レアル・マドリードにとってもマドリディスタにとっても失意に終わった2020-2021シーズン。
多くのタイトルをもたらし選手としても監督としてもレジェンド的な存在だったジダンも去り、絶対的なキャプテンだったセルヒオ・ラモスもチームを去った。
去った人数は少ないけれど、チームが大きく変わる人事だ。
そして新しくアンチェロッティを迎え入れ、新体制で臨む「覚悟の2021-2022シーズン」はタイトルを沢山獲得してマドリーの強さを取り戻して欲しい。
そんな中、強いマドリーに魅了されて応援してきているマドリディスタのみんなが思っている事の1つと言えば…
今季はどんな布陣で戦うんだい?
って事じゃないだろうか?
補強も大事だけど、結局は試合に挑む11人の組み合わせが重要な鍵を握る。
ということで今回は、王座奪還を目指す我らがレアル・マドリードのフォーメーションを予想していこう。
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【2021-2022シーズン】予想フォーメーション
マドリディスタは誰もがもっと積極的に補強をすると思っていたはずだ。
無冠に終わった2020-2021シーズンは決定力の低さと怪我人の多さが足を引っ張っていたこと、というのは誰が見ても明らかだ。
しかし、この記事を執筆しているこの時点までで補強した選手はダビド・アラバのみだ。
そして、絶対的な存在だったセルヒオ・ラモスが去り、その隣で若くから守備陣を支えてきたラファエル・ヴァランまで退団するという噂がある。
そしてそして、ペレス会長は今回のオフシーズンにおける補強は終了した旨をフロントに伝えたというニュースまで見た。
はぁ?(怒)
ってなったマドリディスタが8割だろう。
ビッグネームを狙っているとは言え、お金が無いのであれば補強はできない。
絶対にビッグネームを補強するべきなのかはさておき、とにかく今分かっているメンバーで戦うしかない。
監督は名将カルロ・アンチェロッティ。
レアル・マドリードは常勝軍団でならなければならない。 しかもただ勝つのではなく美しく勝つ。 これが我らがレアル・マドリードの目指しているサッカーであり、クラブの信念であると言える。 失意に終わった2020-2021シーズン[…]
何か彼らしいフォーメーションが出てくるとは思うが、今の時点で開幕に向けてマドリーが組むであろう予想フォーメーションはこんな感じだろう。
基本フォーメーションは4-3-3でカゼミロを1ボランチに置いたこれまでの形。
アンチェロッティのサッカーには攻撃のタクトを振るう選手が中盤に一人いることが多いのでその役割をクロースが果たすことになるだろう。
そしてその両隣に守備に強いカゼミロ、ボックストゥボックスで攻守に貢献できるバルベルデを配置した。
正直、モドリッチの可能性もある。
モドリッチとアンチェロッティは前にも一緒に仕事をしてることもあり、モドリッチはアンチェロッティのやりたい事を体現できる選手とも言えるからだ。
そして、ウーデゴールはテストマッチやプレシーズンマッチでも起用されているが、ここまで大きなインパクトを残せていないことからサブでの起用が濃厚だろう。
守備陣に関しては、結局ダビド・アラバがセンターバックに入ることが予想できる。
試合を重ねるごとに変わってくるかもしれないが、開幕戦はアラバとミリトンのコンビで真ん中を締めて、左にメンディ、右にカルバハルが予想される。
しかし、このサイドバックの2人はプレシーズンではちょっとした負傷などの影響で試合に参加できていないのは問題点。
アラバを左サイドバック、センターバックをナチョとミリトンコンビ、右サイドバックをオドリオソラ、もしくは昨シーズン右サイドバックを多くこなしたバスケスの可能性も高い。
守備陣に関しては怪我の状況次第って感じではあるが、メンディのセンターバック起用論など様々な組み合わせがシーズンを通して期待できそうだ。
そして、攻撃陣に関してだが、マドリーはウインガーが豊富だ。
センターフォワードに関しては正直一択、カリム・ベンゼマしかいない。
今回は右ウイングにかなり時間をかけさせてもらったが、このまま怪我なくシーズンを迎えることができたらガレス・ベイルが起用されるだろうとみた。
やはり、彼のスピードと決定力はアンチェロッティの助けになってくれると思う。
しかも前にも一緒に仕事をしていることもあり理解し合えているのも大きい。
迷った選手はバスケス。
昨シーズンは主力としてしっかりシーズンを戦ったこともあり評価は高いはずだが、バスケスはスーパーサブとしての出場になるだろうと見た。
そして左ウイングに関しては、ロドリゴが起用されると予想する。
ヴィニシウス、アザール、アセンシオなどまだまだアタッカーはいるが、プレシーズンで目に見える結果を残しているロドリゴの活躍はアンチェロッティの目にも残っているはず。
アザールやヴィニシウスなどがいるという理由で右ウイングを担当することが多かったが、左ウイングの一人としてスタメン争いに食い込んできそうだ。
しかし、その2人も全然スタメンで起用される可能性はある。
特にヴィニシウスはマドリーの中でもトップレベルの成長株。
彼の覚醒が攻撃力に厚みをもたらしてくれると思う。
アザールに関してはとにかく怪我からしっかり復帰してくれること、とにかくそれだけを祈りたい。
ゴールキーパーは守護神ティボ・クルトワでまず間違いないだろう。
希望のフォーメーション
ここからは、マドリディスタの僕が今季はこんな布陣で試合に挑むマドリーを見てみたい!ってフォーメーションも紹介したい。
僕が2021-2022シーズンで見てみたいレアル・マドリードのスターティングイレブンはこれだ。
どう?←
僕が見てみたい布陣の基本フォーメーションは3-4-3(3-2-2-2-1)。
ここからはこの布陣にした理由を何個か書いていく。
FWの配置
これは完全に個人的な意見なのだが、レアル・マドリードはやはりゴールを量産してなんぼのチームだと思っている。
そんな中で鍵になってくるのがアタッカー陣の奮起。
2020-2021シーズンのマドリーは得点力不足と言われているが、本当にそれは間違いない。
頼りになるのはベンゼマたった1人のみ。
でもよく考えて欲しい。
ベイルとアザールとベンゼマという3人が怪我もなくコンディションを保ったら、めちゃくちゃ銀河系なのである。
なので期待を込めてこの3人をアタッカーに配置した。
3人の間隔を狭くしているのはわざとで理由としてはアザールの使い方。
EUROを見てて思ったことだが、ベルギー代表のアザールはピッチの中央をメインに自由に動き回り、パスにドリブルにと攻撃に絡んでいる。
マドリーでは左ウイングで少し苦しそうだ。って思ったのが正直な印象(笑)
なので、より中央でプレーできるように、そして、いざとなれば開くこともできるように配置した。
そもそもベンゼマも降りてきてパス回しに加わるタイプなので、その裏をベイルのような快速アタッカーがつけば見事な中央突破を見せてくれるのではないだろうか。
3トップにしているが、アザールをトップ下風にするイメージで考えてみると分かりやすいかもしれない。
とにかくこの3人は化ければかなり手強い3人になることは間違いない。
バックアップにもロドリゴやアセンシオなどスピードもパンチ力もある選手が控えている事を考えると、マドリーって点が取れないのが不思議だ。
アザール、ベイル、お前ら怪我だけは気をつけろよ(笑)
MFの配置(ウイングバック)
そして、中盤に関してはウイングバックを採用。
これはヴィニシウスとバスケスを生かしたいということで考えた。
もちろんヴィニシウスは2トップの一角としてベンゼマのようなタイプの選手の横に置くと力を発揮するとは思うが、前にスペースがあればあるほど生きる選手だ。
前シーズンでは1試合だけ右ウイングバックをやったりしてたが、やはり彼の戦場は左サイドだろう。
ボランチに入ったクロースと近い距離を保つことで彼をうまく活かせるのではないかと踏んだ。
そこで不安になるのは守備面。
守備の際は最終ラインまで戻ったり、相手サイドバックへのチェックなど守備にも忙しいポジションなのはウイングバックなので言うまでもない。
その点ではバスケスは全く心配していない。
むしろ攻守に貢献できるウイングバックというポジションがバスケスの戦場といってもいい。
しかしヴィニシウスはあくまでもアタッカー。
となると、アラバやマルセロのような、本職は左サイドバックだけど攻撃にも定評がある選手を配置するのもいい。
マルセロに関してはマドリーに生き残るならもうウイングバックしかないかと…
画像でヴィニシウスを配置したのは、彼にマドリー選手として成長してほしいという個人の願いもある。
ヴィニシウスは化ける選手だと思っているので。
MFの配置(ボランチ・アンカー)
ボランチにはクロースとカゼミロを配置。
これはクロースに攻撃のタクトを振るってもらいながら、クロースの近くで守備の仕事人でもあるカゼミロにせっせとボールを回収して欲しいからだ。
パサータイプの選手の横には、それに専念できるように守備に走り回れる選手を置くのが良いと僕は思っていて、アンチェロッティもACミランで指揮をとっている時代にピルロの横にガットゥーゾを置いていた。
僕はこのアイデアにすごく賛成なのだ。
なのでアメフトのクオーターバックのようにボールを持った選手に近づかせないようにカゼミロに守ってほしい。
とはいえ、彼らをシーズン通してフル稼働させると怪我人がでて昨シーズンの二の舞になるので、バルベルデやモドリッチやブランコ(トップ昇格決まってないけど)など中盤のハイクオリティな選手を入れ替えながら対応したい。
ちなみに、アラバもこのポジションでプレーすることができるのでカゼミロがいない時に守備強度を高めたいならアラバの起用もありだ。
2ボランチにすることによって戦い方を変えながら様々な組み合わせができるので、質の高い中盤の選手が多いマドリーには最適なのではないかと思っている。
DFの配置
そして最終ラインは3バックを採用した。
セルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランがいないマドリーで純粋なセンターバックとして計算できるのはミリトンとナチョだけだ。
しかし、アラバのユーティリティ性とメンディのコンバートさえできればこの形もありだと思っている。
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メンディを真ん中に置いた理由は、フィジカル的優位性とスピード、そしてカウンター時に飛び出した時にセンターバック経験のある2人がカバーリングに長けているという点を考慮。
とはいえ、アラバが真ん中でも良いとは思うのだが、アラバにはぜひ相手のフォワード脇をドリブルで進み、質の高いパスを前線に出して欲しいという考えもある。
攻撃の最初のパスを出す際に、質の高いボールを繰り出せるのはメンディよりもアラバだろうと思った。
もちろん、ナチョを3バックの左に置いてアラバを他のポジションでも起用するのもいいが、スピードのことを考えてメンディを起用したい。
以上だ(笑)
でもあの選手を使いたい…
この布陣を考える際に1つだけ心残りがある。
ミゲル・グティエレスを使いたい
ということだ。
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僕は彼をかなり推している。
ミゲルを使うならやはり左サイドバックが適任だと思っている。
クオリティを考えれば左ウイングバックもできる選手だとは思うのだが、あいにくウイングバックは渋滞している。
もし、ミゲルがトップチーム昇格をするのであれば4バックで他の戦術を考えるかもしれない。
というか、僕はミゲルが昇格したらそれこそ一番良い補強になると思っているよ。
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それにしてもイスコとかアセンシオとかロドリゴとかレベル高いのに起用が難しい選手ってマドリーにはたくさんいるよね。
あ、ちなみにウーデゴールに関しては「マドリーを出てアーセナルに戻りたい」ってまた言ってるみたいなので今回は外させてもらった。
マドリーで戦う覚悟のない選手を構想に入れたいって思う監督はいないよね。
彼には期待してるんだけど…起用するなら2トップにしてトップ下かな。
久保はとりあえず入る隙は今のところないと思うし、レンタル濃厚だろうということで。
怒らないでね。(笑)
いやいや、それよりもこっちの方がよくない?って思う人はぜひコメント、もしくはTwitterでワイワイ話をしよう(笑)
Hala Madrid!!!