これまで数々の栄光を成し遂げたきた我らがレアル・マドリード。
今も昔もサッカー選手なら誰もが在籍したいと思うビッグクラブだ。
そんなレアル・マドリードというクラブにはこれまでに世界のスーパースターと言われる選手がたくさん在籍してきた。
そして、レアルファンとしてふと思った。
スーパースター達が共演してきた白い巨人でベストな選手を選ぶとしたら誰になるんだろう?
ってことで今回は、独断と偏見でレアル・マドリードに在籍したことのある選手達だけでベストイレブンを選出してみるという贅沢な遊びをしてみようと思う。
歴代のレアル・マドリード所属選手によるベストイレブン
それでは早速エル・ブランコのベストな布陣を考えるという贅沢な遊びをしていこう。
ちなみに、このベストイレブンを決めるのには色々とめちゃくちゃ悩ませてもらった。
僕の選考基準はこうだ。
- チームの為に走れる選手
- 守備をサボらない選手
- 周りを生かせる選手
まず僕が会長だとしたら、走らない選手は取らない。
かつ、攻撃した後に守備に戻らない選手も必要ない。
チームの為に戦える選手がメンバー選考の基準の1つだ。
そして、どんなに足元がある選手でも球離れの悪い選手は選考外だ。
リズムよくパスをつなぎ、アタッキングゾーンまで侵入し、最後のアタッキングサード(ゾーン3)で勝負できるサッカーを想像して選考させてもらった。
今回僕がベストイレブンを選ぶ上での基本フォーメーションは4-4-2のダイヤモンド型にした。
現在のレアル・マドリードのスタイルでもある4-3-3と迷ったが、どうしても僕のエル・ブランコには合わない。
今回はスタメンの11人と同時に、ベンチメンバー10人、そして監督も選出させてもらった。
それでは早速一人ずつ発表していこう。
ここからは、スクロールして選手名が出てきたらスタジアムで選手発表される時のアナウンス実況と観客の児玉を想像していって欲しい。
それでは、我らが銀河系軍団のベストイレブンの発表といこう。
Starting line up for Real Madrid!!!!
GK:イケル・カシージャス(1999年〜2015年)
まずGKは、イケる気がするー!で有名のイケル・カシージャスで異論はないだろう。
レアル・マドリードには15年間在籍し、公式戦通算725試合に出場したレジェンド。
スペイン代表でも最多出場を誇っており、レアル・マドリードだけでなくスペイン代表のレジェンドでもあるスーパーGKだ。
我々銀河系軍団はどうしても攻撃的な選手が多い中で、最後尾にいるだけで安心感を与えてくれる存在。
的確なコーチングと反射神経でチームのピンチを幾度となく救ってくれた名GKである。
俺が止めてやるから点取ってこい!と言わんばかりのリーダーシップはベストイレブンに相応しい。
心臓発作で病院に搬送されて以来ピッチに立つことはなく引退したが、現在はレアル・マドリードのフロントに入閣し裏で我らがレアル・マドリードを支えている。
CB:ファビオ・カンナヴァーロ(2006年〜2009年)
センターバックは太眉ベイビーフェイスことファビオ・カンナバーロだ。
2006年ドイツW杯で優勝したイタリア代表で全試合出場しキャプテンも務めた名ディフェンダー。
その2006年にレアルに加入するとディフェンダーながらバロンドールを受賞するなどキャリアの全盛期をレアルで過ごした。
契約期間は3年間であったが、その3年間で数々のタイトル獲得に貢献。
身長は176cmと大きくはないが、鋭い読みと空中戦の強さを武器にしてピンチを防いでくれた。
空中戦が強いのもそうだが、相手の選手との駆け引きが非常に上手い選手で相手を飛ばせない技術だったり、相手への寄せの速さが凄く優れていた。
世界に名を残しているセンターバックとしてベストイレブンに含めないわけにはいかない。
現在は中国で監督として頑張っている。太眉で。
CB:フェルナンド・イエロ(1989年〜2003年)
そして4バックもう一人のセンターバックはフェルナンド・イエロだ。
彼にはキャプテンも務めてもらう。
我らがレアル・マドリードが銀河系軍団と呼ばれていた時代にキャプテンとして後ろからチームをまとめていた支柱的存在。
レアルに在籍した14年間でリーグ優勝5回、チャンピオンズリーグを3回制しており、そのキャプテンシーとガッツあふれるプレーはファンを魅了した。
対人に非常に強く空中戦などの相手に攻撃をさせない守備センスもさることながら、得点力にも優れたDFで1シーズンに21得点を記録したことも。
レアル在籍時での総得点は102点となっている。
ここ最近では2018年ロシアW杯の2日前にスペイン代表の監督に就任したことでも話題になった。
とにかく顔が濃い。
LSB:ロベルト・カルロス(1996年〜2007年)
左サイドバックにはブラジルが生んだスキンヘッドことロベルト・カルロスを選出した。
個人的には即決したポジションだ。
レアル・マドリードの左サイドバックと言ったらどこか攻撃的なイメージはないだろうか?
その原点はやっぱりロベカルだろう。
彼の特徴は、長距離のスプリントを何回でも繰り返し攻撃参加する無尽蔵のスタミナと強烈なキックを持つ悪魔の左足。
体は確かに小さいが、ロベカルがシュートモーションに入るだけで相手からしたら脅威でしかなかった。
テレビで見てても僕は壁に入る選手たちを見ておしっこをちびってた。
それは嘘である。
現在のレアルではマルセロが長年左サイドバックを務めていたが、そのマルセロが認められたのもロベカルのおかげと言っても過言ではない。
彼の存在が現代のサイドバック像を作ったとも言える。
セットプレー時のオプションとしても是非ベストイレブンに選出させていただきたい。
RSB:セルヒオ・ラモス(2005年〜現在)
現在のレアル・マドリードのキャプテンでもあるセルヒオ・ラモス。
そんなラモスは右サイドバックとして選出した。
理由としては、右サイドバックでの経験があること、守備もしっかりやれること、スピードがあること、キックも素晴らしいものを持っていることだ。
彼のプレースタイルについては以下の記事を読んでもらいたいので割愛する。
右サイドバックといえばミチェル・サルガドだろ!って人もいるかもしれない。
それも分かるが、攻撃参加をした際のアイデアや精度に関してはラモスが上だろうと判断した。
もちろんサルガドのようないぶし銀的なプレーヤーも嫌いじゃないし、ベストイレブンに相当すると思うが今回はラモスのバックアッパーという役割に回ってもらう。
セルヒオ・ラモスはディフェンダーとしてイエロを抜いて最多得点記録保持者になった。
このベストイレブンでもコーナーキックでの得点を狙って欲しい。
「世界最高のアタッカーはクリロナかメッシか」という議論がなされるように「世界最高のディフェンダーは誰か?」という議論で必ず名前が上がる選手。 それが我らがレアルマドリードが誇る絶対的キャプテン、セルヒオ・ラモスだ。 正直、彼なし[…]
DMF:フェルナンド・レドンド(1994年〜2000年)
ここからは中盤に入っていく。
4-4-2のダイヤモンド型ボランチに選出したのはフェルナンド・レドンドだ。
アルゼンチン代表でもありプリンス(王子)とも言われていた天才。
現在レアル・マドリードが好き!って言ってる人の中でレドンドの存在を知っている人はどれくらいいるだろうか?
タイプ的には守備職人マケレレと天才グティを足したような選手。
レドンドはおそらく現代でプレーしても世界最高のボランチと言われているかもしれない。
守備的なミッドフィルダーではあるが、中盤の底から長短のパスを出しチャンスを演出したり、華麗なドリブルで相手を抜き去る姿はファンの心に刻まれていることだろう。
そのルックスと華麗なプレーから守備のイメージが中々つかないだろうが、相手に激しくチャージングする姿やチャンスを潰す場面も多くみられた選手。
これは有名な話だが、レドンドがレアルを抜けた後にボランチをプレーしたエルゲラは、レドンドが一人でこなしていた役割をマケレレと二人でカバーしてこなしていたそうだ。
つまり、レドンドはアンカーとして攻守に貢献できる存在で戦術面や状況判断などのスマートさも持ち合わせた選手。
なので、今回僕は守備職人として名を馳せていたマケレレはベンチに置かせてもらい1ボランチを採用した。
レドンドは大怪我をして引退を迫られた選手なので、怪我をする可能性を考慮したらマケレレがベンチにいるのはデカいだろう。
RMF:ルイス・フィーゴ(2000年〜2005年)
右サイドハーフには、ライバルバルセロナから禁断の移籍を果たしてエル・ブランコにやってきたルイス・フィーゴを選出させてもらった。
移籍してきた年が、バルセロナでの活躍が認められてバロンドールを獲った年というのもあり「裏切り者」と言われ、カンプノウでの試合で豚の首が投げ込まれたのは超有名な話。
フィーゴを選出した理由としては、相手がなかなか足を出せない独特なリズムのドリブルはもちろんだが、アシストできる選手であるということ。
現在スペインリーグで記録をどんどん更新しているバルセロナ所属のリオネル・メッシだが、メッシが台頭してくるまでフィーゴは1番アシストをしている選手だった(現在は歴代2位)。
そんな選手を選出しないわけにはいかないだろう。
フィーゴという選手は知っているが、そんなにパッとしたプレースタイルがないと思っている人は多い。
しかし、ドリブルでスルスルと駆け上がったかと思えば、フォワードの選手にピンポイントで合わせてくれる。
スピードがあるわけではないが、このアシスト力こそがフィーゴの最大の魅力。
後から紹介するフォワードとも相性がいいのは間違いない。
もちろん背番号は10番だ。
OMF:ジネディーヌ・ジダン(2001年〜2006年)
トップ下にはジネディーヌ・ジダンを選出。
もうジズーに関しては説明は不要だろう。
今も昔もヘアスタイルが自慢のプレーヤーだ。
現在は我らがレアル・マドリードの監督として指揮をとっているが、2001年に当時史上最高額だった推定9000万ユーロでユベントスからエル・ブランコに移籍してきたフランスの英雄。
「華麗」という言葉はこの人のためにあるのか、と思うほどファンを魅了してくれた選手で、相手に取られないボールコントロールはプロの選手でも舌を巻くほどだった。
特にチャンピオンズリーグのレヴァークーゼン戦で見せた左足のダイレクトボレーはあまりにも有名なシュートだろう。
銀河系軍団と言われていた当時のチームでもアイコン的存在で、数々のスーパープレーを見せてくれた。
今では練習で選手にボールを蹴る姿が見れるが、そのコントロール力は健在だ。
背番号は銀河系軍団の全盛期でつけていた5で決まりだ。
LMF:クリスティアーノ・ロナウド(2009年〜2018年)
左サイドハーフには、レアル在籍中に4度もバロンドールを獲得したクリロナを選出した。
公式戦438試合に出場し450ゴールは史上最多。
この数字を見るだけでもちょっと異常であるが、野球の下手さはあまりにも異常である(気になる人はYouTubeでチェック)
今ではフォワードのイメージが強いだろうが、元々サイドでのドリブルが得意な選手でもある。
ここは「後輩」としてフォワードではなくサイドハーフで汗をかいてもらうことにする。
今では守備をするイメージはあまりないだろうが、マンチェスターU時代などの若いときはしっかりと守備ができる選手だった。
今回の『俺のベストイレブン』ではクリロナは王様ではない。
しっかりと走り回ってもらうことにする。
このメンバーでまだ若者のお前に背番号9はもったいない。
ポルトガル代表でつけてた17を授けよう。
ポルトガル代表コンビでサイドハーフをよろしく頼んだ。
FW:ラウール・ゴンザレス(1994年〜2010年)
ここから2トップのフォワードの発表だ。
一人目はレアルのレジェンドであり最高のストライカー、ラウール・ゴンザレスを選出した。
レアル・マドリード史上最多の741試合に出場し、クリロナに次ぐ歴代2位の325ゴールの記録を残しているエルニーニョ(神の子)。
彼の存在は銀河系軍団の中でも抜きん出ていて、常にアイコン的存在として親しまれてきた。
難しいゴールを決めるというよりは、抜群のポジショニングで簡単にゴールを決めてしまうことでクレバーな選手としても知られていた。
また、難しい試合やどうしても1点が欲しい試合で点を取ってくれる選手でもあった為、ファンは何回ラウールのゴールに歓喜したことだろう。
そして、レアル・マドリードの背番号7といえば、まさにこのラウールと言っても過言ではなく、加入1年目のクリロナもあのベッカムでさえも7番をつけることはできなかった。
スペイン代表でも102試合に出場し44得点を挙げている選手で、GKカシージャス同様レアルだけでなくスペイン代表でもレジェンドとなっている選手。
レアルでの終盤は度重なる怪我やライバルの台頭により出場機会を減らし、ドイツのシャルケに移籍したことで内田篤人と同僚になったことでも有名だ。
現在はカスティージャでレアルの将来を担う若手を指導している。
FW:ロナウド(2002年〜2007年)
そして2トップのもう一人は、元ブラジル代表のエースストライカー、大五郎カットことロナウドだ。
この人ももはや説明不要だとは思うが、スピード、テクニック、決定力のどれをとってもトップレベル。
度重なる膝の大怪我に泣かされた「怪物」だが、2002年日韓W杯では優勝したブラジルの攻撃を引っ張る中心的存在であり、レアルに加入したのはその後。
レアル・マドリードでのデビュー戦では途中出場してから1分で豪快なボレーを叩き込むなど2ゴールをあげて大活躍。
体重が増加したことや運動量がないことにより、勝てなかった試合では必ずと言っていいほど批判の的になっていた選手だが、得点王になれるほどの得点力はチームには欠かせなかった。
GKまで簡単に交わしてしまうステップは何度見ても「ゴール決めるのってこんな簡単なんだっけ?」ってなってしまう。
ちなみに僕自身、サッカーを本格的に始めたのは日韓W杯でロナウドのプレーに魅了されたからでもある。
ただ、髪型がダサかったこともあり、彼を憧れの選手というのは控えてた時代があったのはナイショの話である。
その後はクリロナが好きって公言した。
顔がいいから。
監督:ビセンテ・デル・ボスケ・ゴンサレス(1999年〜2003年)
そしてこれらスーパースターを取りまとめるのが、デル・ボスケ監督だろう。
かつてはレアル・マドリードでプレーした経験をもつ長身MFだったが、監督としても顕著な成績を残している。
選手引退後はレアルの下部組織の育成を担当し、99年からは4年間トップチームの監督を務めた。
その4年間で2度のリーグ優勝と2度のチャンピオンズリーグ優勝に導いた。
2008年からはスペイン代表の監督に就任し、10年南アフリカW杯優勝、12年のEUROを優勝している。
なんとも素晴らしい功績だろう。
しかし、我々一般人からみたら、特に何もしない監督。
すごく熱く戦術を語るわけでもなく、試合中もぼーっとしてるイメージがあるが、レアルを率いるには逆にそれが良かったとも言われている。
まぁぼーっとしてるなんて、そんなことはないんだろうけど。
スペイン代表でもそうだったが、レアル・マドリードでも戦術にこだわりすぎず、だからと言って守備と攻撃のバランスはしっかりと保つ。
そんなところがスターたちを伸び伸びプレーさせながら規律を作れたのだと思っている。
今回ベストイレブンを決めるにあたってデルボスケ監督ならこの布陣で戦うだろうってのを考えながら作ってみたのもある。
個人的にはすごい好きな監督なので抜擢させてもらう。
<ベンチメンバー>
GK13 ケイロル・ナバス:カシージャスの後の守護神。反射神経素晴らしいので第2GKで選出。ただポマード付けすぎて禿げてきてるかも。
DF2 ミチェル・サルガド:サイドバックの2番手。サルガドとはいうがゴリラみたいに走る。現在不動の右サイドバックであるカルバハルも後に語り継がれることだろう。
DF35 ぺぺ:CB本職の控えが一人欲しいので悪童を選出。でもラモスもいるので3番手以降。あと名前が顔と似つかないからムカつく。背番号は適当。
DF12 マルセロ:サイドでもサイドバックでも起用できる攻撃力とテクニックは魅力。ただアフロがむさ苦しい。
MF14 グティ:天才であり名手。交代で彼が出てくることの相手へのダメージはデカい。うますぎて腹立つ。
MF8 シャビ・アロンソ:攻撃を背後から支える天才パサー。14番はグティに譲るから8番で勘弁して。飴ちゃんもつけちゃう。
MF24 マケレレ:レドンドが万が一怪我してもマケレレさえいればどんな相手でも負けれれ。
MF23 デイビッド・ベッカム:顔枠。ってのは嘘で、精密なキックを持ち右サイド・ボランチもできる万能選手。短気なのも好き。やっぱり顔枠。
FW99 ミカエル・ラウドルップ:偽9番の発起人。1vs1は天才的で両足関係なくボールを操る。9番が埋まってるので適当に99番あげちゃう。
FW11 ロビーニョ:相手を揺さぶるドリブルは破壊力抜群。過去に10番を背負った裁判好きの問題児。
レアルは名選手が本当に多い!
ここまで独断と偏見で自分の好きな歴代レアル・マドリード所属選手とサッカースタイルを組み合わせてベストイレブンを選出してみた。
もちろん、この記事内に書いた選手以外でも素晴らしい選手はたっくさんいる。
例えば、サンティアゴ・ベルナベウやアルフレッド・ディ・ステファノなどスタジアムの名前になるまでの偉大な選手もいれば、得点王を何度も獲得しているウーゴ・サンチェスもいる。
しかし、僕自身は正直言ってプレーを拝見したことがない。
なので今回はあえて選出を控えさせてもらった。
サッカー好きのみんなからすれば、永遠に語ってられるこの俺のベストイレブンという話題。
僕も今回はかなり悩んでしまって、途中からなぜか選手の気持ちまで考えてしまった。
それは自分でも本当に意味がわからない。
ただ、確実に言えることは
めっちゃ楽しかった。
みんなも時間ある時にやってみる事をオススメする。
そして、あなたのベストイレブンはどんな感じかコメントでもなんでもいいので教えて欲しい。
あ!
今、僕が暇だったんだ?って思った人ちょっとでてこい。
3時間かけて俺がどんだけ暇だったか語ってあげよう。
15時にサンティアゴ・ベルナベウに集合で。
Hala Madrid!