我らがレアル・マドリードが誇る黄金の中盤の一人、トニ・クロース。
彼の右足から放たれるパスは非常に高い成功率を誇り、精密機械とも呼ばれているほどだ。
そんなマドリーでもドイツ代表でも中心選手として活躍しているクロースだが、ドイツ代表はEURO2020(2021)でベスト16にて敗退。
前々から囁かれていたEURO後のクロースの去就だがついに…
ドイツ代表引退を発表した。
マドリーではまだ観れるのに、なんだろうこの少し悲しくなってしまう感じは。。
サッカー選手を引退するってなったらどうなってしまうんだろう…
ということで今回は、代表でも存在感を発揮し続けたクロースが代表で残した功績をまとめておこう!
音楽や演奏をする際にテンポを合わせるために用いられるメトロノーム。 我らがレアル・マドリードには「ドイツ製メトロノーム」と言われレアルの中盤を支えているトップクラスの選手がいる。 それがドイツ代表トニ・クロースだ。 若くか[…]
トニ・クロースが代表引退を発表!
— Toni Kroos (@ToniKroos) July 2, 2021
前々から噂はされていたが、ついにクロースが代表引退を正式に発表した。
レーヴ監督が率いたEUROでのドイツ代表は決勝トーナメント1回戦でイングランドと対戦し0-2で敗戦。
これによりドイツ代表はベスト16で敗退が決定した。
大会後には15年間もの間ドイツを率いてきたレーヴ監督が退任を表明し、新監督であるハンジ・フリックにタスキが渡されることとなる。
これはつまり新しいドイツ代表に生まれ変わる瞬間ということ。
そのタイミングで何人かの功労者らとともにトニ・クロースも代表引退を表明した形だ。
クロースはもう代表で見れないのか〜!
でもスパッと辞める感じが凄い彼っぽいよね。
クラブに集中してくれるということで、今まで通り当たり前のように高いパス成功率を見せつけてもらいましょう⚽️トニ様お勤めご苦労様です!
— Dale Blanco(ダレブランコ) (@daleblanco10) July 2, 2021
クロースの代表でのキャリアは2010年3月にドイツ代表デビュー。
それ以降はマドリー同様に中盤に欠かせないピースとして106試合に出場した。
以下、SNSで表明されたクロースのコメントだ。
「ドイツ代表として106試合でプレーした。これ以上プレーすることはない。109試合まで伸ばして、EURO優勝を最後に引退したかったのが本心だ。今大会で引退することは前から決めていたから、2022年のカタール・ワールドカップに出場することはなかった。引退の主な理由は、今後数年はレアル・マドリーでの目標に集中していきたいからだ。11年間戦ってきた代表チームに参加しない時間を休息に充てることができるようになる。夫として父としても、妻と3人の子供のそばにいる時間を増やしたい。こんなにも長い間、このジャージを着ることができて非常に光栄だった。誇りと情熱をもって戦ってきた。代表キャリアを通じて支えてくれたファンとサポーター、そしてヨアヒム・レーヴ監督に感謝したい。僕を代表選手にして信頼し、世界王者に導いてくれた。一緒に長い間、成功を共にすることができた。これまで、本当に光栄だった。新たなハンジ・フリック体制での幸運を祈りたい」
クロース代表活動お疲れ様!
あとはマドリーでタイトルを獲得しまくろう!!
トニ・クロースが代表で残した功績
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代表期間 | 出場試合数 | ゴール数 | アシスト数 | プレー時間(分) | イエローカード数 | レッドカード数 |
2010/3/3 – 2021/7/2 | 106 | 17 | 19 | 8321 | 7 | 0 |
2010年3月3日にアルゼンチンとの親善試合で代表デビューしたクロース。
そこから数々の試合をこなし、最終的には106試合というキャップ数を記録した。
ちなみにこの記録は歴代のドイツ代表の中で歴代7位(1位はローター・マテウスの150試合)となっている。
W杯に初めて出場したのは2010年南アフリカW杯の第3戦目となったガーナ戦。
途中出場の81分からではあったがワールドカップ初出場を記録した。
獲得タイトル
- FIFAワールドカップ2014
クラブでは様々なタイトルを獲得してきたクロースではあるが、実は代表で獲得したタイトルはたくさんある訳ではない。
しかし、なんといってもクロースはW杯で頂点を経験している。
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クロースの代表引退発表は世界的にも大きなニュース。
FIFAW杯の公式Twitterもクロースのプレー集をまとめている。
クロースにとって最後のワールドカップとなった2018年ロシアW杯でのスウェーデン戦で決めたフリーキックは印象が強い人も多いのはないだろうか?
🇩🇪 @ToniKroos has announced his retirement from international football
💫 The 2014 #WorldCup winner produced some special moments on the biggest stage for @DFB_Team_EN pic.twitter.com/ikeejAhrkl
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) July 2, 2021
出場大会での結果は以下の通り。
- 2010年 FIFAワールドカップ 2010:3位
- 2012年 UEFA EURO 2012:ベスト4
- 2014年 FIFAワールドカップ 2014:優勝
- 2016年 UEFA EURO 2016:ベスト4
- 2018年 FIFAワールドカップ 2018:グループリーグ敗退
- 2021年 UEFA EURO 2020(2021):ベスト16
個人記録
- UEFA U-17欧州選手権2006 ゴールデンボール賞
- 2007 FIFA U-17ワールドカップ ゴールデンボール賞
- FIFAワールドカップ ベストイレブン:2014
- UEFAチーム・オブ・ザ・イヤー :3回 (2014, 2016, 2017)
- FIFA/FIFProワールドイレブン :3回 (2014, 2016, 2017)
- IFFHS選出ベストプレイメーカー :2014
- UEFA EURO 2016・ベストイレブン : 2016
- IFFHS選出年間ベストイレブン :2017
- ドイツ年間最優秀サッカー選手賞:2018