5月23日をもって全日程を終了した2020-2021シーズン。
あっという間だったな。
我らがレアル・マドリードは残念な事に1つもタイトルを獲得できない、無冠のシーズンとなってしまった。
- ラ・リーガ:2位
- UEFAチャンピオンズリーグ:ベスト4敗退
- コパ・デル・レイ:3回戦敗退
- スーペルコパ・デ・エスパーニャ:準決勝敗退
まさかコパ・デル・レイで3部相手に負けるとは思わなかったけど!笑
そんなこんなで怪我人が多発してしまったシーズンではあったが、評価を高めた選手もいれば評価を下げた選手もいる。
ということで今回はレアル・マドリード大好きなダレブランコが2020-2021シーズンに出場したトップチーム選手を6段階(A〜F)で総評していこうと思う。
2020-2021シーズンのチーム・個人総評
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まず最初にチームの総評としてはCとさせてもらう。
理由としては、
くやC(悔しい)シーズンとなったから
だ。
・・・許して欲しい。ごめん。
Cになってしまったマイナスポイントとしては無冠で終わったことが一番でかい。
先ほども言った通り、カップ戦で3部相手のチームに負けて敗退をしてしまうなんてマドリディスタとしても納得がいかない。
リーグ戦も序盤からスタートダッシュに失敗したシーズンではあるが、負けてはいけない相手に土をつけられるなど名門レアル・マドリードとしてはあってはならない事。
チャンピオンズリーグもグループリーグはハラハラしたもんだ。
負けるのは仕方ない事だが負け方、負ける相手が悪かったように思える、そんなシーズンだった。
そして、怪我人の多さもよろしくない。
これに関しては選手個人の問題のようだがメディカルスタッフの責任でもあるとも言える。
怪我人が増えて野戦病院化してしまった今季は、トップチーム所属の選手が少ないが故に、すぐに復帰させてまた怪我をするという悪循環を何回繰り返しただろうか。
カルバハル、マルセロ、ラモスなどなど主力選手が相次いで離脱するともなれば安定したパフォーマンスを出せないのは仕方ない。
ベンチにイスコしかいないなんてこともあったぞ?
しかし、それでも終盤はどんどん盛り返したとも言える。
それがプラスポイント。
チャンピオンズリーグはなんだかんだベスト4まで進出したし、リーグ戦は最終節まで優勝の可能性が残るぐらいV字回復。
リーグ戦だけで言えば2月のウエスカ戦から18試合無敗をキープするなど怪我人が多い中で勝ち点を積み重ねる事ができた。
そしてカスティージャの選手をうまく融合させながら来季につながる新しい才能を見出したのもプラス。
怪我人が多いが故の棚からぼたもち感はあるかもしれないが、アントニオ・ブランコ、ミゲル・グティエレス、セルヒオ・アリーバスなどトップチームでも十分通用する才能を見出す事ができた。
戦力として計算が立つ選手を発見できたことはマドリーの未来は明るいだろう。
ティボ・クルトワ:A
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今季ほぼ全試合でゴールマウスを守り続けたティボ・クルトワ。
評価はもちろんAだ。
守備陣に負傷者が相次ぎ、万全な守備陣が揃わない状態ではあったが、最後の最後でクルトワに助けられるというシーンが何度もあった。
ティボ神なんて言葉も生み出されたほど。
今季は51試合に出場して44失点118セーブという成績。
失点シーンはほんとクルトワごめんね。っていうシーンばかりでその他は完璧なプレーでチームを引っ張った。
左利きなのに右足も当たり前のように使いこなすことでバックパスした際独特の「あ、大丈夫か?」って心配がないのも彼の特徴。
相手のプレッシャーが来てもボランチにサッとつける辺りもさすがだ。
そこにパス出してくれるトワ!←
今季のMVP候補の一人だろう。
ダニ・カルバハル:F
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「不動の右サイドバック」なんて言われていたダニ・カルバハル。
しかし今季はFと評価させてもらう。
シーズン序盤こそスタメンに名を連ねていたものの、そこからは幾度とない怪我でチームを離脱。
最終的にカルバハルは全公式戦でたったの15試合しか出場する事ができていない。
右サイドバックに関してはカルバハルしか頼りにならなかった状況での長期離脱はシーズン通してかなり痛かった。
カルバハルはバスケスに家でも買ってあげろって言いたいくらい、マドリーはバスケスに助けられたと言っても過言ではない。
反省を込めて髭を全剃りして来季カムバックしてほしい。
エデル・ミリトン:A
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センターバックの4番手ともされていたエデル・ミリトン。
評価はAだ。
序盤はベンチに座る日々が続いていたが、ラモスやヴァランの負傷が続いたこともあり出場の機会を得ると、持っていたポテンシャルを遺憾なく発揮。
スピード、高さ、パワー、ビルドアップで高いレベルのプレーを連発し、最終的にジダンの信頼を勝ち取った。
シーズン終盤はミリトンに助けられたと言っても過言ではないだろう。
シーズン途中までは夏の放出候補とまで言われていた選手ではあったが、マドリーが絶対に手放したくない存在に格上げされた事は間違いない。
マドリディスタからの評判も良好で、ミリトンの存在がこれまで主力を張ってきたラモスやヴァランの去就にも影響するとも言われている。
ただとにかく、ミリトンとミリタオどっちかの呼び方に統一してほしい。
セルヒオ・ラモス:D
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我らがレアル・マドリードの絶対的キャプテンでもあるセルヒオ・ラモス。
今季の評価はDだろう。
というのもラモスは今季負傷でチームを離れる時期が多く試合に出る事ができていない。
そしてプレーした試合でも怪我の影響からか、出足が遅い場面も目立ち以前のような守備力も見られなかった。
それでもなんだかんだで21試合4得点1アシストという記録を残しており、前のシーズン(11得点)に比べれば劣るものの得点力は発揮したと言える。
またベンチ内だけでなくベンチ外でもスタンドからチームを鼓舞する姿はプラスに値する。
というか中継にも声が入るほどの声を出すとなるともうベンチもクソもない。
スタンド外でも抗議する姿はさすがではあるが、キャプテンはやはりピッチ上にいるべき。
来季の去就がしっかり決まらずマドリディスタを不安にさせている点もいただけない。
ということで、普通よりちょっと下のDだお前はバカたれ。
ラファエル・ヴァラン:C
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ラモスと並んでセンターバックの主力としてチームを牽引してきたラファエル・ヴァラン。
評価は及第点に値するCだ。
今季は公式戦41試合に出場するなど最終ラインを守ってきたが、大事な時期でチームを離脱。
コロナ関係なのでしょうがないとはいえ、終盤の大事な時期での離脱は正直いただけない。
だが、試合に出ればスピードや高さを生かした安定したプレーで守ってくれるので及第点。
相変わらず得点力は低い気がするがまあそれはいいだろう。
ただもう1つマイナスポイントとしてまだ契約が残っているにも関わらず、チームを出たい発言をしているということ。
シーズン中に噂になるとマドリディスタは落ち着かない。
なんだかんだ長い期間マドリーに在籍しているヴァランは次世代のセンターバック候補、キャプテン候補だっただけに非常に残念。
まだ去就は発表されていないが、出ていく可能性が高いんだとか。
お金になる選手ではあるが、本当に出ていくの?
ってな感じでムカつくんでCです。
ナチョ・フェルナンデス:A
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守備的ポジションはどこでも任せてみんしゃい!って常に言っているナチョ・フェルナンデス。
今季は大車輪の活躍をしたと言っても過言ではないだろう。
だから評価はA。
特にシーズン中盤からはナチョなしでは不安になってしまうほどだった。
これまでは出場してもサイドバックでの起用が多かったナチョだが今季はセンターバックがメイン。
これもラモスが怪我で離脱したことが理由で起用された訳だが、対人の激しさや空中戦、そして何より攻撃時の積極的な持ち出しで攻守に貢献した。
37節では値千金の今季初ゴールを決めて勝利に貢献。
シュートは確かにたまたま膝に当たったみたいな不恰好なシュートではあったが、これまで後ろを一生懸命守ってきたナチョのゴールにマドリディスタは興奮しただろう。
シーズンの活躍が認められてEUROのスペイン代表候補に名前があがったほど。
ジダンもナチョがいた事でかなり助かったはずだ。
ナチョの株が爆上がり中ナンデス。
エデン・アザール:F
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チェルシーでとんでもない成績を残してやってきたエデン・アザール。
今季の評価ですか?
聞く必要あります?
ってくらい何もしてないので評価はF。
彼の今季を言葉で表現するなら
怪我
そして
怪我
さらに
怪我
というシーズンだっただろう。
出場する試合も特にインパクトを残せないまま終了する事が多く、挙げ句の果てにはCLのチェルシー戦で敗戦後に元チームメイトと談笑する姿が映し出され大炎上。
マドリディスタをこれでもかってくらい怒らせると、最終節の前にまたも怪我。
そしてシーズン終了後には、本当なのかわからないが「マドリーを出てチェルシーに行きたい」発言をしてしまうなどもう手に負えない。
プレーで手に負えない存在だったのに。
我ながら上手い。
トニ・クロース:A
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パスの精密機械とも言われているトニ・クロース。
評価はAだろう。
彼がいるといないとでは攻撃に少々の不安が出るってくらい存在感はでかい。
普段からボールを保持するスタイルで攻撃するマドリーだが、彼がいる時といない時とでは、パス成功率、パス本数、ボール支配率に違いが出る。
公式戦42試合に出場し3得点9アシストという数字が残しているように、しっかりと貢献している。
シーズン終盤3試合で欠場したのはかなり痛かったが、ロスタイムにクロースがミドルシュートを打って決まった後の雄叫びはマドリディスタも興奮した事だろう。
バモース!!って言ってた。
まぁそのシュート、アザールに当たって入ったからアザールのゴールになったみたいだけど。
淡々とプレーしているようでめっちゃ熱いってのがまたたまらんよね。
Twitterでも「カイザー」と親しまれているクロースは来季も重要な存在になるんじゃないかな。
カリム・ベンゼマ:A
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9.5番なんて言われているカリム・ベンゼマ。
今季の評価はA。
本当はSをつけたいほどだ。
今季ほとんどの試合に出場し、公式戦46試合30得点9アシストと文句のつけようがない数字を記録。
得点力不足と言われていた攻撃陣の中で唯一火を吹いた。
あ、本当に口から火が出る訳じゃなくて、その、言い回しというか。
火出たらそれは怪獣やん?
そんな事はどうでもいいんだよ。
得点が欲しい時には必ずと言っていいほど点を決めてくれる存在で、リーガ23得点は得点ランク2位。
ゲームメイク、パス、ヘディング、コントロールシュート全てを高い水準でこなすベンゼマを見る事ができた。
その活躍もあり、追放されていたと言われるフランス代表に電撃復帰。
ただ一つ言いたいのは早く手を直しなさいよ(笑)
移籍もしないようでマドリディスタとしても人安心!
ルカ・モドリッチ:A
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万能型ミッドフィルダーといえばルカ・モドリッチ。
今季のルカ様の評価はA。
本当はSSとかつけたい。
というのもまずモドリッチはフィールドプレイヤーで最も多くの試合に出場した選手。
今季は48試合に出場し6得点4アシストという成績を残した。
うん、働きすぎである。
ジダンも彼が35歳だって事実は知ってると思うんだけど、それでも先発で使いフル出場させる試合が多かったのは彼がそれだけ必要不可欠な存在だったからだろう。
シーズン序盤こそスタメンから外れる試合もあったが、最終的にはメンバー表にモドリッチの名前がない日はなかった。
我々マドリディスタからしても心配になるほどで、それでも一生懸命走ってボールを追いかける姿には感動させてもらった。
試合終了間際に、思わず手を膝についてしまうモドリッチを見て、つい心打たれた人も多いのでは?
もともと良い選手な上に、ピッチ上で誰よりも駆け回り、最終節では逆転ゴールを決めてしまうスターぶりはまだまだマドリーでやれることを証明した。
そして5月25日にはモドリッチとの契約延長をレアル・マドリードは発表した。
マルコ・アセンシオ:D
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強烈な左足を持つマルコ・アセンシオだが、今季の評価はDとさせてもらう。
今季のアセンシオは48試合に出場して7得点2アシスト。
いやボランチの選手かよ。
ってくらい点を決める予感のしないシーズンだった。
ジダンはスタメンでもスーパーサブでもアセンシオを必ず起用する。
試合を見ていても足元の技術やキープ力は本当にすごいと感心する。
出場してすぐに点を決める試合も何度かあり、全然点を決めない選手だ、とはもちろん言えないのだが、アセンシオはもっとやれると思うしやってほしい。
期待を込めてD。
ベンゼマと絡んだ時は「塩おにぎり」なんて言われているが、今季はそう言いたいのに言えない日が続いた気がする。
言いたいのよ。
すごく言いたい。
塩おにぎり!!って。
だからもっとゴールに絡む動きを意識して来季は躍動してね。
マルセロ:E
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魔法の左足を持つ超攻撃的サイドバックのマルセロ。
今シーズンの評価はEだ。
マルセロも怪我で離脱する期間が長かった一人。
左サイドバックもメンディにポジションを取られてしまいベンチ生活が続いた。
メンディならまだしも、怪我から復帰した後もカスティージャから招集されているミゲルにまでポジションを奪われる形に。
かつて不動の左サイドバック、世界最高の左サイドバックとまで言われていたマルセロの姿はどこへやら。
要所要所で足元の技術の高さを見せつけるも、やはり物足りなかった。
個人的にはアタランタ戦でウイングバックで出場した時のマルセロが楽しそうで良かったって印象しかない。
僕は嫌いじゃないのよマルセロくん。
存在もキャラもプレーも嫌いじゃないのよ。
ただ勝ちたいのよ。
放出するのではないかと言われているマルセロだが、果たして。
アンドリー・ルニン:C
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ウクライナの星とまで言われているアンドリー・ルニン。
評価ですか?
そうですね、Cとかにしときましょうか。笑
ルニンが今季試合に出場したのはコパ・デル・レイの1試合のみ。
しかも敗戦。
ほろ苦いデビュー戦となった訳だが、1試合では評価するに値しない。
僕はメンバー表で彼の名前を見るたびにいつも思ってる。
どんな気持ちでベンチにいるんだろうって。
ベンチメンバーとして映像で切り抜かれもしないし、クルトワの牙城はおそらくしばらく崩せないし、どんな気持ちで支度してどんな感情で遠征とかしてんのかなって。
GKやったことないから本当にわかんない。
来季こそはもっとチャンスもらえたらいいねって親心で見てしまう(笑)
で、でもポテンシャルはすごいんだからね!!
カゼミロ:A
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マドリーの潰し屋こそカゼミロ。
今季の評価はAだろう。
相変わらず替えの効かない存在となっているカゼミロだが、今季はチーム2位の得点力を誇るなど守備だけでなく攻撃でも貢献。
46試合に出場して7得点4アシストという素晴らしい記録を残している。
試合を見ていても守備は毎回圧巻のプレーを披露してくれるが、より攻撃的になった印象。
隙があればボックス内に入っていくし、ビルドアップも以前より絡んでる感じがする。
たまに、意味不明なパスミスをしたりすることもあるが、総じて評価は高い。
特にここぞ!という場面での得点やアシストはイメージが強烈。
マリオのウェンディ(検索して)に似過ぎているという点も気になるが、中盤のそこに君臨していたカゼミロはクッパみたいだった。
全然上手いこと言えなかった。
フェデリコ・バルベルデ:B
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ウルグアイのパハリート(小鳥)ことフェデリコ・バルベルデ。
今季の評価はBとさせてもらおう。
まず怪我で離脱している期間が長かったのはマイナスポイント。
復帰してまた怪我してっていうパターンもあった。
しかし復帰すればチームで重要なピースの1つになることを証明したシーズンでもある。
本職の中盤でモドリッチやクロースなどに代わって入ることもあれば、ウイングの一角として起用されるなど、持ち前の推進力と守備力で様々なシステムに対応した。
特に、クラシコでは右ウイングとして出場し左サイドバックのジョルディ・アルバを抑え込む。
そして、CLのリバプール戦2ndレグでは右サイドバックとして出場すると相手の快速ウインガー、サディオ・マネを完全に封じ込めた。
シーズン終盤はクロースが欠場する穴を完全に埋めて攻守に貢献。
ボールを持った時の縦への推進力が本当に意味が分からない。
ウイイレみたい←
来季だけでなくマドリーの未来は彼にかかっていると言っても過言ではない存在バルベルデ。
WOWOWの解説者がフェデっていうのが腹立つって話題になったほど、マドリディスタからも愛されている存在である。
頑張れ、フェデ!!
ルーカス・バスケス:A
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これまで12番的存在と言われていたユーティリティプレーヤーのルーカス・バスケス。
しかし今季のバスケスはこれまでとはまた一味違う選手として重宝された。
もちろん評価はAだ。
今季のバスケスは34試合に出場し2得点7アシスト。
アタッカー登録の選手としては物足りない数字ではあるが、バスケスが今季主戦場としたのは右サイドバックだった。
カルバハル、オドリオソラなど右サイドバックを本職とする選手たちが相次いで負傷するとジダンは攻守に走り回る事ができるバスケスを起用。
最初は大丈夫か?って感じではあったが、本職じゃないとは思えないほどサイドバックの役割をこなした。
オドリオソラが怪我から復帰した後も右サイドバックはバスケスを起用。
そして、オドリオソラを起用すればバスケスはウイングにポジションを上げるというような使われ方を見てもジダンの信頼を完全に勝ち取っている事が分かった。
バルセロナとのクラシコで膝を怪我してしまい、その試合でシーズンアウトとなってしまったバスケスだが、彼がいなければマドリーは負傷者が多発した中でメンバーのやりくりを行うことは出来なかっただろう。
見た目は中学生、プレーは大人なバスケス。
マドリーに残ってくれるみたいだし、早く公式発表を待ちたい。
アルバロ・オドリオソラ:C
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マドリディスタからはクロスオドリなんて言われているアルバロ・オドリオソラ。
今季の彼の評価はCとする。
シーズン終盤の彼の働きぶりは素晴らしいものだったと思う。
よく走り、よく攻撃に参加し、守備でも一定の存在感は出していたと思う。
しかし、まず怪我をして右サイドバックに欠員を作った事、バスケスやカスティージャのマルビンにポジションを奪われたこと、そしてバルベルデにまで右サイドバックのポジションを譲ったことは本職の身としてどうだろうか?
それもこれも、元々はプレーの安定性が保てていなかったこと、そしてフィジカル負けをする事があったからだとは思う。
実際、プレー選択も縦に突破してクロスを上げるだけでは物足りない。
それがクロスオドリと言われている所以でもあるが(笑)
完全に相手を1vs1で抜き切る力がもっと備われば怖い存在になれそう。
とはいえ、バスケスが怪我をして離脱した後に右サイドバックに基本的には起用されるようになると、徐々にパフォーマンスを上げていったのが目に見えたのはプラスポイントだろう。
当初は「オドリオソラにボールが渡るとハラハラする」と言われていたのにも関わらず、シーズンが終わる頃には「オドリオソラにボールが渡ってもハラハラしなくなった。むしろ可能性感じる。」とまで言われるほど。
調子を上げたオドリオソラは「なんでそこにいるの!?」という2ゴールを決めチームの勝利に貢献したシーズンでもある。
この値千金のゴールと後半の復調でギリギリC評価とさせてもらう。
オドリオソラ、来季もお笑い担当頼むで。
ヴィニシウス・ジュニオール:B
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ネイマール2世だとかNewネイマールだなんて言われているヴィニシウス・ジュニオール。
そんな彼を評価するのであればBだ。
彼の武器といえばなんと言ってもスピードと独特のリズムがあるドリブル。
今季もそのスピードを生かしたショートカウンターで相手の脅威となり続けたのは間違いない。
また、CLベスト8 1stレグのリバプール戦ではドブレーテ(2得点)の大活躍でチームを楽にさせた。
とはいえ、
とはいえ、だ。
彼の持ちネタといえば「いや外すんかい」である。
というのも、ヴィニシウスの課題は最後の精度だ。
ドリブルで相手を抜いて絶好のチャンスでもシュートだけはなぜかうまくいかない。
肝心な所で相手に当ててしまう。
アタランタ戦でもとんでもない距離をドリブルで進んで最後の最後でシュートが枠にも行かないというのは盛大にズッコケさせてもらった。
そう、とにかくパスもシュートも最後の精度がうんちなのだ。
ベンゼマのリアクションなんか見てられない。
クロースやモドリッチが頭を抱えるシーンを何度見たことか。
彼には期待も込めてC、先輩方にがっかりされながらも真摯に受け止めてプレーを続けるその姿に同情してBだ。
点を決めれる選手になればネイマール2世と言われても間違いなく恥ずかしくないだろう。
これだけは言えるのは、マドリーは彼を手放してはいけないということ。
イスコ:E
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マドリーのマヒア(魔法)とも言われているイスコ。
今季の彼を評価するならEだ。
理由としては髭が濃すぎるからだ。
ってのはもちろん嘘だ!!
もう説明する必要はないとは思うが、イスコって本当にサッカーが上手い。
彼にボール持たせれば簡単に取られるようなことはない。
第一ジダン政権の時に大活躍していたイスコも、第二ジダン政権ではかなり苦しんでいるのは明らか。
今季も試合には29試合出場しているものの、先発で出場したのはたったの10試合。
イスコを差し置いてカスティージャの選手が出ることもあった。
今季彼はほとんどがベンチスタートだったこともあり負傷者続出の時はベンチで友達がいなかった思う。
それくらいイスコは不遇されていた。
ただ一つ救いとしてあまり怪我をしていない。
試合に出てないからそりゃそうだろって感じだが、イスコがベンチにいるというのはなんだかんだですごい贅沢。
相手もイスコが途中から出て来たら嫌だなって思うだろう。
にしても今季はインパクトなさすぎ。
放出候補にもなっているイスコではあるが、彼の去就やいかに…
フェルランド・メンディ:C
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マルセロから左サイドバックの座を奪ったフランス人サイドバック、フェルランド・メンディ。
今季の彼を総評するならC。
意外と低くてごメンディー!
まずプラスポイントとしては先発としてジダンの信頼を勝ち取ったこと。
今季は38試合に出場しており、その中には3バックに挑戦した試合も含まれている。
メンディが意外にも3バックの一角を担うことができるという事で、ジダンも戦術がかなり広がったと思う。
マイナスポイントとしては、終盤に離脱してしまったこと、そして攻撃でアクセントになりきれない部分だ。
マルセロほどやれとは言わないが、もう少しクロスを上げたり切り込んだりするプレーがみたい。
ボールを受けては横にパスをするというプレーがメインでは相手は何も怖くない。
それで言うと終盤左サイドバックを担当したカスティージャのミゲルの方が怖さはある。
そして自慢の守備力だが時折雑なプレーも目立つ。
安定しないなーというのが正直な印象。
僕が監督だったらミゲルを起用してしまうだろう。
誠にすいまめんでぃ!!!
マリアーノ・ディアス:E
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ドミニカ共和国の血も入っている現代的ストライカー、マリアーノ・ディアス。
彼の評価はEだ!
本当はFにでもしてやりたいくらい僕の中で評価は低い。
ただ唯一彼の好きなところがある。
がむしゃらさだ。
正直言って、よくリヨンで沢山点取れたな?ってくらい上手いとは思わない。
足元の技術もマドリーの他のメンバーと比べれば劣っていると思う。
ただ試合に出た時の彼はとにかく一生懸命やる。
大事な時にミスしたり、何でもないプレーでポカしたり本当に腹は立つが、その直向きさは感心する。
ただフォワードとして結果を残していないのはいただけないね。
今季22試合に出場して1得点。
ベンゼマという大きな壁がいながらこれだけの試合に出させてもらっている選手としては異常に少ない。
いや少なすぎるって。
フンガフンガ鼻息してる場合じゃないのよ。
今季のパフォーマンスを見れば放出候補になっても仕方がない。
気持ちの面も失ったらもう彼は終わり。笑
フランスリーグにお戻り。
ロドリゴ・ゴエス:D
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小さなネイマールとも言われているロドリゴ・ゴエス。
今季の彼はDとさせてもらう。
今季は33試合2得点7アシストという記録を残したロドリゴだが、全体的な印象としてあまりインパクトを残していないのではないだろうか?
途中怪我にも苦しみ離脱する期間も長かったが、復帰すればジダンに起用されるなど重宝されている存在。
数字を見ても得点だけでなくアシストもできる選手であることも分かるとは思うがこれが彼の持ち味。
右でも左でも起用できる柔軟さも出場試合数が増える要因だろう。
特にアセンシオとロドリゴがウイングで同時出場した際の左右のフレキシブルな感じは相手にとってもやりにくかっただろう。
そういう面ではシュートも打ててパスも出せてドリブルも出来る彼のポテンシャル計り知れない。
だが今季の彼は試合中に消える時間帯もかなり多く何もしないまま交代する試合も沢山あった。
本人はもう少し出場機会をコンスタントに得れるチームへの移籍希望との事だがマドリーはどうする!?
記録だけみても本当はCにしてあげたいところだが、期待を込めてDだ。
ダレブラが選ぶ2020-21シーズンMVPは?
という事で2020-21シーズンのトップチーム所属選手を評価してきたが独断と偏見まみれで凄かっただろう。
そして皆さんお待ちかねの我々Dale Blanco(ダレブランコ)の編集部が選ぶ2020-21シーズンMVP、通称MGJ(めっちゃ頑張ってたやん自分)は…
…
ルカ・モドリッチですっ!!
おめでとうございます!!!
理由としてはもうシンプルです。
イケオジだからです。
ルカ様はもう35歳ですよ、最年長ですよ。
その最年長が1番試合に出て、誰よりも走り、誰よりも勝利を求め、持っているクオリティの高さを毎試合見せてくれていたという事。
最終節の逆転ゴールなんか、マジで嬉しかったよ。
最後の最後まで見せてくれるんだ!って。
控えめなガッツポーズで済ませるあたりも良いよね。
疲れてたんだろうけど、まだ若い時はコーナーまで走って行ったりしてたもんな。
イケてるよ、アンタ。
めっちゃ頑張ってたやん自分!!