ラ・リーガも気づけば残り2試合となった。
スタートダッシュに失敗した我らがレアル・マドリードだが、多くの怪我人を抱えながらも過密日程をこなしながらなんとかチームを建て直し、現在2位という位置につけている。
首位アトレティコ・マドリードとの勝ち点差は2。
アトレティコも簡単に負けるチームではない為、取りこぼしを狙って残り2試合は全勝することが求められる。
そんな我らがエル・ブランコが迎えたのはラ・リーガ第37節のアスレティック・ビルバオ戦。
敵地のサン・マメス・スタジアムに乗り込んだ。
ビルバオは今季スーペルコパ準決勝で土をつけられている相手。
状況も状況なだけにもう負けるわけにはいかないのだ!
ということで、早速2021年5月17日に行われたラ・リーガ第37節ビルバオ戦のマッチレポートを報告していこう。
スターティングメンバーとフォーメーション
今節のラ・リーガは全て同時刻キックオフ。
ということで我々は他会場の情報を気にしながら見る必要が出てくる。
もちろん僕も3台体制でラ・リーガの試合観戦。
テレビではレアル・マドリード対ビルバオ、PCではアトレティコ・マドリード対オサスナ、iPadでヘタフェ対レバンテだ。
スマホはTwitter用に残しておいた(笑)
ヘタフェ戦は久保が出るかなぁ?くらいだが、注目はアトレティコが勝ち点を落とすかどうか。
大混戦となっているラ・リーガを存分に楽しむ準備は整った。
理想はマドリーが勝利して、アトレティコが負けること。
最低でもマドリー勝利でアトレティコが引き分けることだ。
マドリーは負けなければとりあえず良い。
ということで、最悪今節で優勝が決まってしまうビルバオ戦のレアル・マドリードのスタメンとフォーメーションはこんな感じだ。
中2日という過密日程で挑んだビルバオ戦。
しかも移動もある為、選手達にはかなり疲労は溜まっていることだろう。
そんな中コロナの濃厚接触者ということで隔離されているクロースが召集を見送られた。
ここにきて大黒柱を失っている形だ。
その代わり、前回は召集を見送られたマルセロがメンバー入り。
ジダンとの不仲説も流れたが問題はなさそう。
大事をとって休ませていただけだそうだ。
とは言っても相変わらずディフェンス陣が不足している状態が続いているマドリー。
前回招集したマルビンも負傷の為見送られた。
最後の最後までメンバーがしっかり揃わずのままとなったジダンマドリーが送り出した11人は上のフォーメーション図の通り。
前節と変わらず基本フォーメーションは4-3-3。
唯一右サイドバックがマルビンからオドリオソラに変更となったくらいだ。
前節のグラナダ戦で快勝したメンバーで今節も勝利を狙う。
中2日ということもあり、かなり疲労は溜まっているだろうけど、これが終われば1週間空くので踏ん張って欲しいもの。
今回のキーポイントとしては、硬い守備陣をどれだけ引っ掻き回すことができるか、つまりヴィニシウスとロドリゴがキーマンになってくるだろう。
ブラジルコンビのサンバドリブルが見たい!
ってことでビルバオ戦の両チームのスターティングメンバーは以下の通り。
# | レアル・マドリード | ビルバオ | # |
1 | ティボ・クルトワ | U・シモン | 1 |
19 | アルバロ・オドリオソラ | O・マルコス | 18 |
3 | エデル・ミリトン | Y・アルバレス | 5 |
6 | ナチョ・フェルナンデス | I・マルティネス | 4 |
35 | ミゲル・グティエレス | バレンシアガ | 24 |
14 | カゼミロ | A・ベレンゲル | 12 |
10 | ルカ・モドリッチ | ダニ・ガルシア | 14 |
15 | フェデリコ・バルベルデ | ウナイ・ベンセドール | 27 |
25 | ロドリゴ・ゴエス | J・モルシージョ | 2 |
20 | ヴィニシウス・ジュニオール | I・ウィリアムズ | 9 |
9 | カリム・ベンゼマ | O・サンセト | 16 |
監督 | ジネディーヌ・ジダン | M・ガルシア | 監督 |
試合データ
項目/チーム名 | レアル・マドリード | ビルバオ |
得点 | 1 | 0 |
ボール支配率 | 65% | 35% |
シュート数(枠内) | 11(2) | 8(1) |
パス本数 | 601 | 331 |
パス成功率 | 89% | 77% |
ファール数 | 7 | 10 |
イエローカード数 | 1 | 3 |
レッドカード数 | 0 | 1 |
コーナーキック数 | 11 | 4 |
オフサイド数 | 1 | 1 |
得点者 | ナチョ(68′) | – |
ダレブラMarca紙の評価とビルバオ戦の感想
評価(10点中) | レアル・マドリード | コメント |
9.0 | ティボ・クルトワ | スローイング見る限り君ドッジボール絶対強いよね。でもワンバンはアウトじゃないから← |
8.5 | アルバロ・オドリオソラ | やばいぞ。皆がお前がボール持ってもヒヤヒヤしなくなったって言い出してるぞ!キャラ守れよ!上手いキャラやめろよ! |
8.5 | エデル・ミリトン | ミリタオなのかミリトンなのか統一してもらっていい?でも今日のプレーもすごく良かっタオ♡ |
9.5 | ナチョ・フェルナンデス | 「今季初ゴールナンデス!」って言うのやめろぃ!膝くいってやってたね。アゴくいみたいだね。 |
9.0 | ミゲル・グティエレス | 5年くらいスタメン張ってた?ってくらい溶け込んでるね。試合前写真背伸びすんな。笑 |
9.0 | カゼミロ | 今日顔色悪い・コンディション悪そうって話題になってたよ。髪型も変だって。あと、試合前写真お前も背伸びすんな。笑 |
9.5 | ルカ・モドリッチ | なにってノーカードで試合終えたのが素晴らしいよ。 |
9.5 | フェデリコ・バルベルデ | なんか喋ってるシーン見ないんだけど、ピッチ上では声出してるの?黙々やってない?ってかどんな声してるっけ?← |
8.0 | ロドリゴ・ゴエスOUT’77 | ちゃんと見てたよ、ラモスがサラーを脱臼さえた時みたいに腕を脇で挟み込んで倒してたシーン。 |
8.0 | ヴィニシウス・ジュニオールOUT’59 | ブラジル代表選出おめでとう。ネイマールからシュート教わってきな。ルカとカリムが怒るから。 |
8.5 | カリム・ベンゼマ | 誰も聞かないから言うけど、右手のテーピングって指詰めたんだよね? |
8.5 | マルコ・アセンシオ IN’59 | 何回も言ってるけどトラップまじでうまいよねw 髭濃いけど。 |
8.5 | エデン・アザール IN’77 | 君ウイイレではかなり使えるんだよね。あ、でも今日はよかったよ。 |
9.0 | ジネディーヌ・ジダン | 監督まだやれるだろ。サッカー上手いからって調子乗んなよ?選手との距離感大事にしやがって。タイトル沢山獲得しやがって。お願い退任しないでぇぇえぇ!!! |
負けてしまえば今節で優勝を決められてしまう可能性もあるレアル・マドリード。
是が非でも勝利を手にして出来れば首位に躍り出たい。
そんな大事な大事な一戦となったアスレティック・ビルバオ戦。
忘れもしない。
ビルバオはスーペルコパ準決勝で惜敗を喫した相手だ。
その時の試合の模様はしたのマッチレポートでどうぞ。。
1月10日に行われたラ・リーガ第18節CAオサスナ戦では枠内シュートたったの1本と全く震わなかった我らがエル・ブランコ。 そんな雪の中で行われた試合から中4日でスーペルコパ・デ・エスパーニャの会場マラガにあるラ・ロサレダに乗り込んだ。[…]
そんな絶対に落としたくないビルバオ戦を一言で表すなら…
あぁんもぅ一喜一憂!
である。
🏁 試合終了:アスレティック 0-1 レアル・マドリード
⚽ 68分 @nachofi1990 #AthleticRealMadrid | #Emirates pic.twitter.com/92Xh6qD3Ta— レアル・マドリード C.F.🇯🇵 (@realmadridjapan) May 16, 2021
いやーとにかく感情の起伏が忙しすぎてすごく疲れた(笑)
試合はなんとか1点を守り抜き1-0で勝利。
今節でのアトレティコの優勝の可能性をなくしてやった。
我々は最後まで諦めないのだ!
しかし前半のレアル・マドリードはピリッとしなかった。
開始早々ゴール前でカゼミロは相手にパスするしなっ(怒)
カゼミロ先輩ほんと守備はいいんだけどたまに
嘘でしょ?
ってパスミスするんだよな。
そんなこんなありながら、ボールは保持することができているものの中々ビッグチャンス!ってほどの攻撃ができていなかった。
そして、中でもヴィニシウスのコンディションの悪さが個人的に気になった。
💥 #ビニシウスJr #AthleticRealMadrid pic.twitter.com/wjXYfzCXTV
— レアル・マドリード C.F.🇯🇵 (@realmadridjapan) May 16, 2021
ヴィニシウスといえば軽快なリズムでステップを踏みながらスピードに乗ったドリブルをする選手だが、今回の試合は体が重いように見えた。
パスに反応できなかったり、ドリブルした後の視野がいつも以上に(笑)狭かったり。
相手に捕まらないように中央に右にとポジションを変えて工夫してるようには見えたが脅威にはなりきれなかった、というのが正直なところ。
前半19分のセンタリングのミスに関してはモドリッチが完全にフリーだっただけに、そこが見えていないか。。って感じ。
モドリッチも怒ってロン毛になってたよ。
そして今回の試合もマドリーは審判に泣かされることになる。
僕サッカー歴20年くらいなんですけど、1つ聞いていいですか?
ハンドのルール教えてもらっていいですか?(笑)
前半26分のオドリオソラのセンタリングは完全に相手の腕に当たっていた。
あれがハンドじゃなかったら何でもOK(笑)
その後も相手がボールに手が当たって処理してたけど流すし。
前半30分にはベンゼマがしっかり倒されてたけどあれは?w
最近僕ルール分かんないんですけどwww
【前半終了】
レアル・マドリード0-0アスレティック・ビルバオオフザボール意識してシュートまで持ってこう!
相手も堅いからこじ開けるにはミドルとかも必要になってくるぞ!
あと今日で使っても大丈夫みたいだから、要所要所に手使ってこう!😠笑
アラマドリー!✊🔥
— Dale Blanco(ダレブランコ) (@daleblanco10) May 16, 2021
「手使っても大丈夫みたいだから」って書きたかったのにミスってツイートしてる俺どんまい←
前半は0-0でスコアレスで終了。
シュート数も最初はゼロって言われてしまうくらい印象的なプレーはなかった。
この時点でアトレティコの試合も0-0。
このままではまだ勝ち点差2のまま。
正直、オサスナがよく耐えてくれていたという印象でTwitterのタイムラインにも数々のマドリディスタから応援メッセージが(笑)
残す45分で点を取ってアトレティコが負けてくれさえすれば…
他力本願(霜降り風←)
後半もメンバー変更なしでスタートすると、ミリトンがセットプレーからいきなりシュートを打つなど攻勢を仕掛ける。
ヴィニシウスも前半とはうって変わって、相手にとって嫌な存在になっていた。
しかしそれでもゴールが遠いマドリーはヴィニシウスを諦めてアセンシオを投入。
すると後半15分コーナーキックを得ると、カゼミロがヘディングシュート!
クロスバー!!!
僕もう右手上げてましたけど←
こういう時のカゼミロの決定力は今季何回も見てきたからまじで決まったって思った。
ヴィニシウスと代わって入ったアセンシオはかなり流れを変えることが出来てたと思う。
というのも、中に切り込んでいくこともできるし、クロスをあげることも出来るし収まるし、相手としては厄介だったはず。
どれくらい厄介かって言ったらお風呂場の排水溝にある髪の毛くらい厄介だ。
・・・
僕は何を言ってるんだろう。
そして後半23分、ついにマドリーにゴールが生まれる。
ショートコーナーからアセンシオがクロスを上げるとこぼれ球にロドリゴが反応。
そのボールをカゼミロに丁寧に繋ぐと、カゼミロがシュート性のクロスを通す。
そのボールに反応したのは…
ナチョ・フェルナンデス!!
よーしみんなの声を代弁して言ってやろう!
膝にたまたま当たったシュートぉぉぉ!!!
⚽️ バモス!
🤍 #ナチョ 🤍 #AthleticRealMadrid pic.twitter.com/1A3WMu5vOg— レアル・マドリード C.F.🇯🇵 (@realmadridjapan) May 16, 2021
今シーズン、キャプテンのセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランの代わりに最後尾でMVP級の活躍を見せてくれていたナチョ。
エル・ブランコ一筋のワンクラブマンが今季初ゴールでチームの苦しい状況を攻撃でも救ってくれた。
絶対たまたまだけど←
でもゴールはゴールだから形は何でもいいんだよ。
1-0とリードした後にジダンはロドリゴに変えてアザールを投入。
キープ力に優れていて、ドリブルで流れも変えれて、談笑することもできる彼の存在は相手にとって厄介なはずだ。
どれくらい厄介かっていうと、電チャリの電池が坂道で切れてしまう時くらい厄介だ。
・・・
本当にごめん。
ここでTLが荒れ始める。
というのも、
オサスナが先制しているのだ。
なんと他会場のアトレティコ対オサスナでオサスナが1-0でリード!
このまま終われば我らがレアル・マドリードが首位に躍り出る!
マドリディスタのタイムラインは「オサスナがんばれ!」の嵐(笑)
しかし、すぐにアトレティコも意地を見せて追いつき1-1。
それでもマドリーの首位!
「オサスナあと少し守り切ってくれ!!」
そんな想いを抱きながらマドリーの試合を見ている時間帯があった。
見てる感じ、モドリッチとアザールとアセンシオがしっかりとボールを保持して回してくれているので安心感があった。
アセンシオとアザールの途中投入は効果的メン僕イケメンだったと思う。
そこでまた新しいニュースが入ってくる。
久保建英が勝ち越しゴール
うぉぉついにやってくれた!!
久保「なっ?俺出してた方が良いだろ?」 pic.twitter.com/g7lb7NjGZ8
— Dale Blanco(ダレブランコ) (@daleblanco10) May 16, 2021
我らがレアル・マドリードが保有元の我らが久保がついに今季初ゴール!
日本人として彼が活躍した情報が入ってくるのは非常に嬉しい。
Twitterもその情報で持ちきり。
いや、待て。
どんなゴールか見たいのはマウンテンマウンテンだが、
あ、山々だが←
まずは目の前のマドリーの試合に集中しなくては。
嬉しいニュースがどんどん入ってくる今宵はなんて素敵なんだ。
マドリーが勝ってるし、久保建英が値千金のゴールを決めたようだし、アトレティコが勝ち点を取りこぼしそうだ。
同時刻開催だから残り数分…がんばれオサスナ。
そこでまた新しいニュースが入ってくる。
ルイス・スアレスが勝ち越しゴール
なるほどね。
うんうんうん。
スアレスのゴールでアトレティコがn…
ちっくしょおぉぉぉぉーーーーー!!!!!
何で決められたんだよ!
てかなんでよりによってスアレスなんだよ!
良いニュースで良い気分になっていたのに、一気にテンションが下がった。
どれくらい下がったかって、自民党の支持率くらい下がったよ。
・・・
何でもない。
その数分後にはレアル・マドリードが1-0でそのまま勝利。
【試合終了】
レアル・マドリード1-0アスレティック・ビルバオよーしとりあえず勝利✊
アトレティコは逆転したみたいね。
最終戦まで優勝は持ち越し🏅
ビジャレアル手強いけど勝ち切って終わろう!!✨👏ナチョナイスゴール!
ミゲルナイスプレー!
ルカ・カゼノーカードナイス!アラマドリー!
— Dale Blanco(ダレブランコ) (@daleblanco10) May 16, 2021
勝ったのにも関わらず、ぬか喜びをさせられた事に腹が立ってきた(笑)
猛攻を凌いできたオサスナの守備陣をもはや攻めることはできないが、同じラ・リーガにスアレスとかいう「点取バカ」を放出したバルセロナがムカつく。
バルセロナに負けたような、なんかそんな気分になってモヤモヤが晴れない(笑)
とはいえ、とにかく言えることは、マドリーが勝ってよかったっていうこと。
そして、優勝の行方は最終節(第38節)次第となった。
次節は我らがレアル・マドリードは7位ビジャレアルと対決。
対するアトレティコ・マドリードは19位のバリャドリードと対決する。
ビジャレアルはヨーロッパリーグ出場権を獲得できる5位のレアル・ソシエダとの勝ち点差が1。
もちろん勝利を全力で求めてくるだろう。
アトレティコが対戦するバリャドリードは元レアル・マドリードの怪物ロナウドが会長を務めるチームで降格圏内に沈んでいる。
勝てばまだ望みがあるだけに勝ちを求めてくるはずだ。
まずは絶対に勝って終わりたい!
Hasta el final!(最後まで諦めないよ!)
P.S.
ミゲルは確実に来季トップチームに上がってくるだろうね。
今節も本当に素晴らしいパフォーマンスだった。
モドリッチの次にボールタッチが多かったのはミゲルだってさ。
いやそれくらいミゲル良かったよね。
もう何年も左サイドバックとしてプレーしてるかのようなレベルだった。信頼もあるしこれからの成長に期待したい👏 https://t.co/g4TLZnNLPT
— Dale Blanco(ダレブランコ) (@daleblanco10) May 16, 2021