王座奪還の鍵!?新しくフィジカルコーチに就任したアントニオ・ピントゥスとは何者?

2020-2021シーズンはマドリーにとって大変なシーズンだった。

無冠に終わるという失意のシーズンだった訳だが、なんと言っても怪我人の多さには特に悩まされた。

満足いくスカッドを組めないという歯痒さを持ちながら前監督のジダンはあらゆる起用法で全日程を消化した。

しかしタイトルを獲得できずに終わった責任は監督がとるしかない。

裏側では色々あったがジダンは自ら退任を求め、マドリーは新監督としてカルロ・アンチェロッティを招聘した。

そして、アンチェロッティの6年ぶりの帰還とほぼ同時にある伝説的存在のフィジカルコーチの復帰も発表した。

アントニオ・ピントゥスだ。

知ってる人もいれば、名前は聞いたことがあるけど…って人もいるだろう。

マドリーがUEFAチャンピオンズリーグ3連覇を成し遂げた時にマドリーのフィジカルコーチをしていたのがピントゥス。

ということで今回は新しくフィジカルトレーナーに就任したアントニオ・ピントゥスという男について書いていこう。

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アントニオ・ピントゥスのプロフィール

 

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本名 アントニオ・ピントゥス(Antonio Pintus)
国籍 イタリア
生年月日 1962年9月26日(58歳)
コーチ経歴 ASDセッティーモ(1986-91)/ユベントス(1991-98)/チェルシー(1998-00)/ウディネーゼ(2000-01)/モナコ(2001-2005)/ユベントス(2006-07)/ウエストハム(2008-10)/マルセイユ(2010-11)/アトレティコ・マルセイユ(2011-12)/パレルモ(2012-13)/サンダーランド(2013-15)/レアル・マドリード(2016-19)/インテル(2019-21)/レアル・マドリード(2021-)

新しくレアル・マドリードのフィジカルコーチに就任したアントニオ・ピントゥス

先日アンチェロッティの元始動した新チームの様子をレアル・マドリードはよくツイッターやインスタグラムにアップしているが、その動画や写真に必ず載っているのスキンヘッドのコーチがそのピントゥスだ。

マドリディスタの中には、アンチェロッティとほぼ同時期に発表されたピントゥスの入閣に

「一体何者!?」

って感情を抱いた人もいるだろう。

一言で言うならば、選手たちから「鬼軍曹」とも呼ばれているめちゃくちゃ厳しいトレーナーだ。

上のプロフィールにも書いているように、そのアントニオ・ピントゥスがレアル・マドリードのフィジカルコーチを担当するのは2回目

ピントゥスが初めてレアル・マドリードのコーチとして在籍したのはジダンが監督を務めていた2016年だった。

それから、クラブはCL3連覇だったりリーガ制覇だったりと数々のタイトルを獲得していたわけだが、その影で選手たちを万全のコンディションに作り上げていたのがピントゥスだった。

それからジダンがクラブを去った後も1年間マドリーで仕事をしていたが、2019年の夏にはマドリーを退団。

マドリーからセリエAの名門インテル・ミラノへ職の場を移すこととなった。

ちなみに、監督というのは気心の知れたメンバーを身の回りに置いておく人が多いが、ロペテギなどはジダンがいなくなった後も在籍していたそのイタリア人をよくは思っていなかったという噂もあった。

それでいて何もしないままチームを去って行くんだからロペテギって男は本当に(怒)

移籍したインテルでは素晴らしい仕事で選手のコンディションをしっかりと管理し、インテルは20-21シーズンにスクデットを獲得。

しかし、コンテが取締役会との衝突によりインテルを去る事になったことでピントゥスもチームを去ることになり、そして今回マドリーに再び戻ってくることになった、というわけだ。

アントニオ・ピントゥスはどんな人?

 

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これまで21個ものトロフィー獲得に貢献してきたアントニオ・ピントゥス。

先ほども書いたが、ピントゥスは選手たちから「鬼軍曹」と言われるほど厳しいトレーニングを行う事で知られている。

そんな彼はとても規律正しくて献身的なコーチ

それでいて、自分だけでなく選手たちにも同じように規律や献身性を求める

選手のコンディションが上がり体型的にもフィットすることが選手のパフォーマンスを上げる最も重要なこと

彼はそれを理解した上で、選手に自分の練習方法やトレーニングの方法を慣れさせる。

実際、新チーム始動となった最初のトレーニングからピントゥス流は垣間見えた。

マスクをつけた状態での走り込みは思っている以上にきつい。

しかしそれを初日からやってしまうのだから、鬼軍曹と言われても仕方がないだろう(笑)

ピントゥスが以前働いていたチェルシーの選手たちはピントゥスの事を「サディスト」と言っていたんだとか(笑)

しかし、最終的にはチェルシーは素晴らしい結果を残し、ピントゥスはシーズンを通して選手のコンディションを維持した。

我らがレアル・マドリードの元ストライカーでもあるフェルナンド・モリエンテスは、MARCAのインタビューでピントゥスについてこんなことを語っている。

「彼はおじさんのようなものだ。優しくて親切、だけどちょっと嫌な奴。僕の競技体重は83キロだったんだけど、モナコにいたときに彼が3週間で79キロまで落としてくれたんだ。彼と一緒にいたときほどハングリーにトレーニングしてる時はなかったよ」

いくら彼のトレーニングがしんどくても、ピントゥスの帰還を喜んでいる選手は多いんだとか。

モリエンテスのように彼のトレーニングが効果があることも知っているだろうし、マドリー選手達の何人かはピントゥス流を把握してるからだろう。

僕の予想だけど…

ピントゥスって絶対「ラスト10回!!」って言ってるのにラスト1回が続くタイプの人だよな←

けど、なんか可愛いというか…憎めないなぁ。

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ピントゥスはマドリーを再生できるか?

これまでマドリーでチーフフィジカルコーチを務めていたのはグレゴリー・デュポンだ。

彼はピントゥスがマドリーを去ってインテルに加入した後任として、マドリーに加入したフィジコ。

彼はフランス代表のフィジカルトレーナーとしても働いていた有能なトレーナーで、「データ」を駆使したトレーニングをすることで有名だ。

ジダンが同じフランス人トレーナーを信頼しているということ、そして加入直後は怪我人が多かったマドリーを少しでも再生させたことで評判通りの活躍だと言われていた。

しかし、実はそんなに良い結果を残すことができていないのがデュポン

マドリディスタにとって忘れもしない、20-21シーズンの怪我人の多さを考えてもらえれば理解するのにそんなに時間はかからないのではないだろうか。

デュポンが在籍していたシーズンでは合計114件の負傷者が出た。

114件という数字を聞いても、多いのは分かるが正直ピンとこないって人もいるだろう。

なんとこの114件という数字は、ライバルであるアトレティコ・マドリードやバルセロナが被った負傷者の数よりも少なくとも25%以上多い数字なんだそうだ。

何をしてたんだ?

怪我に関しては選手の責任でもあると思うが、ここ2シーズンで万全なスカッドを見たことがないのはこの為。

ジダンはあまりメディアなどの表舞台に出てこない、同じフランス人の仕事を本当に信頼していたのだろうか。

そして、エデン・アザール、ダニ・カルバハル、セルヒオ・ラモス、フェデリコ・バルベルデ、などなどチームの主力としてピッチに立ってなくてはならない選手達の負傷が相次いだことは記憶に新しい。

復帰したと思ったらまた怪我して…ってシーンを僕らは何回見ただろうか?

試合後の「公式メディカルレポート」という文字がどれだけ僕らをビビらせただろうか?

もちろん、デュポンを含めたコンディショニングチームに批判が集まった訳だが、ピントゥスがやってきたマドリーは1回彼を信じて大丈夫だ

というのも、実績がそれを物語っている。

彼が以前マドリーで働いていた時代は3連覇時代に欧州中のトップチームを相手に肉体的に厳しい戦いを強いられていた時期。

その間、ピントゥスの厳しいながらも選手の体を理解したトレーニングでの働きにより、ブランコスはプレーに必要な肉体的レベルを確保することができていた。

というか、彼がマドリーにいた時期にマドリーは負傷者をできるだけ抑えタイトルを勝ち取っている

それがピントゥスがマドリーで残している実績であり、インテルを優勝させているのも実績。

そんなピントゥスという「鬼軍曹」がマドリーに戻ってきてくれたのは、ありがたい話でしかない。

ロナウドはピントゥスに「サイコパス」と言わせるほど、フィジカルトレーニングの鬼だったんだとか。笑

アザール復活プログラムに期待

ここまでアントニオ・ピントゥスって何者!?について書いてきたが、すごく頼もしく感じないだろうか?

彼のことを初めて知った!って人は、なぜマドリディスタが彼のカムバックを喜んでいるかが分かって頂けたと思う。

そしてそんな優秀なフィジコがマドリーにいるとなると、マドリディスタ全員が期待するのが

アザールの復活

だろう。

マドリディスタで「アザールは終わった」ということを言う人もいるが、ピントゥスがいればまだ終わっていないかもしれない

足首に難を抱えているアザールは、プレーをするたびに再発するのではないかと怪我を恐れてプレーしていると言っていた。

そしてEURO2020にベルギー代表として参加したアザールは最終的に太ももの肉離れで離脱。

調子が上がっているように見えただけに、ファンからは「またか。。」という声が多数あった。

しかし、

ピントゥスがいれば大丈夫だ。

彼の選手一人一人のコンディションに合わせたトレーニングが絶対にアザールを復活させてくれる。

アザールが復活すればチームは強くなる、それは明らかだと思う。

他にも、カルバハルやメンディなど1回負傷すると長期離脱をしてしまうような怪我を持っている選手はピントゥスの腕の見せ所だろう。

21-22シーズンはアンチェロッティが自由にスカッドを組めるますように。

そして、怪我人が多発しないシーズンを送ることができますように。

その全ての鍵を握っているのが

アントニオ・ピントゥスという男

なのだ。

Hala Madrid!!!

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