UEFAチャンピオンズリーグのベスト4チェルシー戦で敗退が決まってしまった我らがレアル・マドリード。
とてつもなく悔やまれる敗戦になってしまったが、とりあえず気持ちを切り替えるほかない。
となると残された今季残されたタイトルはラ・リーガのみ。
ラ・リーガのタイトル獲得に専念できるということでポジティブに捉えていきたい。
そんな中迎えるのはラ・リーガ第35節のセビージャ戦。
ホームのアルフレッド・ディ・ステファノに現在4位につけているチームを迎え入れた。
勝てば首位に浮上、負ければ優勝争いから一歩後退という重要な一戦だ。
ということで、早速2021年5月10日に行われたラ・リーガ第35節セビージャ戦のマッチレポートを報告していこう。
スターティングメンバーとフォーメーション
ラ・リーガの神様はまだエル・ブランコの味方をしてくれている。
というのも、前日に行われたもう1つの上位対決アトレティコ・マドリードvsバルセロナの一戦は0-0で引き分け。
レアル・マドリードにとって最高の形で決着したと言っても過言ではない。
これはつまり、
勝てば首位に浮上
ということだ。
自力優勝するチャンスが見えてくる今回のセビージャ戦を逃すわけにはいかないのだ。
というかこのタイミングで上位4チームがぶつかるスケジュールを組んでいるなんて、どうしてもラ・リーガの神様がいるとしか感じない(笑)
神様、ありがとう←
ということで、そんな大事な大事な一戦となるセビージャ戦のレアル・マドリードのスタメンとフォーメーションはこんな感じだ。
今回の試合前はマドリディスタにとって最悪のニュースが多かった。
というのも、チェルシー戦で復帰したセルヒオ・ラモスとメンディが再離脱することが決まったのだ。
そして、ヴァランも引き続き負傷中。
という事で今回のエル・ブランコのセンターバックはナチョとミリトンというコンビになった。
確かにこのコンビは少し前までは控え選手のコンビだった。
しかし、今季に関しては、そして特に終盤に関して言えば、ナチョとミリトンほど頼りになる存在はいない。
ラモスやヴァランが怪我から帰ってきて、速攻彼らがスタメンで出る方がおかしいレベルだった。
マドリディスタの中でも安心して見られるコンビなのではないだろうか。
サイドバックはマルセロとオドリオソラ。
今回はディフェンダー陣がそこまでいないので順当な選出だろう。
中盤はいつものモドリッチ、クロース、カゼミロの3人。
3トップにベンゼマ、ヴィニシウス、そしてバルベルデを起用した。
ヴィニシウスに関しては前回のチェルシー戦で右ウイングバックをプレーしたが、本領発揮できず。
本職の左ウイングで前回の鬱憤を晴らしてもらいたい。
注目の右ウイングにはアセンシオではなくバルベルデを起用。
攻撃だけでなく、オドリオソラをサポートすること、そして相手の右サイドバックを警戒するなど守備の面での貢献を考えてのことだろう。
注目は前回のチェルシー戦後にサポーターに散々叩かれたアザールが先発で出るかどうか、だったがベンチスタート。
このフォーメーションで戦うとなったら、アザールを無理矢理出すよりは今回のメンバーで挑む方が賢明。
ベストメンバーとも言えるだろう。
今回のキーポイントとしては、先制点を取れるかどうか、になってくるだろう。
上位対決で試合を優位に進めるには先制点に勝るものはない。
ボールを保持しながら数少ないであろうチャンスを決め切れるか、に限る。
サッと勝っちゃいましょうや!
ってことでセビージャ戦の両チームのスターティングメンバーは以下の通り。
# | レアル・マドリード | セビージャ | # |
1 | ティボ・クルトワ | Y・ブヌ | 13 |
2 | アルバロ・オドリオソラ | J・ナバス | 16 |
3 | エデル・ミリトン | J・クンデ | 12 |
6 | ナチョ・フェルナンデス | D・カルロス | 20 |
12 | マルセロ | M・アクーニャ | 19 |
14 | カゼミロ | J・ジョルダン | 8 |
10 | ルカ・モドリッチ | フェルナンド | 25 |
8 | トニ・クロース | I・ラキティッチ | 10 |
15 | フェデリコ・バルベルデ | スソ | 7 |
20 | ヴィニシウス・ジュニオール | A・ゴメス | 24 |
9 | カリム・ベンゼマ | L・オカンポス | 5 |
監督 | ジネディーヌ・ジダン | パブロ・サンス(代行) | 監督 |
試合データ
項目/チーム名 | レアル・マドリード | セビージャ |
得点 | 2 | 2 |
ボール支配率 | 59% | 41% |
シュート数(枠内) | 17(7) | 7(3) |
パス本数 | 620 | 448 |
パス成功率 | 90% | 85% |
ファール数 | 8 | 8 |
イエローカード数 | 1 | 2 |
レッドカード数 | 0 | 0 |
コーナーキック数 | 7 | 3 |
オフサイド数 | 1 | 0 |
得点者 | アセンシオ(67′)/アザール(90’+4) | フェルナンド(22′)/ラキティッチ(78′ PK) |
ダレブラMarca紙の評価とセビージャ戦の感想
評価(10点中) | レアル・マドリード | コメント |
8.0 | ティボ・クルトワ | クルトワ様も思ったでしょ?「そっちに蹴ってクルトワ…」って。 |
9.0 | アルバロ・オドリオソラ | 前半終了間際にピッチ外で吉本新喜劇するのやめてwww |
8.5 | エデル・ミリトン | 失点後の君のシュートを褒めたらTwitterでいいね!がつきまくってます。 |
8.5 | ナチョ・フェルナンデス | メキシコ行ったらブリトーでもタコスでもなくナチョ食べちゃうの?って子供の頃から言われてきた? |
7.5 | マルセロ OUT’66 | ロベカルに出場記録並んだんだって?おめでとうな。あと3試合は記録伸ばせるかもな。 |
8.0 | カゼミロ | 決めないと読んでくれた人に「ウェンディ マリオ」で画像検索させるぞ。 |
8.5 | ルカ・モドリッチ OUT’66 | ボールを触らずに相手をかわすの、オドに教えてやってくれよ。 |
9.5 | トニ・クロース | パス成功率95%!1アシスト!引退したらスナイパー持って○す人になってそうだよね。 |
8.5 | フェデリコ・バルベルデ | 君の縦への推進力ってあれ何なの?君はやっぱ中盤がいいね。 |
8.0 | ヴィニシウス・ジュニオールOUT’79 | よし、ヴィニ。ゴールラインまでドリブルしちゃおう!抜くのは出来るんだから! |
8.5 | カリム・ベンゼマ | なんか知らないけど君インテリオールもいけるんじゃない?あ、インテリって賢いって方じゃないで? |
9.5 | マルコ・アセンシオ IN’66 | 毎回今回みたいなプレーしてよw上手いのよあなたは。あともう一皮なのよ。 |
8.5 | ミゲル・グティエレス IN’66 | マルセロからポジション奪ってからが勝負だぞ。消臭力。 |
8.0 | エデン・アザール IN’79 | おまwwwちゃっかりwwwちゃんとやれwww |
8.5 | ジネディーヌ・ジダン | あんまストレス抱えるとハゲるぞ。落ち着け。 |
CLを落としてしまい、リーグタイトル獲得に燃えているレアル・マドリード。
奇跡的に優勝争いをしている3チームが足踏みをしている状態が続いている。
そんな中で迎えたラ・リーガ第35節のセビージャ戦。
もちろん我々マドリディスタは勝利しか期待していない。
こんなに怪我人が多発した苦しいシーズンで首位に躍り出るということがいかに大きなことか。
リーグタイトルを獲得すれば無冠のシーズンを避けることができる。
そんなホームで行われた絶対に負けられないセビージャ戦を一言で表すなら…
バモーーーーース!!!!
である。
【試合終了】
レアル・マドリード2-2セビージャ勝ちたかったけど、ギリギリ引き分け。
負けるよりはマシ。不運なPKもあったし、取り消しもあったし散々だけど、この1が生きてきますように。
クロースの気持ちの入ったプレー、熱くなるね。
アラマドリー!#マドリー #HalaMadrid
— Dale Blanco(ダレブランコ) (@daleblanco10) May 9, 2021
あっぶねぇぇぇぇ(笑)
今回の試合は観ていてすごく面白い試合だった。
というか、ハラハラさせてくれたおかげであっという間に90分経った印象。
まず最初にゴールを割ったのはレアル・マドリード。
ヴィニシウスからのパスに抜け出したのは、プレーではなくキャラでマドリディスタの心を掴むアルバロ・オドリオソラだ。
オドリオソラはファーサイドに流れていたたった一人のベンゼマに超高精度センタリングを上げると、それをベンゼマがここしかない!という場所にしっかりと流し込んだ。
前半11分にレアル・マドリード先制〜!!!
・・・
はて?様子がおかしい。
やたらVARの映像が流れるなと思ってスコアボードを見ると
0-0となってるではないか。
っえええええぇぇぇええ!?
なんかもっと「オフサイドです!」みたいな解説とかオフサイドっぽい動き審判してくれません!?
誰もが先制したと思ったゴールがいつの間に取り消されてるんですけど!?笑
流れは良いのよ。
流れは良いんだけど、こうやって決めきれてないと怪しくなってくる。
それがサッカーだ。
前半22分…
失点!
だぁもぅどぉちくしょぉ!!!
セビージャはセットプレーのチャンスを生かして先制。
中に入れたボールに反応したラキティッチはそれを頭でフェルナンドにパス。
フェルナンドは冷静にカゼミロをかわして蹴り込んだ。
っていうかそのセットプレーのファールもカゼミロ何もしてないと思うよ?
イエロー貰ってたけどこの時間帯でそれは厳しいぃぃ!!
てかもう1つ思ったことがあるのよ。
ラキティッチ頭も上手いの?
足元の技術が上手いのはバルサ時代から知ってたけど、頭のパスもかなりレベル高かったけど。
ってんなこたぁいいんだよ。
早く追いつかないとまずいレアル・マドリードは、ベンゼマやヴィニシウスを中心に相手ゴールへ迫るもなかなかゴールが遠い。
【前半終了】
レアル・マドリード0-1セビージャ流れは悪くない。
オフサイドが悔やまれる。
シュートは打ててるから決め切ろう!!全然勝てるぞ!!
そして、オドリオソラがピッチ外まで吹っ飛ばされる!
アラマドリー!!— Dale Blanco(ダレブランコ) (@daleblanco10) May 9, 2021
後半に入ってもなかなかゴールを決めることができなかったマドリー。
コーナーキックからクロースとモドリッチで崩し、ヴィニシウスが外すという見慣れた光景もあった。笑
ヴィニシウスお前いつになったら安心して見れるんだよ!笑
そして、66分にジダンが動く。
- OUTマルセロ→INミゲル
- OUTモドリッチ→INアセンシオ
バルベルデを中盤、アセンシオを右ウイングに配置。
ちょっと痛めたのか動きが悪くなっていたマルセロをカスティージャのミゲルに交代した。
マルセロよ、君の魅力はボールコントロールと攻撃の活性化じゃなかったのか。。
もう少しがんばりましょう←
すると67分にいきなり交代策が的中する。
中盤でバルベルデが相手のパスを引っ掛けるとベンゼマが相手からしっかりと奪い切りカウンター。
一度は流れるもアセンシオ→カゼミロ→クロース→アセンシオのシュートで同点に追いついた。
いや冷静に「追いついた」なんて言っているが、僕のガッツポーズはそんなもんじゃない。
机の上にある飲み物をPCに溢しそうになるくらい喜んだ。
カゼミロのワンタッチでのクロースへのパス。
そしてクロースの溜めてからのアセンシオへのパス。
ベリービューティフルなゴォォオール!!
☝ #アセンシオ ☝#RealMadridSevillaFC pic.twitter.com/MwWQYE2HwF
— レアル・マドリード C.F.🇯🇵 (@realmadridjapan) May 9, 2021
アセンシオは投入から1分後のゴールということで、よっしゃ一気に流れ来る!って思っていた。
ところが!!
ここで前代未聞の事件が起きた。
73分に相手のコーナーキックを防ぐとカウンター!!
目の前に広大なスペースがあり、ベンゼマが相手ゴールに向かって一直線!
倒された!!PKだ!!レッドカードだ!!!
って叫びましたよ勿論。
逆転するって思いましたからね。
朝5時過ぎですか?
叫びましたよ。
したら何ですか?
ミリトンがその前にハンドしてたんですって?
馬鹿野郎って。
VARを見なさいよVARを。
解説「セビージャのPKのようです」
っだぁぁぁぁん!!
The ball first touched Militao’s shoulder, then went onto his arm.
FIFA’s rules for handball: 🤔 pic.twitter.com/Vgp3UhyEaB
— Madrid Xtra. (@MadridXtra) May 9, 2021
ちょっと待てぃ。
肩に当たってからはハンドにならないってルールがあると…
前半にもセビージャ側で似たようなのがあったよね?
それハンドとらなかったよね?
え?なに?
審判マドリー嫌いな人?
Twitterのタイムラインが荒れる荒れるwww
セビージャPKの判定は変わらず、キッカーはラキティッチ。
足も頭も上手いただのイケメンが難なく決めるやん?
また追いかける展開やん?
ばもぉぉぉす!!!
マドリディスタはみんな
クルトワ様お願いします
って祈ってたよね。
それの逆に蹴るんだもん。
うめぇよ←
しかし我らがレアル・マドリードも黙っちゃいませんよ。
積極的に前を向いて相手ゴールに迫る勢いを見せると、ヴィニシウスに代わってアザールを投入。
あ、ここでもTwitter荒れたよ(笑)←
前回チェルシー戦後の談笑が話題になり謝罪までしたアザールだが、結果で答えるしかない。
相手もバテているのかマドリーが押せ押せムードになっている中、
アザールのトラップミス。
はい、終わった(笑)
その前もトラップ流れてたし、流石にこのプレーじゃマドリディスタの怒り方がやばい。
時間は刻々と進み気づいたら試合終了まであと2分ほど。
バルベルデからの超ロングスルーパスに反応したオドリオソラが折り返すとこぼれたボールはアセンシオヘ。
アセンシオがただのサッカー上手い人のドリブルでキープすると、クロースへパス。
クロースは中を見ながら前進するとここでなんと、
トニ様ミドルシューーートッ!!
めっちゃ姿勢がいいんだよな、クロースのシュート。
そんな強烈なシュートをお見舞いすると相手DFに当たってそのままゴールに吸い込まれた。
冷静に「吸い込まれた」なんて言っているが、僕は朝から脇腹を痛めてしまうくらいに両手を上げて喜んだ。
飲み物がこぼれそうだった←
冷静なクロースが思いっきりガッツポーズをするほど喜んだ熱いシーンでもあり、マドリディスタの中でもその姿に心打たれた人は多いだろう。
Proud of our team. Till the end! pic.twitter.com/AqfZmfLiW2
— Toni Kroos (@ToniKroos) May 9, 2021
しかし、このゴールはなんと、
アザールのゴールである(笑)
結果残してんじゃねぇかwww
いろんな見方はありますよ?
- たまたま足に当たっただけ。
- 彼は何もしてない。
って人もいれば
- いやアザール足フリックしてね?
- まぁまぁ決めたんだからいいじゃないか。
などなど、Twitterは忙しい。笑
📊 | Eden Hazard 🆚 Sevilla:
• 11 minutes played
• 1 goal
• 14 touches
• 100% pass accuracy
• 1/1 succ. dribbles
• 2/3 duels won pic.twitter.com/TB7cZ2bdol— Hazard Xtra. (@HazardXtra) May 9, 2021
まだ時間はある!!
ってことでマドリーはまだまだ攻める。
時計は95分、ラストチャンスあるかどうかって時間帯。
ミゲルが19歳とは思えないプレーでキープすると、ベンゼマ→アザール→ベンゼマと繋ぎ展開すると、アセンシオがクロス。
一回弾き返されるももう一度ナチョへグラウンダーのパス。
ナチョがカゼミロへ落とす。
カゼミロの「止めれるもんなら止めてミロシュート」ぉぉぉ!!
は入らなかったんですけどね。
入ったとは思って喜ぶ準備はしてたんですけど、はい。
この日カゼミロはシュート何本か打ってて全部惜しい止まり。
惜しいじゃ意味ないのよカゼさん。
何が止めてミロだバカたれ。
あ、俺か。
クロースが記者会見かインタビューで何かしら発言する予感プンプンするぜ。 pic.twitter.com/myLv6WuI5l
— Dale Blanco(ダレブランコ) (@daleblanco10) May 9, 2021
試合はこのまま2-2で終了したが、試合終了後には滅多に審判に抗議しないジダンが詰め寄るシーンも。
クロースも審判に激おこプンプン丸だった。
なんか、判定に泣かされた試合でもあっただけに非常に悔しい。
内容もそんな言うほど悪くないし、シュートも打てている。
ベンゼマのオフサイド、ヴィニシウスのミス何本かが悔やまれるね。
今季のレアル・マドリードを象徴している気もするが、負けないよりはいいでしょう。
これでラ・リーガ2位の座は守り、1位との差は2ポイント差!
まだまだ可能性はありまっせ!
今節の結果でラ・リーガの上位争いはこのようになったよ🙄
本当に負けなくてよかった。。
逆にセビージャ(@SevillaFC_JA )は痛い引き分け。
ナイスゲームでした🤲
悔しいけど。#レアル・マドリード #セビージャ #ラ・リーガ #HalaMadrid pic.twitter.com/aibeNHPz1p— Dale Blanco(ダレブランコ) (@daleblanco10) May 9, 2021
次回の試合はラ・リーガ第36節でグラナダと対戦する。
今回の引き分けでまた自力優勝というわけにはいかなくなったけど、まずは勝ち点3を目指そう。
モドリッチも言ってたよ。
勝って、他が落とすかどうかを待とうって。
残りも厳しい相手が続くぅ!!