1月15日に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャ準決勝アスレティック・ビルバオ戦では1-2で敗戦してしまった我らがレアル・マドリード。
負けてしまったせいと言うべきか、おかげと言うべきか1週間ぶりの試合となった今回のコパ・デル・レイ3回戦。
コパ・デル・レイではこの試合から登場するエル・ブランコは対戦相手CDアルコヤーノのホームとなるエスタディオ・エル・コジャオに乗り込んだ。
コパ・デル・レイで前回対戦した時は2012-2013シーズンぶりとのことで、その時はレアルが2戦合計4-0で勝利しているそうだ。
相手は3部のチームということで是が非でも勝利して次に駒を進めたいところ。
ということで、早速2021年1月21日に行われたコパ・デル・レイ3回戦CDアルコヤーノ戦のマッチレポートを報告していこう。
スターティングメンバーとフォーメーション
コパ・デル・レイ3回戦ではあるがレアル・マドリードにとっては初戦。
相手は現在1部に所属しているウエスカを下して3回戦まで駒を進めてきている3部所属のCDアルコヤーノ。
前回の試合で1部を倒したということで自信をつけているチームでもあるので決して油断はできない相手。
アルコヤーノの選手たちはレアル・マドリードとの組み合わせが決まった瞬間に「レアルが来る!」と喜んだんだとか。
相手は試合できること自体が記念すべき試合と捉えてるに違いない。
ボッコボコにしてやりましょう。
悪夢にしてやりましょうよ。
という訳で絶対に負けてはいけない一戦に挑むレアルのスタメンとフォーメーションはこんな感じだ。
前回のA・ビルバオ戦からルーカス・バスケスとカゼミロ以外を入れ替えるという大胆なメンバー変更。
カスティージャから2名を登録したものの、期待のウーデゴールは登録外。
センターバックで出場が濃厚と思われていたナチョも直前で登録抹消された。
今回のメンバーは相手は3部ということもあるし、次回のラ・リーガの試合がすぐにあるということで主力選手を休ませるということなのだろう。
フォーメーションはいつもの4-3-3で組まれているが、試合勘のない選手が多く入っている部分が少し不安。
カゼミロには真ん中でしっかりとバランスを取ってもらってチームを落ち着けて欲しい。
それにしても、バスケスは前回の試合でもフル出場してるけど絶対に使われるんだな。
ジダンに枕営業でもしたのかな?
ジダンからの信頼はかなり厚い。
まぁなんでもいいです。
相手は3部のチーム。
勝ってもらいましょう!
スターティングメンバーは以下の通り。
# | レアル・マドリード | CDアルコヤーノ | # |
13 | アンドリー・ルニン | ホセ・フアン | 1 |
3 | エデル・ミリトン | プリミ | 2 |
32 | ビクトル・チュスト・ガルシア | ラウール・ゴンザレス | 5 |
12 | マルセロ | ホナタン・ニゲス | 6 |
19 | アルバロ・オドリオソラ | ファナン | 8 |
14 | カゼミロ | ホナタン・メヒア | 9 |
22 | イスコ | モウラド | 12 |
15 | フェデリコ・バルベルデ | アルベルト・ルビオ | 14 |
17 | ルーカス・バスケス | ホルダン・サンチェス | 16 |
24 | マリアーノ・ディアス | パブロ・カルボネル | 18 |
20 | ヴィニシウス・ジュニオール | アンヘル・ロペス | 21 |
監督 | ジネディーヌ・ジダン | ヴィチェンテ・パラス | 監督 |
試合データ
項目/チーム名 | レアル・マドリード | CDアルコヤーノ |
得点 | 1 | 2 |
ボール支配率 | 73% | 27% |
シュート数(枠内) | 26(11) | 5(3) |
パス本数 | 857 | 321 |
パス成功率 | 85% | 63% |
ファール数 | 17 | 28 |
イエローカード数 | 3 | 3 |
レッドカード数 | 0 | 1 |
コーナーキック数 | 9 | 4 |
オフサイド数 | 4 | 3 |
得点者 | エデル・ミリトン(45分) | ジョゼ(80分)/フアナン(115分) |
ダレブラMarca紙の評価とCDアルコヤーノ戦の感想
評価(10点中) | レアル・マドリード | コメント |
5.5 | アンドリー・ルニン | デビュー戦2失点。彼女かわいいね。 |
6.0 | エデル・ミリトン | 初ゴールおめでとう。23歳?老けすぎじゃない? |
6.0 | ビクトル・チュスト・ガルシア | 君良かったよ!でもカスティージャで頑張ってね! |
5.0 | マルセロ | いちいち上手いけど太ったよね?デブセロって呼ぶよ? |
5.5 | アルバロ・オドリオソラ OUT’98 | 太もも違和感で交代したの?また怪我?燃やすよ? |
6.0 | カゼミロ | ボス感出てて良かったよ。ドリブル精度50くらいだったけど。 |
6.5 | イスコ OUT’98 | 君サッカー上手いね。バスケスにドリブル教えてあげてくれない? |
5.0 | フェデリコ・バルベルデ | 最後しっかりかわされたね?バレテルデ? |
5.5 | ルーカス・バスケス | WGでは良いシュート打ってたじゃん。やっぱSBするとうんちじゃん。 |
3.0 | マリアーノ・ディアス OUT’67 | ドミニカに帰れ。何がスペイン代表希望じゃ。 |
4.5 | ヴィニシウス・ジュニオール OUT’90 | 仕掛ける姿勢は良かったよ。でも姿勢だけね。油断するな。 |
5.5 | カリム・ベンゼマ IN’67 | CFはやっぱ君だね。髪の毛マジックペンで書いてるって本当? |
5.5 | マルコ・アセンシオ IN’90 | エリア内でもうちょっとアセンシオしてくれよ。PKもらいにいくなよー |
5.0 | エデン・アザール IN’98 | 解説にも言われてたよ、今のアザールは怖さがないでござーるって。 |
5.0 | トニ・クロース IN’98 | 試合をクローズし損ねたクロースってか。やかましいわ。 |
3.0 | ジネディーヌ・ジダン | 髪の毛のタトゥ入れてやるから東京まで来い。 |
コパ・デル・レイ敗退である。
しっかりしてくれよ!
ちょっと言葉を失うレベルでショックなのだが見事にジャイアントキリングたるものをされてしまった。
やはり1部相手に勝利した自信はレアル・マドリード戦にも生かされていたと思う。
最後にレアルがアルコヤーノに負けたのは1951年以来だとか。
いやなんで今負けるねん。
レアルは引いてコンパクトに守る相手に攻撃の糸口を掴めないまま試合が進んでいってしまった印象。
引いた相手に対してここ最近全く勝ちきれていないのが今のレアルの弱さだろう。
前半の終了間際にはエデル・ミリトンが自身レアルでの初ゴールとなるヘディングシュートで先制してホッとしたものの、後半にはセットプレーから押し込まれ失点。
これに関しては、ヴィニシウスが完全に油断してた。
絶対夜に何を食べるかとか考えてたと思う。
マークすべき相手を完全にフリーにしてしまい、ノープレッシャーの状態で押し込まれた。
攻撃でも大した印象を残してないくせに守備にも貢献しなかったので、ファンから放出しろって言われても弁護のしようがない。
とにかくエル・ブランコは前線の3枚が全く消えていて攻撃もかなり単調なものになっていた。
マリアーノに変えてベンゼマを投入し打開を図るももう一手が出てこない。
観戦していてムズムズしてきて自分にムヒを塗ろうかと思った。
ってのはまぁ嘘なんだけど。
そして、まさかの延長戦に突入。
ここでジダンがアセンシオ、アザール、クロースを投入。
遅いわバカタレ!
ジダンってサッカー上手いくせに試合の状況は全く読めないんかな?って真剣に考えた。
でなければ、もっと早めにクロースとアセンシオを出すべきだった。
アザールは知らんけど←
結果、前がかりになりすぎたレアルに対してカウンターを仕掛けたアルコヤーノが粘り強いボールキープから綺麗な逆転弾。
レアルの守備陣は崩壊。
特にバスケスに関してはクロスを上げた選手に対するプレスを絶対に止めてたと思う。
あのピンチの状況で足を止める理由が一切分からない。
結果、3部アルコヤーノに衝撃の敗戦を喫してしまった。
この試合を通じて何個か感じたことがある。
その1つが、
イスコってサッカー上手すぎぃぃぃ!!
ってこと。
今回のスタメンの中で唯一相手から嫌がられる存在になっていたと思う。
モドリッチやクロースがいない中盤で唯一ボールを保持して何回もファールを誘っていた。
相手に囲まれてもボールロストしないし、相手が足を出して来たらスルっと交わしてしまう姿はまるでメッシ。
味方もとりあえずイスコに預けておこう、って感じで
そこのパス要るぅ!?
って距離でもパス出してた。
ただどうしてもボールを受ける位置が低いのでゴールに直結するプレーが少なかったのはイスコの課題だろう。
にしても今回の試合ではイスコが中心となってボールを捌いていたことで、改めてイスコのスキルの高さを思い知らされた。
こんな選手がベンチに毎試合座っているんだと考えると「どうにかして生かす方法を考えろよ!」ってハゲジダンに説教したくなる。
そして、カゼミロの偉大さも再確認した。
特に今回の試合ではマルセロがスタメンだったということもあり、マルセロが開けたスペースをしっかりとカバーする姿は流石の一言。
デビュー戦となったビクトル・チュストの負担を増やしすぎないよう、近い距離で守備に徹していたようにも感じる。
守備では要所要所で攻撃の芽を摘み、攻撃の際もいつもと違って積極的にボールに絡んでいたように見えた。
それもクロースやモドリッチがいないなら俺もやるって感じなのだろうか。
そして、その左センターバックでスタメン出場したチュストに関してはかなりよくやっていたとおもう。
スタメン発表を見た時は、
読みにくいねん。誰やねん。
って感じだったが、プレーを見たら足元も安定感あってフィジカルも空中戦も強いなという印象を受けた。
そしてデビュー戦といえばアンドリー・ルニン。
本人にとっては苦いデビュー戦となってしまったかもしれない。
1失点目はヴィニシウス・バカオールのせいだとはおもうが、2失点目はどうだろうか。
難しい判断だったのは間違いないが…
そして最後に…
マリアーノ、お前だけ浮いてたぞ。
ってことを言って終わりにしようとおもう。
一人だけ重戦車のように突っ込んでいってファールしてカードもらって何してんねんと。
センターフォワードとしてなんの役割も果たせていなかったな。
ベンゼマがスタメンを張る理由がはっきりと分かった試合だった。
とにかく我らがレアル・マドリードが3部に敗戦するなんてありえない。
あってはいけない。
おそらく「ジダン解任だ!」なんて話もそろそろ本格的に出てくる。
海外では#Zidaneoutってハッシュタグが流行ってるくらいだ。
確かにジダンも1週間も休んだのに主力が2人しか出ないなんて流石に舐めすぎ。
それでも勝ちきれなかったのは選手個人の気持ちの問題でもあるとおもう。
次回の試合はラ・リーガで16位に位置するアラベスとの一戦。
中2日ほどで行われるということで一刻も早く修正をして勝利を掴んでほしい。
おそらく次戦も相手は引いてくるとおもう。
僕らレアルファンは今日の試合にドン引きだけど。
オメェらみんな給料なしだ!