンはレアル・マドリードからトッテナムへレンタル移籍をすると、当初こそ怪我に苦しんだが、最終的には公式戦に34試合出場し16ゴール5アシストと「別人」のような成績を残した。
見事な復調を見せたベイルは現在行われているEURO2020(2021)のウェールズ代表で主将として選出されると、今の所グループステージ3試合を終えて2アシストという成績を残している。
実は、ウェールズ代表はフランスで行われた前回大会のEURO2016ではベスト4に食い込んでいることで今年こそは優勝を狙っていることだろう。
個人的な話にはなってしまうが、ウェールズ代表というのは実はタレントが豊富なチームで毎回何かを起こしてくれるのではないかと期待してしまう。
今年もチームの完成度は高い。
ユベントス所属のアーロン・ラムジー、ストーク・シティ所属のジョー・アレン、そしてトッテナム所属のベン・デイビスなど黄金世代と言われ前回大会を経験しているベテラン勢、そしてリバプール所属のネコ・ウィリアムスやリーズ所属のタイラー・ロバーツなどプレミアの舞台でもプレー機会を増やしている若手の勢いがうまく融合できているチームだ。
そして、それをまとめているのが我らがレアル・マドリードが保有元のガレス・ベイルなのだ。
「ギャレス」なのか「ガレス」なのかは一旦ここでは置いておこう(笑)
そんなウェールズ代表はグループステージ3戦を終えて2位フィニッシュ。
決勝トーナメント進出を決めている。
ラムジーやアレンらベテラン勢にとっては集大成とも言える今大会、そして主将ベイルはEURO後に引退するのではないかとも言われているだけにウェールズ代表が今大会優勝を狙う理由は十分にあると言っていいだろう。
ウェールズ、正直言って注目だ。
我らがレアル・マドリードで4度チャンピオンズリーグを制覇した事のあるガレス・ベイル。 ここ最近のシーズンは度重なる怪我に悩まされ、ジダンの構想外となってしまってたベイルは、古巣でもあるトッテナム・ホットスパーにシーズンレンタルされてい[…]
ベイルが別人!?
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そんなウェールズ代表を率いている我らがマドリーの所属選手ガレス・ベイル。
プレーに関しては怪我しなければ全く問題ないというか出来過ぎなんだけど、性格に難があるってイメージちょっとありません?
なんかこう…物静かで斜に構えてるというか、ありません?←(笑)
マドリーではスペイン語を何年在籍しても喋れない事でロッカールームで孤立しているなんて報道されたり、みんなとの食事は時間が遅すぎるから参加しないなどとチームでのコミュニケーション不足を指摘されていた。
そして怪我でパフォーマンスが悪くなり、クルトワからは「ベイルのことはゴルファーと呼んでる」などと皮肉られるなど、性格なのかなんなのかは分からないが、なんか不貞腐れてるというか引っ込み思案というか、ラモスのようにチームの中心に立ったり時にはしゃいだりするようなチームを引っ張るタイプではないんだなと思っていた。
実際、マドリーがCL3連覇を達成してサンティアゴ・ベルナベウで行われたセレモニーでもベイルはみんなの輪から離れた位置にいたのが目についた人もいるのではないだろうか?(笑)
ベイルが珍しくスペイン語でなんか喋ってる動画もあったはずだけど、見つけられなかった←
そしてレアル・マドリード公式が出しているYouTubeにはマドリーの選手達が質問し合っている動画があるのだが、会話は全部スペイン語。
そんな中モドリッチが「英語がいい?」って気を遣ってるシーンもある。
それくらい、ベイルはスペイン語での会話に入っていけないのだろう。
自分が分からない言語で目の前でみんなが楽しそうに会話している時ほど辛いものはないのは分かる。
だからこそ、その言語を身につけようと普通は頑張るのだが…
しかし!!
第一言語の英語がベースとなる代表チームではベイルの様子が全く違う。
そして、グループステージ第2戦のトルコ戦に2-0で勝利した後にベイルが見せたキャプテンシーに僕は驚いた。
試合後に円陣を組んだウェールズ代表。
その円陣の中心にあのベイルが!
◆EURO◆主将ギャレス・ベイルが円陣でウェールズイレブンを鼓舞する言葉がヤバ過ぎる件www : WorldFootballNewS https://t.co/wSAXUfta5f ベイル草
— フック (@P9suammmya) June 18, 2021
えぇ…ベイルって二重人格なんですか!?
ってくらいカッコいいキャプテンらしい姿に驚いたマドリディスタは多かったのではないだろうか?
WOWOWの映像に数秒だけ映し出されたベイルのチームを鼓舞し称えている姿はかなり印象的だった。
これぞ代表の主将!
って姿。
マドリーでもそういう姿を見せて欲しいんですけど…
あ、引退するんだっけ?
いやまだしないでよ、マドリーはアタッカー不足なのよ。
いやでも年俸高いしなあなた。
ってそんなことは今はどうでもいいのよ!
とにかく僕が言いたいのは、ベイルがマドリーにいる時とウェールズ代表にいる時とで全くの「別人」だよねってこと。
そんな二重人格ベイルが率いるウェールズ代表はグループステージ最終戦のイタリア戦は敗戦となったものの決勝トーナメントに進出。
負けたら終わりという後が無い戦いに挑むウェールズを引っ張るのは、我らがレアル・マドリードのガレス・ベイルだ。
2アシストとアシストランクでも上位に位置しているベイルだが、得点はPKを外したりどフリーでボレーを浮かしたりとまだ無得点。
決勝トーナメントではチームを勝利に導く得点も期待したい。
そして、ここまでウェールズ代表の試合をあまり見れてないよ!って人はウェールズ代表のサッカー、そしてベイルのキャプテンシーにも注目して試合を見て欲しい。
ってことで今回はここまで!
Hala Madrid!!