マドリーの世代交代の鍵でもあるフェデリコ・バルベルデにマドリディスタは期待しよう!

知っている人も多いとは思うが、我らがレアル・マドリードは長年実はメンバーがそんなに変わっていない。

そしてその最たる例は「黄金の中盤」と言われているモドリッチ・クロース・カゼミロの3人だろう。

彼らは現在のマドリーの攻守の要としてチームを牽引している。

しかし、その3人の中に割って入ろうとしている期待の若手がいる。

フェデリコ・バルベルデだ。

バルベルデはコパ・アメリカにも参戦したウルグアイ代表の23歳。

ということで今回は、マドリーの世代交代の鍵でもあるフェデリコ・バルベルデにマドリディスタは期待しよう!について書いていく。

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フェデリコ・バルベルデのプレースタイル、特徴とは?レアルの中盤を担う新星ハードワーカーを解説!
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期待したい選手No. 1バルベルデ

 

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20-21シーズンは失意に終わってしまったレアル・マドリード。

それだけに21-22シーズンにはそれぞれの選手に覚醒してもらいたい!と願っているマドリディスタも多いのではないだろうか?

僕もその1人だ。

細かく言えば、得点力不足が散見した攻撃陣に奮起を促したいところだが、個人的に今季一番評価を高めて欲しいと思う選手がいる。

それがフェデリコ・バルベルデ。

パハリート(小鳥)という愛称でも親しまれているバルベルデは、今季で4シーズン目。

昨シーズンまでの成績は以下の通り。

シーズン 出場試合数 ゴール数 アシスト数 プレー時間(分) 先発出場数 途中出場数 シュート数 被ファール数 ファール数 イエローカード数 レッドカード数
2018-2019 25 0 0 1120 10 15 12 2 23 6 0
2019-2020 44 2 5 2715 30 14 26 15 37 5 1
2020-2021 33 3 0 1964 21 12 21 13 19 3 0

これらのスタッツを見てもわかる通り、マドリー2年目となった19-20シーズンでは40試合以上に出場し、中盤の選手として得点もアシストも記録。

ジダンもバルベルデの才能を絶賛し、途中はモドリッチからポジションを奪うなど素晴らしい成績を残した。

以下が当時、カゼミロが送ったバルベルデに対しての賛辞だ。

「僕は彼が2年以内に世界最高の8番プレイヤーになるだろうと言ったぜぇ。けれど彼はどんどんレベルを上げていて僕の言ったことは間違っていたみたいだぜぇ。彼にとって信じられないシーズンで、彼は僕らにとって最も重要な選手の一人、そして試合ごとに成長しているぜぇ」

ワイルドだろぉぉ?←

少なからず、現在のサッカー界で世界最高のワイルドな守備的ミッドフィルダーと言っても過言ではないカゼちゃんからこんなに褒められるなんて本人も嬉しくてたまらないだろう。

しかし、マドリーに新しい風を吹き込むだろうと期待されていた昨シーズンは、怪我や新型コロナウイルスに感染してしまうなど、なかなか戦線に復帰できなかった。

結局、絶対的ボランチのカゼミロ、攻撃を司るパサーのクロース、35歳になっても好パフォーマンスを披露している万能型MFモドリッチの3人がマドリーの中盤をほとんどの試合でカバーすることになってしまった。

しかし、それでも彼が持っているポテンシャルの高さは試合に出れば随所に表れていた。

 

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まず、バルベルデの魅力を再確認してみよう。

彼の魅力といえば、サッカー選手としてトータルで優れている選手だということだ。

豊富な運動量を生かして、ピッチを縦横無尽に走り回り、攻撃ではスペースへ走り込み、守備では絶対に手を抜かない。

それでいて、足元の技術にも優れ、パスやシュートのどちらも武器として通用するレベルだ。

そしてなんといっても縦への推進力はバルベルデの十八番といってもいい。

昨シーズン、ジダンはバルセロナとのクラシコの試合でバルベルデをウイングで起用したことがあった。

これまではモドリッチの代わりにバルベルデを起用してきたジダンがついに黄金の中盤と同じピッチにバルベルデを送り込んだのだ。

しかも3トップの1枚として。

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その狙いは戦術的なもので、バルセロナの左サイドバックであるジョルディ・アルバ対策だった。

守備にも定評があるバルベルデをアルバにしっかりマークさせて、攻撃の際はアルバの上がった後のスペースをスピードと推進力で徹底的につきまくった。

バルベルデは足もめちゃくちゃ速いのよ。笑

ジダンがバルベルデの特性をしっかり理解した采配だった訳だが、その次の試合となったCLのリバプール戦では右サイドバックとして出場。

負傷者が続出したことによる緊急的な配置だったとは思うが、バルベルデがどれだけサッカー選手として能力が高い選手なのかを窺わせる。

だって右ウイングの時は本職のアセンシオいたし右サイドバックの時は本職のオドリオソラいたんだから。

それくらい監督も使いたくなっちゃうくらい信頼できて頭も良くて対応できる技術も持っている選手なのだ。

しかもそんな選手がまだ23歳だっていうんだから驚きだ。

絶対的な存在感を放ってきたモドリッチをベンチに追いやってスタメンを奪い取るまでしたバルベルデ。

怪我なくシーズンを迎えれば確実にマドリーのファーストチョイスになるだろう。

そして、モドリッチやクロースなどと共存してリーグ戦やカップ戦などの日程を戦い抜いて欲しいものだ。

バルベルデのマドリディスモに期待しよう!

バルベルデという選手は、他のどのチームにも渡してはいけない選手。

お金がなくなっても、欲しい選手のトレード要員で名前が上がっても、何があっても、バルベルデだけは放出してはいけない。

なぜなら絶対にマドリーを担う選手になるからだ。

君はこの映像を知っているだろうか?左下のバルベルデに注目してほしい。

地面割れるって(笑)

このバレンシア戦でゴールが決まった後のリアクションを見て思った。

なんというマドリディスモを持ち合わせているんだ!!

まだ若手なのにも関わらず、1つのゴールでここまで感情をあらわに出来るなんて、チームの為に本気で戦っている選手に決まってる。

そしてもう1つ。

このシーンはあまりにも有名だが、僕が彼のことが好きになったプレーの1つだ。

チームが勝つ為に自分の退場も厭わない姿勢

若い選手でここまでできる選手はそういない。

敵将のシメオネも大絶賛したこのプレーで退場とはなってしまったものの、MVPを獲得したバルベルデ。

こんな選手に期待しないわけにはいかないだろう。

バルベルデは今季のプレシーズンの目標としてスタメンを奪取することを掲げていた。

彼ならできると思う。

もちろん、ベテラン勢もスタメンを譲る気はないだろう。

しかしそこの牙城を崩すのは彼しかいない。

そしてそれがきっかけとなれば徐々に世代交代につながっていくことだろう。

いずれにしてもバルベルデはマドリーの中心選手として活躍してくれることを祈っている。

そしてマドリディスタはバルベルデに明るい未来を期待しよう。

Hala Madrid!!!

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